月別アーカイブ: 2013年6月

猫の大脱走劇 とスパムコメント対策

我が家のチビ猫ちゃんもすっかり大人になって、
骨格はすっかりお姉さん猫と同じ。
ただ、食が細くてなかなか太りません。
身体が軽く、お姉さん猫が行けないところもスイスイ。

20130405

最近はベランダがお気に入りでした。
お姉さん猫は手すりにも登りません。
しかし、チビ猫ちゃんは室外機の下やら
雨戸の隙間やら、可能なところはどこへでも。

そして、今日はついに、樋を登って屋根へ、
そして、どこかへ行ってしまいました……。

慌てたのは夫。
もともと、私はベランダに出すことは反対でした。
もちろんクオリティーオブライフを考えれば
出してあげたいのだけれど、
むかしの猫で、ノミで大変な思いをしたし
車にひかれて亡くしている猫もいるので。
それをノミ防止のスポット液をつけてまで
ベランダへ出すことを強行したのは夫。

みっともないけど名前を呼んで30分に一回
家の近所を回るようにしました。
結局、一時間半後くらいに、隣の家のドクダミの茂みで
逃げ回る彼女を捕獲と相成りました。

昔は猫を飼うにも、ご飯にお味噌汁をかけた猫まんまの餌に
出入り自由で、だから平均年齢は5、6才でした。
今は、餌は科学的に考えられたものだし、
人間並みに手術やら点滴やらも受けます。

自由を奪って生き長らえさせているような気もしないでもないけど、
都会では特に、人間社会における近所付き合いやらを考えると、
自由に出すのも憚られるようになりました。

一方で、日本では年間30万匹の犬猫が保健所で
処分されているといいます。
旅行に行くから、大きくなって可愛くないから、
といったとんでもない理由で、保健所に持って来る
ビデオを見た事があり、ひっくり返りそうでした。
ぬいぐるみみたいに考えているのでしょうか。

チビ猫ちゃんはしばらくは蟄居で、ベランダに出せません。
少し太れば、登れなくなるのですけどね。

さて、3日くらい前からスパムコメントが一晩に20も30も
来るようになりました。
そこでワードプレスに設置されていたスパムコメント用の
プラグインを有効にしました。
それでも、スパムコメントは減らないので、
コメントがつけられる記事は一旦削除し、
先ほどパーマリンクを変更して再アップしました。
ブログを書いて思考方法を手に入れる(再掲)

ブログを書いて思考方法を手に入れる(再掲)

この記事は、約一ヶ月前の2013年5月9日にアップしたものですが、
6月6日以来スパムコメントがすごいので、
いったん削除し、新しいパーマリンクで再掲します。

————————

最初にこのブログを始めた時の、
このブログの主な目的は、
こちらの記事に書いたように、

①美大を卒業以来、細々と描き続けて来た膨大な
スケッチやデッサンを多くの方に見て頂くため。
②読んだ本や見た映画を紹介し、本やパンフレットの現物は片付けるため。
③考えることが好きなので、その過程をメモ代わりに残すため。

の三つです。

基本的に、このスタンスは変わらないのですが、
最近は特に、③の部分を広げて行きたい、
と思うようになりました。

単純に言ってしまえば、
「書く事は考えること」だから、
ブログを書けば書くほど、
考えがまとまる時間が早くなるようなのです。

これは私にとっては思わぬ余禄です。
私は普通のおばさんですが、
昔から考える事が好きでした。
だからよく、「考えすぎよ」と言われたものですが、
疑問に思ったこと、考えていることを言葉にし、
文章にする事は、すごく「考えを纏める」のに有効なのですね。

実はブログの記事を書く時、
最初から結論が決まっていて記事を書いていることもあるのですが、
書いているうちに、考えが纏まって来て、
言いたい事が纏まる、
という事が結構あります。

20130320

書評を書くというのも、
そういうところがあって、
「タガメ女を読んでみました。
の時に、書いているうちに、
何を書くのか見えて来て、
結果、本に興味のある方たちに多少の助けになったかもしれないのと同時に、
自分の中で、本の位置が確定する、
という事を経験しました。

ところで、今、本の読み方として「多読」が流行中ですね。
一日一冊読み続けるブログも大人気で、管理人の情熱には頭が下がります。
本を読む醍醐味には、いくつかあって、

例えば小説は、
到底味わうことの出来ない体験が出来たり、
物語に引き寄せられてカタルシスを得たり、と多様です。
辻邦生の「背教者ユリアヌス」を読んだときは感動のあまり茫々と涙を流したものでしたし
吉川英治の「三国志」や「水滸伝」は夜寝るのも忘れて読みふけりました。

