カテゴリー別アーカイブ: シダ、野草、花の絵

冬に嬉しい緑のスケッチ

先週、乗換駅の花屋さんで
可愛いグリーンの花束を見つけて買って帰りました。
飾っていたのですが、
日持ちが良く、時間の合間を見てスケッチ。

冬の緑は嬉しいものです。

紐のようなものがミスカンサス、
丸い葉はルスカス、
少し色の薄い小さな丸い葉はグニユーカリ、
細かい葉は常緑針葉樹のアスナロ(ヒバともいう)です。

明日からセンター試験。
数年に一度という大寒波か来るようです。

毎年毎年、何もこの時期でなくても、
と雪の中を受験生が試験会場に向かう映像をみて
思いますが、
今日は早く寝て、明日は余裕を持って会場に向かってください。

力を出し切れるように!

日本海側で大雪の予想 大学入試センター試験に影響も

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足もとの秋と白いコンペイトウ

紅葉が進んできました。
イロハモミジ、ハゼやニシキギなど
鮮やかに色づく木々に目が行きがちですが、
道端の雑草や野草もなにげに色づきます。

先日六道山公園に行ったとき、
刈り取られた田んぼの端っこにコンペイトウのような白い花が
色づいた葉と緑のままの野草の葉に映えて綺麗だったので
思い出して描いてみました。

20161101mizosoba

公園から家に帰って調べてみると
この白い花はミゾソバという花であることが判明。

白い花、コンペイトウみたい、と検索すると出て来るくらい
大きさもコンペイトウそっくりの野草です。

「小さい秋見つけた」という歌があります。
足もとの見過ごしそうな小さな秋も
改めて見ると、はっとするほどキレイなものです。

私は全く前世は虫だったのではないか、
というくらい草叢とか野草とかが大好きです。

足もとの小さな秋をあなたに。

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四月のバナーにかえました

新年度が始まりましたね。

4月のバナーはレンゲ畑と雑木林のコゲラです。

コゲラは都会で見られる小型のキツツキ。
2月に鳥の観察会で武道館のある北の丸公園に行ったときも
見ることができました。
木の幹に止まっているので、比較的見つけやすいですよ。

ところで4月と言えば、さくら。
桜の代名詞のようなソメイヨシノは
花のつぼみの数が多くてなかなか描く気になれなかったのですが、
家の近くの小さな公園に立派な古木を見つけ、
今年は時間を見つけては描くようにしています。

20160401

ところが、この時期、結構風もあるので
花がゆらゆら揺れて描きづらいのなんのって。
これは誤算でした。

ゆらゆら揺れる花の束をずーっと見てると、こっちまで酔いそうです。

寒さが戻ってきたので、花はもう少しもってくれるでしょうが、
今年はどのくらい描けるやら、です。

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一病息災と怪我の功名

日曜日に椿や梅を描きにスケッチに行ってきましたが、
実に,二ヶ月近くスケッチに行っていませんでした。

というのも,年明けにぎっくり腰をやってしまったから。

3年に一回くらい、疲れがたまって、運動不足が重なると
ぎっくり腰をやってしまいます。

7、8年前に初めて症状が出た時には、寝たきりになるのではないかと
ビックリしたけど、今は、いのちに別状はないことが分っているので、
自分の身体からのSOS信号だと思って、
ぎっくり腰とつきあっています。

こういうのを一病息災というのでしょうか。

人間、からだあっての賜物。
健康が一番。

と言っても,健康お化けみたいになって、
生活の質をあげるための健康維持なのか
健康維持が目的なのかわからないのも困りもの。
最近は健康増進のつもりで飲んだサプリメントで
身体を壊す人もいるそうです。

ぎっくり腰は、整形外科に行っても
骨に異常がなければ,「お大事に」と
家に返されます。

しかし,要と書くように、腰を痛めると
お風呂入るのも大変。

激痛の走る最初の2、3日は、
医療用のコルセットをしてても
立つにも座るにも手で支えたり
脚で身体を立ち上げたりなどして凌ぐしかありません。

それでも、怪我の功名というのでしょうか、
コルセットでお腹をしめるので、食事量が減り、
このところ太りまくりだったお腹が少し引っ込んできました。
ちょっとしたダイエットになるのですね。
人間万事塞翁が馬、
という言葉を思いだしました。
悪い事ばかりではないのです。

もしかすると,何か大きな病気かもしれない時には
しっかりお医者さんに行くべきだけど、
疲労から来ているものは、
身体がSOSを発しているのだ、悲鳴を上げているのだ、
と、是非身体をいたわってあげましょう。

ezonishiki_green

この椿は蝦夷錦(えぞにしき)という種類。
デッサンしたものにデジタル加工をした一枚。
錦という名前のついたものは、
斑が入っているものが多いそうです。

イタリアの作曲家ベルディの「椿姫」が有名ですが,
実は椿は日本原産。
ヨーロッパのものは日本から渡ったものです。

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フェイスブック「いいね!」640のあとの平常運転。2月のバナーに変えました。

先日の記事ビックリ!海水浴場をコンクリートの堤防で囲んでどうするの?
は、フェイスブックの「いいね!」を640以上頂きましたが,
すぐアクセス数は戻るので、平常運転に戻ります。

二月のバナーを変えました。
201602banner

冬のダンディ、オナガガモと椿です。

オナガガモは、実際は、手賀沼に行くと漁師さんがエサに魚を配っていて、
それを食べる様子は、我も我もとダンディどころではないのですが。。(笑)
英語では「Pintail」
まさに,ピンと張った尾羽(Tail feathers)です。

