花を愛でる

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寒い間、春が待ち遠しくて、まだかまだかと言っているうちに、急に春になります。
そうすると、次から次と芽が出て花が咲き、鳥が歌い、うかうかしているとアッという間に新芽が緑色を濃くしていきます。
この時期は季節がどんどん先に進んでいくのです。

先週末には野草のスケッチを少々。
これはヒメオドリコソウ。シソ科の外来種だそうです。

20130319b

すぐやって来るので、季節を先取りするつもりで、ホームページのデッサンのページに「花を愛でる」を追加しました。

今回はボタンと薔薇です。
野草とは違うゴージャスな趣です。
ボタンは実に沢山の種類があって、我が家の庭にも濃いピンク色のボタンが咲きます。上のタイトルの下の右端の写真がそれです。

ボタンは咲き出すと描いている間から花がどんどん開いていくため、集中して描かなければなりませんし、開くにつれ花びらの数が増えるので、うかうかしていられません。

20130319c

それでもこの風格と豪華さは描くものを魅了して止みません。

では。

花の絵が出てくる記事です。こちらからどうぞ。
季節の先取り
野草を描くと昆虫がついてくる

英語の記事も公開中。是非読んでね。
Diary of Madam Kayoko

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アスパラガスの ひ・み・つ

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季節のたより。

今日は、野菜。

アスパラガスのデッサンです。
アスパラガスは年中食べられる野菜が多い中で旬のはっきりしてる野菜の一つかもしれません。
アスパラガスの生産地は圧倒的に北海道です。

asupara

ところで、アスパラガスに関しては、ちょっとした「ひみつ」があるようなのです。
どんな事だと思いますか?
意外な事かもしれませんが、長い間私が疑問に思っていた事でもあるのです。

それは、実はアスパラガスを食べた後の話しなのです……。

興味があったら下の記事をご覧下さい。

あ、でも、自己責任で見てね。【閲覧注意】にする程の事ではないのですけどね。(笑)

こちらの記事に載っています。

・・・どうですか?
思い当たる事、ありませんか?

一時ホームページ作りなどで減っていた運動量(といっても歩くだけですけど)が戻って来たら、食欲も戻ってきて,最近私はよく食べること。運動と食べ物は本当に大切。人の一生って、食べて寝て出す、というのが基本だなあ、と。(笑)

ところで、英語には、”You are what you eat.” という表現があります。こちらに,出典が載っています。
“The notion that to be fit and healthy you need to eat good food.”という意味のようで、「良いコンディションと健康状態であるためには良い食べ物を食べる必要がある、という考え」と訳せます。

私は意訳して「あなたはあなたの食べるものから出来ている」と解釈。いいもん食えよ、というわけです。
英語世界では、わりと使われる表現らしくグーグル検索すると、いろんな画像が出て来ますよ。

こちらにはアスパラガスのレシピが満載。

サッと茹でたアスパラガスにベーコンや豚肉を巻いてオイスターソースを絡めて焼く、というのは簡単で美味しいですよね。

親戚が北海道にいるので、毎年ホワイトアスパラガスを送ってもらいますが、皮を剥いて酢を入れたお湯で茹でて、マヨネーズだけで頂くというのはシンプルですが、まさに旬の味です。

食べ物などの静物、特に果物のタブローはこちらからご覧になれます。

ではでは〜。

過去記事ピックアップ・似たような記事こちらもどうぞ。
スイーツなイチゴ、クリックのお願い

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Diary of Madam Kayoko

子猫のドロステ効果

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これは、お姉さん猫が小さい時のクロッキーです。
食卓で私の膝の上に乗ってきたので、私が彼女を描きだしたら,動く鉛筆を追っかけてちょっかいを出し始めました。

20130317

これに少し、フォトショで加工を加えてみて、絵の中でもお姉さん猫を描いてる私にちょっかいを出しているようにしてみました。

20130317b

こういう「絵の中に絵がある」というのをドロステ効果、と言います。

ウィキペディアによると、

名前の由来はオランダのドロステ・ココアのパッケージからである。尼僧が持っている盆の上に、ココアの入ったコップと一緒にドロステ・ココアの箱が乗っていて、その箱の絵には、コップとドロステ・ココアの箱が乗った盆を持つ尼僧が描かれている[2]。この絵柄は1904年に始まり、長い間使われ、家庭ではおなじみのものになった。

