自動車の自動運転なんて10年前まで夢物語でした。
しかし、このところの技術進歩は目覚ましく、
21世紀の後半を待たずに「ドライバー」という仕事が消滅するかもしれません。
ことほど左様に、機械に奪われる仕事、が増えています。
当然のことながら人々の不安も増えるので、
下記のTEDのビデオ
『アンソニー・ゴールドブルーム:
機械に奪われる仕事 — そして残る仕事』
は再生回数が100万回を越えています。
このTEDを見てブログに書きたいと思ったのは、
2週間ほど前に、このTEDの内容と同じような話しをあるセミナーで聞いたからです。
失職の恐れとまで行かなくても、
将来の不安も有るでしょうし、なんとか生き残る道を見つけたいと思う
ビジネスマンを中心に、いま、セミナー受講が大流行りです。
有名どころを迎えての高額ビジネスセミナーはもちろん
投資セミナー、開発セミナー、啓発セミナー などなど。
で、2週間ほど前に私が行ったのは、(株)経営技法 さんの
「ユニークブレインラボ」。
講師は(株)経営技法 の代表取締役である、鈴木俊介氏。
私が「ユニークブレインラボ」に参加したのは、
ただ、講義を聞くだけではなく、
実際にその場でメソッドに添って
自分で実行することがセミナーの中に含まれていたからでした。
「聞く」と「実際やる」との間には日本海溝くらいの溝が有ります。
聞いて分ったつもりでも、
実際に手と頭を使ってノートに書きつけて行くことは、簡単では有りません。
聞いた事をその場で実行するという内容に引かれて参加しました。
上記のTEDの映像はわずか5分無いですから是非見てほしいのですが、
簡単に要約すると以下のようになります。
—-
頻度が高く多量のデータを処理するタスクは、人間は機械にかなわない
しかし、人間が機械に勝てることがある。
機械は経験のない状況では処理が出来ないのです。
見たことのない問題を解決することができるのが人間。
Humans can tackle novel situations.
という言い方をしていますね。
そしてプレゼンターは1つの例として
第二次世界大戦にレーダー開発の任務に就いていたパーシー・スペンサーの話をします。
パーシー・スペンサーは、マグネトロンがチョコバーを溶かすことに気が付き
電磁波に関する知識と、料理に関する知識が結びついて
電子レンジの発明に結びついたというのです。
このような分野を超えた発想は人間の得意とする所です。
他者がやっていないことを考えるのがビジネス戦略。
どんなビジネスをやろうとも、機械に先んじるためには
とにかく常に新しいことにチャレンジすることだ、と
プレゼンターは結論付けています。
—
「ユニークブレインラボ」でも、パーシー・スペンサーが電子レンジを発明したような
画期的な発明のいくつかの例が出されていましたが、
では、どうすれば新しいことを思いつくのだろう、
ということです。
そのためのメソッドがいくつかあってネタばれはマズいでしょうが、
1つだけいうとすれば「数」で勝負です。
しかしその数をどうやって生み出すか、
がさらに問題なわけです。
TEDのアンソニー・ゴールドブルームは
「新しいことに常にチャレンジしろ」と言っています。
しかし、どうやって?は話してくれていません。
新しい問題を自分で探して来なければならないわけです。
先月の8月からひたすら考えていることをノートに書き付けている話しは
以前の記事で書きました。
「ユニークブレインラボ」を受講してからも続けています。
メソッドを見たり見なかったりですが、
「数が質を凌駕し、セレンディピティが私を訪れるかどうか」は
全くの未知です。
でも実行しなければ、数は増えない。
受講後はいくらでも考えてやろうじゃないの、という覚悟が出来たみたいです。
経験したことないシチュエーションに対処しなければならない。
これからの時代、そういうことばかりでしょうね。
上手く行っても行かなくても、そういう事態を迎えたとき、
数をこなしておくことは重要な気がします。
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