今なら、東野圭吾やハリーポッターのエンターテインメントに
引きつけられる、という事でしょう。

いっぽう経済や科学分野、ビジネスでは
新書やハウツーものが次々と出て、
手軽に専門的な知識を専門家が授けてくれます。

ハウツーは確かに役に立ちます。
今までで一番役に立ったのは野口悠紀夫の「「超」整理法」でした。
これは初版で読んでいますからもう二十年くらい前です。
この時、私はモノは積まずに立てにして保存すると片づく、
という普遍性を学びました。

それから松岡正剛という読書の達人がいます。
「千夜千冊」というサイトは有名です。
この人には、自分で歴史年表をつくる事を学び実践しています。
どの分野でも歴史を知る事はモノの見方ををがらりと変えてくれます。

でも、自分にとっての究極のハウツーは
結局自分の人生をかけて探すしかないと感じていて、
私はある分野を集中的に読む事によって、
物の本質にどのように迫るか思考方法をを学べる事が、
読書の面白さのひとつだろうだとも感じています。

研究者というのは、このある分野の本を纏めて読んで
その分野の思考方法を手に入れることを最大化して
深化させている人たちですよね。
そしてその分野で新理論なりを打ち出して、研究者としての地位を確立するわけです。

それは「ハウツー」と言うより「シンクウェイ」。
「どうやるか」と同時に「どう考えるか」という事です。

ブログを続けることは大変だけれど、
もしかすると、自分の思考方法を手に入れられるかもしれないし、
読者とともにそれをライブで経験出来る方法かもしれません。

もうひとつ。
絵を描くのも早くなりました。
人生はなかなか自分で選べないことばかりだけれど、
自分で選んだことは、
実行すれば自分に帰って来るものなのですね。

では。

忙しい時には端から片付ける、6月をうまく使おう

小さな法人のお手伝いをしているので
5月6月は忙しいです。
忙しい時は、
あれもやらなくちゃ、これもやらなくちゃ、
と焦りがちです。
しかし、焦って良いことはありません。
普段ならやらない判断ミスや、つまらない見落としをしがちです。

シンプル時間管理術で記事にしたように
物事を「緊急か、緊急でないか」「重要か、重要でないか」に分けて
プライオリティーを決めますが、
もし、緊急で重要なことばかりが溜まってしまったらどうしましょう。

一にも二にも、「端から片付けて行く」
に限ると思います。
この場合はとにかく、緊急性を重視します。
締切りの迫っている順に片端から片付けるしかないと思います。

ノートに緊急度の高いもの順に箇条書にして、
終わったらチェックをつけていきましょう。
予定を立てたり時間配分を計算することもやめましょう。
そういうことをする時間があったら
着手してしまった方が早いのです。

それから意外に時間を食うのが、ネットのチョロ見。
これが積算するとバカにならない長さになります。
スマホは電源を切った方が良いかもしれないです。

実は、私はスマホを持っていません。
まず重いこと。(最近はかなり軽くなってきたけど)
そしてなにより持ったが最後
自分の時間がさらに減りそうだからです。

仕事で電源が切れない人もいるとは思いますが、
ケータイやスマホは集中力を切らします。
出来るだけ工夫をして、
自分が目の前の仕事に集中出来る状態を作りましょう。
鞄の奥にしまいこんでも良いかもしれません。

20130606

2013年もあと24日で半分過ぎます。
この半年にやろうと思っていたことの多くを達成しましたが
まだ目標に届いていないものもあります。
皆さんはいかがでしょうか。

実は一年は8月が過ぎるとアッという間に12月になります。
それは、秋から冬にかけて昼間の時間が短くなること、
秋は行事が多いこと、などが関係していると思います。
また、夏の暑さ疲れで、体力が落ちがちなことも
あるでしょう。

だから、一番日の長い5月6月はとても大切。
ところが、この国は単年度決算で4月始まり3月決算で
その処理で5月6月は怒濤の日々になりがちです。

今年成し遂げたい、と思っていることがあったら
是非、まだ暑くならず日も長いこの6月を
上手に使って、残り半年にうまく繋げてください。

紫陽花だけではない梅雨時の花や実

梅雨と言えば「紫陽花」。
「紫陽花」が色づき始めると、
ああもう梅雨の季節ね、と思うくらい定番です。

しかし、この季節、気をつけて見ていると
様々な花が咲いたり実がなったりする季節でもあります。

今日は、ユスラウメとキンシバイのスケッチです。

ユスラウメ

ユスラウメ

キンシバイ

キンシバイ

キンシバイの花は巴(ともえ)状に重なりあうのが特徴です。
キンシバイに似た花にビヨウヤナギがあります。
もう少し葉が長く、花が反り返るように開平し、
多数の雄シベがつき、公園や駅の植え込みなどでよく見かけます。
どちらも中国が原産。