ということです。

二次元の魔術師エッシャーなどのものも有名で、こちらのページの下の方に映像があります。このページの写真で作ったものはなかなかの迫力です。ちょっと不気味なくらい。(笑)

私のクロッキーは中途半端だったので,お姉さん猫の左手がもう少し左にあればさらにドロステ効果が出たと思います。
今回、試しに縮小やフォトショップのレイヤーを使って作業したら簡単に出来ました。いつか凝ったものを作ってみたいですね。

去年の10月に来た子猫も、もう子猫とは呼べない大きさになってきて、自分から膝の上に乗ってくるのもあと少し。残り少ない子猫ライフを堪能したいと思います。

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過去記事ピックアップ こちらもどうぞ。
こんなに大きくなりました。
ニャンともデュエット(7)家族の肖像/下
ニャンともデュエット(6)家族の肖像/中
ニャンともデュエット(5)家族の肖像/上
ニャンともデュエット(4)彼女が見たもの
ニャンともデュエット(3)彼女は何を見たのか?
ニャンともデュエット(2)
ニャンともデュエット(1)

英語の記事も公開中。 是非読んでね。
My Cats’ Story

時々、ヨーロッパとか海の向こう(2)花より団子

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三寒四温ですが、もう10日もするとあちこちで花便りですね。

今日は、海外旅行、ヨーロッパ編、前回の続きです。

この旅の目的の一つにフランスのロンシャンの「ル・コルビジェの教会」を訪ねることがありました。
一緒に行った友人が建築に興味があったのです。

ル・コルビジェは上野の西洋美術館の設計で知られています。

ronchamps

キノコのような不思議なデザイン。
この頃には、私も大きな風景を小さな画面に納めて描けるようになっていました。

この教会は、小さな線路のガード下をくぐって行くかなり急な丘の上にありました。
その丘の麓の町、ロンシャンは当時は一日に2便しかバスが通らないところで、行きがけのバスでなくしたカメラケースが翌日帰りのバスで戻ってくる、というようなのんびりしたところでした。

ホテルも一軒しかなくその一階がレストラン。

当然そこに泊り食事をとることになります。
ベッドのスプリングも何年も交換してない感じ、

やっぱりなあ、片田舎だなあ……

……

……、

と思いきや、

な ん と!

そこで食べたオマール海老のスープ
大きなボウルにたっぷりのピンク色のスープ!!

コルビジェの芸術の記憶と言葉がすっ飛ぶほどのおいしさでした。

それ以来、私にとっては「ロンシャン」という地名は「コルビジェの教会」ではなく「オマール海老のスープ」の代名詞。「死ぬまでにもう一度食べたいもの」のナンバーワンです。

花より団子でしたね〜。

今もあのホテルあるのかな?

ではでは〜。

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過去記事ピックアップ
<絵の話>わかりやすい絵の話やスケッチのコツなどについての記事です。
意識と無意識、線と塊 日本美術応援団  時々、ヨーロッパとか海の向こう(1) 
見えるものと、見えないものと

英語の記事も公開中。是非読んでね。
Diary of Madam Kayoko

ベストセレクションとランキング

英語のブログに記事を上げました。
My Cats’ Story
catfamilycol
内容は日本語記事の下の二本を合わせたような内容です。
ニャンともデュエット(5)家族の肖像/上
ニャンともデュエット(6)家族の肖像/中

最後のフレーズ ”It is cats who choose their owners, not owners who choose their cats.” は、先生にお願いして、強調する文章に3回位書き直してもらいました。最後のこの文章を読んだ時、「なるほどこうするのか!」と、感嘆のため息。「英作文、がんばるぞ」という気持ちになりました。

さて,早いものでホームページを公開して2ヶ月、ブログ記事も40を越えました。昨日はブログにカウンターをつけました。(右列一番下)

以前から、レンタルサーバー内のアクセス解析「Webalizer」というのは見ていたのですが、専門的過ぎてよく分からないのです。しかも、夜中の12時を過ぎないとその日の結果が分からず、寝不足になりがちでした。(笑)

そこで、プラグイン(機能拡張のようなもの)として以下の二つ入れてみました。
Count Per Day
Counterize II

二つ導入した理由は、微妙にカウント数が違うからです。

これらを導入してみて気に入った点が二つあります。
①記事別に閲覧数がわかる。
②オンタイムで閲覧者数が分かる。

また分かった事として、
③ランキングから来ている人が少なからずいる。
④英語の記事が想像以上に読まれている。
⑤ブログではなくホームページ本体にかなりの人が訪れている。
のです。

