カテゴリー別アーカイブ: 展覧会

5月の銀座サロン展に出品中です。

3月に引き続き、本日から銀座の奥野ビルにある「アモーレ銀座」
でのサロン展に2点出品しています。

【 Salon de Belladonna2017〜5月会期〜 】
会期:2017年 5月1日(月)〜7日(日)
11時〜19時(初日14時〜/最終日17時)
テーマ:「愛と夢」
東京都中央区銀座1-9-8、奥野ビル515号室

出品作はこちらと、

ケント紙にアクリル絵具、鉛筆、色鉛筆、ペンなど


西脇市のサムホール大賞展の入選作のこちら。
都心で見ていただきたくて出品しました。

和紙に水干絵具や岩絵具

今回も「愛と夢」という非常にベタなお題をギャラリーから設定されて
どうしようかと思いました。(笑)

上の作品は「ミネルヴァの愛」という題です。

「愛」には男女の愛だけではなく、母の愛などの家族愛もあるのですが、
結局、「愛の二面性」を出していこうとしました。

マザーテレサの「愛の反対は憎悪ではなく無関心だ」
と言った有名な言葉があります。

無関心ならば憎悪も抱かない、というわけです。
左様に愛とは時々暴力的にもなるもので、そこから数々の悲劇が生まれます。

そんな二面性を表現したいと思って、
手元にあったフクロウとその骨格のデッサン、
また、そろそろ初夏のバラの季節だし、
いかにもではあるけど痛そうな「荊(いばら)」のアラベスクを配してみました。

作りすぎた感じは、非常にします。
ただ、一度はやってみたかった装飾性の強い作品です。

ミネルヴァはローマ神話の技術と職人の女神で、
ミネルヴァが連れているフクロウは知恵の象徴です。
そのフクロウさえ愛に狂うと‥‥、と言ったところでしょうか。

下のサムホール大賞展入選作は、題を変えて「ハルトの夢」としました。
ハルトとは雄ジカのこと。
鹿は神の使いとも言われています。
鹿の頭骨をモデルにしたので、題に用いてみました。

会場のギャラリーの丸窓。

ゴールデンウィークですので、銀ブラがてらお運びください。

インスタグラムには、搬入に行く途中の電車の中で描いたクロッキーや
その帰りに寄った中華料理屋さんでの料理のスケッチや、
上野公園のジャグラーを見る外人観光客の様子のクロッキーなどを
アップしています。
クリックしてみてください。

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ロサンジェルスの展示が始まりました。名刺とホームページが運んでくれたチャンス

以前少し触れた、
ロサンジェルスでの展示が始まりました。
下記エージェントのフェイスブックのページからご覧になれます。
アートレイツ

今日は久しぶりのブログ、
何故この展示に参加することになったのか、
その経緯を記しておきます。

今はグローバルなのはアート市場も同じで
様々なエージェントさんが
海外展示サービスの機会を有料で設けています。

私のところにも時々展示のお誘いのメールが送られて来ますが、
知らないエージェントさんからのお誘いにはなかなか積極的になれませんでした。
まず参加費が高いですし。

1月の終わりに今回のエージェントさんからメールをもらった時
ちょっと心が動いたのは、まず参加費がかなり安かった事。
そこでエージェントさんのホームページを見に行ったら
時々参加するクロッキー会の主催者Aさんの名前がありました。
おお、そういう事か、と。

遡る事2年ほど前、
そのクロッキー会に初参加した時
Aさんにご挨拶がわりに名刺を渡した事を思い出しました。

で、早速メールを送るなどして確認したところ、
その名刺がAさんからエージェントの担当のBさんに渡り
Bさんが私のホームページを見て
お誘いくださった、ということでした。

ならば、とかなり参加に前向きに。

ただ問題が2つありました。
まず搬入までの時間です。
全く予定していなかったし、
指定の大きさの作品が無かったので、
新作を描くしか無かったからです。
一ヶ月強で描けるか。

でも悩んでいるよりは描いた方が早い。

第2に、展示会場のハイヴギャラリーは
ポップな感じの取り扱い作家が多いので
花鳥風月の私の作品はどうかな、と思ったのですが、
Aさんも、担当のBさんも私のホームページを見ておられて
それを承知でお誘い下さっているわけです。

それと、ポップな作品の中では、むしろ花鳥風月は
目だつのではないか、
という下心もありました。

話しは少しそれるのだけれど、
311以降に絵を再開してから、
絵の世界もすっかり様変わりしたことを
私は思い知らされます。

アナログからデジタルへの急激な移行もそうだし、
若い人たちが達者な事には驚かされます。
しかも、紙媒体の挿し絵などより、
ゲームのキャラクターや背景など
かつて無かった緻密さリアルさやデティールが要求される。