椿と山茶花(サザンカ)は冬の花の少ない時期に
私たちの目を楽しませてくれます。
虫が少ない時期なので、鳥が蜜を吸って花粉を媒介します。
両者は似ていますが、花ごとポトリと落ちるのが椿、
花弁がハラハラと落ちるのがサザンカです。
バナーの水に浮かんでいるのは,椿というわけです。

 

いままでのバナーは「バナーの部屋」にあります。

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祝!オールブラックス。シダでお祝い。

ラグビーのワールドカップ2015は、
ニュージーランド代表、オールブラックスの優勝でした。

オールブラックスのマークは黒地にシルバーのシダ。
シルバーファーン、と呼ばれています。
ファーン=fern は英語でシダ類のこと。

ということで、シダフリークの私としては、
シダの絵と写真をいっぱい並べてお祝いしたいと思います。

tburaniwa

ニュージーランドはシダで有名で、
ネットで調べると200種類シダがあるようです。
実は日本もシダが豊富です。
約630種類のシダがあるといわれています。

シダをアイコンに使うほどのニュージーランドのシダの種類が
200種類とは少ないような気がして、手元の海外の文献を調べてみましたけど
やはり、種類的にはそのくらいのようですね。

日本では、シダはオタク趣味っぽいところがあって、好きな人は好きで
「シダの会」という全国組織もあって定期的に活動していますが、
ニュージーランドほどアイデンティティにはなっていないみたいです。
でも春にはゼンマイ食べたり、生活にかなり入り込んでいるのですけれど。

ニュージーランドの場合は、
先住民であるマオリ族がシダをとても大事にしていたようです。
信仰の対象でもあったようで、
確かにあの銀色に光るレースのような葉叢を森の中で見れば、
神々しく感じるだろうことは想像できます。
 
一方日本は、湿度が高く高低差があり、
南北に長くて亜熱帯から亜寒帯まで気候のはばが広く
放っておいてもシダが生えてきて、
多くの人の意識的には「雑草」の部類になってしまうのが少し寂しいです。

又ある種のシダは、環境を汚染した金属類を取込むことも分っていて、
知人の大学教授が、足尾銅山の環境汚染の研究でも
そのことを突き止めていました。

ただ、こんなどこにでもあるシダですら
最近は絶滅危惧種になったり実際に消えてしまった種類もあるのは残念。

シダは、種子で増えるのではなく胞子で殖えます。花も咲きません。
難しい言い方をすれば、シダは、隠花維管束植物、ということになります。
胞子を見たことが無い人のために
10日ほど前に「浜離宮庭園」に行った時に
撮影したスマホ写真をあげておきます。

IMG_1543
↑このシダの群れの、
↓葉の裏側
IMG_1544
↑この写真の葉裏の茶色いブチブチが胞子です。
種類によって、胞子の大きさやつき方の密度が違って
種類の同定の基準になります。

今回のワールドカップですっかりラグビーがメジャーになりましたが
オールブラックスで、シルバーファーンが知られて、
シダのファン(笑)が増えるといいなあ、と思っています。

↓初心者向けのスキャン写真のキレイなハンディ図鑑。おすすめです。

以下纏めてシダのスケッチやら写真あげておきます。
コゴミ(クサソテツの芽) 制作中の作品のデッサン。 鳥の子和紙に木炭。モデルはヒカゲヘゴ 20130701 20140103inuwarabi nisiki warabi himeshida
130128 20150804-2

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実りの秋、彩りの秋 スマホで写真散歩①

週末、お散歩に行ったときの写真です。

気がつけば実りの秋。

カリンの実。
まだ緑ですね。
20150906

ザクロの実。
20150906_2

お花はこんな感じ。6月に咲きます。(ただし、上の実の写真とは、撮影場所が違います。)
20150611zakuro
記事は野外スケッチ、何やら怪しいおばさんがいる

アケビの実。
20150906_3
まだあの独特の紫色になるにはもう少し。
アケビには3枚葉と5枚葉のに種類あるようで、
この写真は5枚葉で、実が小さいです。

↓花はこんな感じ。やたら地味です。(笑)
4月の半ばくらいに咲きます。
葉が5枚であることがわかります。
20150906_7

↓こちらがハゼの実。
20150906_4

木鑞と呼ばれる和蠟燭(ろうそく)の原料です。
江戸時代はこのハゼやウルシなどのウルシ科の植物の脂肪分を
精製してろうそくを作ったそうです。

↓参考文献はこちら。石川英輔著「大江戸リサイクル事情」

この本には、絵入りでろうそくの精製方法が載っていますが、
固体であるハゼの実から液体を絞り取るのは大変だったらしく
「地獄絞り」と呼ばれていたそうな。(44ページより)
ただ、ハゼは痩せた土地でも出来ることと、
鑞は付加価値の高い商品なので、
かなり栽培されていたそうです。

ちなみにこの「大江戸リサイクル事情」という本はかなり面白いです。
良くエネルギー問題になると江戸時代に戻るのか、
という人がいるけど、江戸時代は植物との共存の完全循環型社会。
ゴミ、という廃棄物がほとんど出ない社会だったのですね。
そして、意外なことに行商という宅配社会だった。
技術が進んだ今だからこそ、技術で解決できるヒントがこの本にはあるような気がしました。

ところで、こんなページを見つけました。
ハゼの実から「ろう」をとる

ハゼは、ニシキギやイロハモミジとともに紅葉もきれいです。

↓そして、緑のドングリが落ちていました。
緑のドングリもかわいい。
20150906_5

↓これは綿の花です。
花が落ちると緑の固い実が育ち、ある日、十字にはじけます。
20150906_6

↓この絵の、一番左下に、緑の固い実が見えます。
綿がはじけるのはもう少し先。フワフワでフワフワ。

綿の花、水彩・色鉛筆

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