特に①の「記事別に閲覧数がわかる」というのは私にとってすごく魅力です。
というのも、1月の後半から記事をがんばってあげて来つつ、ブログは時間ごとに過去記事が流れていくので、最近来た人には過去記事を読んでもらえないのが残念だなあ、とかねてから思っていたからです。

で、「マダムかよこのアトリエ日記」という表題の下に、固定ページというのを作ったのですが、そこからはなかなか入ってもらえないみたいでした。

そこで普通のホームページでいえばトップページのようなものを作り,目次を入れればいいのではないかと思い、作ることにしました。

というわけでこの2ヶ月のベストセレクションを作ってみました。

それとやはりランキングクリックは効果がありますので、引き続きお願いします。m(_ _)m
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過去記事ベストセレクション(あくまでも自薦というか、私が読んで頂きたい記事が中心です)

<絵の話>わかりやすい絵の話やスケッチのコツなどについての記事です。
意識と無意識、線と塊 子供の絵は芸術か? 日本の漫画のDNA、など
日本美術応援団 日本美術は難しい、現代美術は謎だ、という方へ
時々、ヨーロッパとか海の向こう(1) 旅のスケッチについて(1)
見えるものと、見えないものと 絵ってなんだろう、を考える

<自然観察やスケッチの話>自然観察はビギナーです。その新鮮な感動を伝えます。
羊歯のエバンジェリスタ
飛ぶと、……あら不思議
野草を描くと昆虫がついてくる

<本や映画の話>少し変わったニッチな本や映画のご紹介です。
これからを考えるヒント
ルーブル美術館の秘密

<ねこ好きのあなたへ>我が家の猫たちの日常をイラストと共に紹介しています。
やっぱり猫が好き

<ちょっと時事問題>その時々の時事問題を自分なりに考えた記事です。
ある福島のお母さんの話
円安でソロスさんが大儲け
分析は悲観的に、行動は楽観的に。

<月ごとの作品>このブログで紹介した素描やデッサンのサムネイル展示ページです。ホームページ本体に飛びます。
素描やデッサンのサムネイル展示

<はじめての方へ>このブログの目的、著作権について、ブログ開設動機などが書いてありますので,ご一読頂ければ幸いです。
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では。

葦刈りや巣箱掛け

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一月から二月にかけて、葦刈りをしてヨシズを作ったり、巣箱掛けに参加していました。
このところ重い話題が続いたので、今日は自分で作ったヨシズのイラストと鳥の絵を、さくっと載せてみました。

20130313

この鳥さんたち

一番上のトビから時計回りに

ノスリ
ヒヨドリ
ツグミ
その上がハクセキレイ
葦に掴まっているオオジュリン
セグロカモメ
カワウ
白いのはダイサギのつもり(爆
その上がパンダ模様の鳥、ミコアイサ

ようやく外でデッサンしていても凍えそうにならなくなりました。

これから、シダの新芽も出てくるし、デッサンで外出する機会が増えると更新は少し頻度が減るかもしれませんが、新作デッサンをお楽しみに!!

シダは区別がつかない、という方にお薦めなのが,このハンディ図鑑。
身近に見ることが出来、しかも区別しやすいシダを「スキャン写真」という独特の方法で再現しています。

ではでは〜。

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ある福島のお母さんの話

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私が原発やエネルギー問題を専門家に任せっきりではいけないと思うのは、お任せにしていると、どの情報が正しくどの情報が間違っているのかの判断すら、私たち自身が見極められなくなると思うからです。

2000年のデータですが、私たち日本人がいかにマスメディアを信用しているか分かるデータがあります。
世界各国における組織制度への信頼度

これを見ると、経済発展を遂げた先進国と呼ばれる国の中で日本が最も高く、発展途上の国々と同じ位のメディア信用度を保っていることが分かります。

はたして日本のメディアは、この信用度に答えうる仕事をしているのでしょうか。

以下のレポートはジャーナリストでブロガーである「かさこさん」の去年の福島訪問記です。
あなたの家が立ち入り禁止になる恐怖

フリーのライターの福島や原発関連の記事はネットにはたくさんあります。
JBPressウオッチング・メディア

多くのフリーライターは自分のお金でやりくりして取材を続け、発信しています。その根底に今のマスメディアへのカウンターとしての気概を感じます。

私はネットの方が信頼出来る、と言いたいわけではなく、ネットもマスメディアもどちらも同じように認識されるべきだと思うのです。マスメディアはネットが嘘ばかりのように喧伝しますが、しかし、基本的に伝達記事とは伝達者の意図のもとに発信されます。そのことは、以前の記事「ルーブル美術館の秘密」でも書きました。