一方、現代アートは、
もう紙の上から解き放たれ
むしろ人間界と自然界を融合するような形で
進んで来ている。
目に見えない重力の可視化、
空を切り取るインスタレーション、
風が奏でる楽器、
などなど。

実は私は震災以降、野鳥公園などでデッサンをしながら気づく事が多く、
デジタル時代になって解明される鳥の生態などもふくめ、
現代には現代の花鳥風月があるのではないか、
と思い始めていました。

そして
「現代アートとしての花鳥風月〜関係性の花鳥風月」
といったテーマで描いて行けないものだろうか、
と思っていたところでした。
「関係性」という言葉は、ニコラ・ブリオーというキュレーターの言葉で
現代美術の大きなテーマのひとつですが、
私は長い間それを「繋がり」として描いてきました。

例えば、花鳥風月、というと「梅にウグイス」
が典型ですけど、実はあの梅に描かれているうぐいす色の鳥は
ウグイスではなくメジロがほとんど。
古典的な花鳥風月の文法なので
それはそれで良いのだけれど、ならば現代では?

ということを考えながら鳥を見ていると
その鳥や植物の関係性のネタが次から次と出て来るのです。

このブログで鳥の絵をずっとアップしていますが、
あれらもほとんど「関係性の花鳥風月」。
これらをタブローとして形に出来ないだろうか、
と思っていた矢先の、今回のお誘いでした。

出来た作品は、その新しさが出たかどうか分かりませんが、
鳥の恋、がテーマです。
鳥は体重を軽くしなければならないので
卵で子どもを産むため、
つがいになって子育てをせざるを得ない動物です。
中にはカッコーのような「托卵」をする鳥もいますけど、
そのため夫婦仲がいいのです。

モデルの鳥はオオルリ。
ブルーが雄、
子育てをしなければならないメスは地味です。
夏鳥なので、私の大好きな生い茂るシダや野草の中に配してみました。

このところお気に入りの鹿の頭骨は
死と再生の象徴。
生物は雌雄で繁殖することで
個としては死んでも種としては生き長らえて行きます。

理屈は作品の背骨なので重要ですが、
そういう理屈抜きでも楽しめる作品を目指しました。

そしてもう1つの関係性がこの絵には隠れています。
それはこの絵を見ているあなたの存在です。
この絵を見るあなたは、この「鳥の恋」の目撃者なのです。
ブリオーの言う関係性とはこの事なのだと思っています。

題< Luxuriance >(繁茂)

<縦38㎝×横45.5㎝ 和紙に水干および岩絵具>

付け加えると、名刺、ホームページ、セルフマガジン
といった自己ピーアールグッズは必須ですね。

私がもし二年前のあの日に名刺をAさんに渡さなければ、
もしホームページがきちんと出来ていなかったら、
この話しは無かったかもしれません。

今、フェイスブックをホームページ替わりにする人もいるみたいですけど、
やはり自分のホームページはきちんと作りたいです。

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本日より銀座のギャラリーのサロン展に出品中

お久しぶりです!

ブログに復帰します!

早速ですが、本日から銀座の奥野ビルにある「アモーレ銀座」
でのサロン展に2点出品しています。

【 Salon de Belladonna2017〜3月会期〜 】
会期:2017年 3月6日(月)〜12日(日)
11時〜19時(初日14時〜/最終日17時)
テーマ:「媚薬と妖」(びやくとあやかし)
東京都中央区銀座1-9-8、奥野ビル515号室

今年は、奇数月に2枚づつ出品していきます。

このアモーレ銀座ギャラリーのオーナーさんは
若い女性らしく(会った事は無い)女性の作家さんを中心に応援中。

どちらかというと、イラスト系の作家さんが多いので、
私の作品は少し異質かもしれません。

それは承知で、コンスタントに作品を描いて行く為に
今年は出品して行きます。

そして、ただ出すだけではなく、一回に2点まで出せるので
いろいろ実験して行きたいと思っていて、
今回もほとんど使った事のないアクリル絵具の作品を
一点描きました。

また、面白いと思ったのは各期にテーマが設けられている事。
今回は、「媚薬と妖」(びやくとあやかし)
という私自身では選ばないようなテーマ。
そこから自分らしい作品を作って行くのも
楽しみだ、と思ったのも参加動機です。

ギャラリーの入っている奥野ビルは
1932年竣工の年期の入ったビルで、
たくさんの画廊が入居している美術ビルとして有名です。

古ぼけた外観は銀座の中でも異彩を放っています。

一階にはアンティークのお店。

古い洋画に出てきそうなエレベーター。

すり切れた階段。

何故か窓の向こうにも階段。
このビルは二棟がくっついているみたいです。

中にもアンティークのお店。

一度訪ねてみても損の無いビルだと思います。

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