円安でソロスさんが大儲け!?

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今日は別の話題を考えていたのですが、下記の記事を昨晩読んで、気が変わりました。

Soros, other hedge funds score billions betting on falling yen

英文記事を簡単に要約すると、投資の神様ジョージ・ソロスやヘッジファンドは円が弱くなるのにあわせて、昨年の11月以降10億ドル(924億円!)近く利益を上げた、というものです。

意外に思われるかもしれませんが、私は経済にとても興味を持っています。国や人々を動かすのはお金。これは、まぎれも無い事実です。

経済動向を見ることが数ヶ月先を見ることに繋がります。だから日経新聞のチェックは怠りませんし、実は株も買ったことがあるのです。損が出ないうちに売りましたが、実は気が小さくて(笑)持っている間中気になって仕方なかったのでやめました。

ただ、とても経済状勢に敏感になりました。街を歩いていても、ビルの空き室具合を見るなどするようになりました。

さて、先の記事の話に戻って、私がこの記事を読んで、すごく不思議だったのは、なぜ安くなる円で10億ドルも儲けられるのか、という点でした。
何故なら、ものを売って儲ける基本は「安く買って、高く売る」だから、安くなる円を売るのでは儲けはなくなるはずだからです。

そこで、この私の疑問に答えて昨晩、夫のにわか経済講座を受けることになりました。そしてその内容に軽い衝撃も受けたので、ぜひみなさまにも知って頂きたいと思って、今日の話題に取り上げた次第です。

その秘密は「空売り」という仕組みにあるのだそうです。

空売りというのは、株(国債でもいいです)を他人から借りて来て、値段が高い時に(例えば100円)売って、売って得た100円を元手に、その株や国債が安くなった時に(例えば50円)で買う、という仕組みです。差し引き、この人の手元には50円が残ります。借りて来た株や国債は貸し主に戻ります。つまり他人の株を借りて来て動かすだけで50円の儲けになる訳です。

ソロスさんやヘッジファンドは、これを大規模にやったために10億ドルも儲けたのです。つまり日本の国債や日本株が売り買いされて、こんな泡銭を得た人たちがいたというわけです。実際はもっと複雑な仕組みの取引らしいですが、ギリシャもこれをやられたようで、少数の人たちの経済活動が一国の経済をも脅かしかねないのです。

soros

テレビや新聞には「アベノミクス」の文字が飛び交います。その政策には専門家の間でも賛否両論あるようです。もしかすると安倍さんが「円安、円安」と唱えることは、空売りする側からすれば棚からぼたもちがポトポト落ちて来るようなものかもしれないのです。

一方、インフレターゲットなる言葉がよく出て来るようになりました。で、現実を見てみると、例えば灯油がどんどん値上がりしています。
年末は1790円、今年になって、1850円、先週は1920円でした。
2ヶ月で7%の上昇率です。これから買い控えが始まりかねません。ということは景気は悪くなるのでは?
あれ? 景気を良くするための「アベノミクス」ではなかったの?

その上その裏では、上記のようにこっそり大儲けしている人たちがいる。
なんか違うぞ。

庶民といえども、「仕方ない」なんて言っていたら、マズいと思いませんか?

経済の勉強しましょう。

今日の結論はこれです。(笑)

ではでは〜。

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