一方、世界のマスメディアは、日本のマスメディアのようにネットを敵対視しません。
むしろ共存し、ともに発展しようとしているかに見えます。

↓この本は、そういう世界のマスメディアの動きを伝えてくれています。

それと、ネットには生のニュースソースがあるのです。例えば各省庁のデータ。これを見れることが、ネットの最大の利点かもしれません。

多くのマスメディアは、各省庁が自分達の作ったデータをピックアップして報道各社に出すものをそのまま載せているだけだから、本来のソースを確かめることの方がより正確なわけです。

そしてネット上にはそういうデータがどこにあるのか探して来ることを仕事にしていたり、上手な人がいるのです。そういう人のブログやツイッターを捕捉しておけば、情報源へ素早くたどり着けます。

例えば、私の場合、原発事故直後の水の基準の問題など、ツイッターで呟いている人がいたので厚生省の通達が出てすぐにそれを読むことができ、その後の対応が素早く出来ました。

さて、去年の一月から、私はある福島のお母さんに今二才半になるお子さんのための水を送り続けています。

私の支援するそのお母さん(仮にAさんとします)の話を少しします。

福島でも、放射線への考え方捉え方は様々なようです。
Aさんは、お子さんの食べる食料と水は外のものを利用しているそうですが、その話を近所の人にすると、驚かれるそうです。

Aさんは、事故直後、全く情報が伝わらず、避難したけど怖いので2週間避難先の家から一歩もでなかったそうです。その後もAさんは、携帯を駆使してツテを使って水などの支援を受けつつ、お子さんを被ばくから守ってきました。幸いなことににホールボディーカウンティングでの検査でお子さんは被ばくしていなかったそうです。

思いはただ一つ「子を守れるのは親だけ」という思いです。私はその言葉と思いだけで支援するに十分だと思っています。というかそれしかないと思っています。

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よく聞くのが「自分だけ助かりたいのか」という言葉ですが、自分や子どもを守ることは人間として生物として当たり前のことで、自分や子どもを守れない人が他の人にやさしいとは思えません。

福島では仕事がなく、鳶職や瓦礫処理の終わった業者は除染に行かざるをえないそうです。しかし、その除染は、原発作業員と違って被ばくに関してほとんど規制がありません。又、その原発の作業員にも福島の人がたくさん行っているそうです。

原発のお金は、誘致に協力した町議などを潤し、彼らの家に行くと御殿のようだ、とはよく聞く話しです。しかし、その他の人たちはどの程度潤ったのでしょうか。電気代などが安くなるのは、まわりの町だけです。実際は風や雨に乗って遠くまで汚染は運ばれました。

東京にいると、もう多くの人は地震の事はともかく原発の問題は「収束した」と思い込もうとしている事がよく分かります。地震は避けようがありませんから、防災用品を揃えたり心構えはするものの、「しかたがない」と思うのはまさにしかたがないのです。しかし、福島の原発事故は明らかに人災です。そこで作られていた電気は、他ならぬ私たち東京に住む者のためのものでした。

つくづく、電気のためにAさんのようなお母さんを二度と生み出してはいけない、と思うのです。

ところで、先の情報源の話に戻りますが、意外なことにAさんはパソコンを持っていなくてインターネットを全く使わないのです。

Aさんの話を聞くと、情報処理能力も結局は、その人の生き方と深い関係があるのかも,と思うようになりました。
権威やマスメディアを鵜呑みにしない、自分の直感を信じる、おかしいと思ったら最大限のリスクを予想し、より安全側にシフトしておいてキチンとした情報が得られたら解除する。
そういった事が出来るのかどうか。
現状認識力なのでしょうか。

私からすれば、こちらの記事で書いた「仕方がない」という精神構造とは逆の深い思いをAさんに感じるから、そのお手伝いが出来ることは気持ちがいいのです。

さて、上のクロッキーは今はすっかりヒゲ面のおっさんになった、甥っ子の3才の時のものです。
Aさんのお子さんがAさんの愛に守られてたくましく育っていくことを祈っています。

では。

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