また、コデマリのピンク版と言ったおもむきのシモツケもこの時期。
花が細かいので、描くのが大変。
今年は描く時間が作れないかも……。

梅酒に使う青梅も6月の上旬だけ。
上のユスラウメはツヤツヤとしてサクランボを小さくしたような実で、
食べられますけど、実が小さくて食べ甲斐はないです。
アンズも今山吹色の実をつけています。

これから、サクランボや枇杷も出回りますね。
実りの秋、というけれど、この時期も楽しみがいっぱい。

蔓延るのであまり好まれないコヒルガオの薄いモモ色や
繁殖力旺盛のドクダミの白い十字の花も
少しあると、緑に映えてとてもキレイだし、
ムラサキツユクサの青紫や、ムラサキカタバミの赤紫色
も小さくて可愛いです。

桜がソメイヨシノばかりになってしまうのがつまらないのと同じで
梅雨も紫陽花ばかりではつまらない。
是非是非あちこち気にかけて歩いてみて下さい。

そうそう、雨上がりの朝は、
シダの緑色が特段にキレイです。
都会だと、イヌワラビをよく見かけます。
もし、銀色に光っているシダがあったら、それは
「ニシキシダ」というイヌワラビの一種です。

是非シダも気にかけてね。
日本はシダの宝庫。
梅雨は特にきれいです。

では。

101本目の記事です。株は下がったけど。

今日も株が下がりました。
確かに上がったものは下がります。
東京株、終値は512円安の1万3261円 1カ月半ぶり安値水準

しかし、一ヶ月半ぶりの安値とありますが、
4月27日(土)の日経新聞朝刊のコピーが
私の手元にあります。
引っかかった記事があったので、
コピーしておいたのです。

そのニュース、ネットにもありました。
野村の13年3月期、純利益9倍 相場活況で

記事にもあるように
個人向けの投信販売や
個人顧客から受ける株式売買委託定数料が
4割から6割も伸びたため、
証券会社の純利益が前期比9倍にもなったのです。

で、決算が確定したあたりから、株価が下がりはじめました。
自民党政権に戻ってから売り買いしていた個人投資家の中には
この間の乱高下で
損をした人が少なからずいるのではないでしょうか。

新聞記事には

特に1〜3月の業績回復が鮮明。
野村不動産ホールディングス株を一部売却したこともあり、年間税引き前利益の7割強を稼いだ。

とあります。
事情は分かりませんが、
証券会社は不動産株を売って利益確定していた、
ともとれる内容です。

資本主義社会における企業は
生き馬の目を抜くのが仕事です。
野村ホールディングスはその意味では
良い仕事をしたのです。

私は専門家ではないですし、
ケインズも読んだことはありません。
でも、新聞記事をチェックしておくだけで
大まかな経済動向は掴めるような気がします。

少なくとも、社会が(特に日本社会が)何かに浮かれている時は
要注意です。
これはバブルの時に心底思い知らされました。
ただ、どれほど気をつけても
個人が社会の流れに飲まれないことは難しいです。
でも、致命傷は負わないですむかもしれません。

20130126

田植え、水と土と太陽と……。

今日は田植えでした。

4月に種籾を蒔いていた苗代で、
苗が20センチくらいまで伸びてきました。
5月に田おこしをして水を入れた田の中に
キシュウスズメノヒエという同じイネ科の帰化植物が
蔓延ってきたので、
昨日は、水の張った田に長靴を履いて入って刈り取りました。

……が、
泥水の中がこれほどに動けないものとは、
想像以上でした。
今は機械でやるのでしょうが、
それでもお百姓さんに心から感謝したい、
と思いました。

そして今日は、まず代掻き(しろかき)をしました。
水の中でドロの塊をほぐしてやり、
レーキなどで掻いてやると、重い塊が下に沈み
苗を植える上の方がふわふわのドロになるのです。
しかも水の中なので、水平になるのです。

それから、クロ塗りと言って、畦(あぜ)に泥を塗って
水が漏れないようにします。
コテで泥を延ばして行くと、
まるで左官屋さんになった気分。

そして苗床の苗を取り分け、
3ー4本ずつ田に植えて行きます。
親指と人差し指と中指の三本の指で
稲の苗の根元を持って田のドロに指ごと入れると
水を含んだ泥がサッとまわりから苗をやさしく包んでくれるので
手を抜くだけできれいに苗が泥に突き刺さります。

水ってすごいですね。
水田考えた人、天才的です。
土だけだったらいちいち穴掘って埋めるわけですから。
稲が連作出来るのも、水のおかげだと聞いたことがあります。

そして、植えてしばらくすると、今日はお天気が良かったので
苗たちは太陽に向かってピンと背筋を伸ばします。
これにもビックリ。

最近は植物工場が増えていて、内部環境をコントロールして
計画的に野菜を出荷することも行われているようですが、
放っておけば、水と土と太陽が作ってくれるものを
わざわざエネルギーを使って人工的に光を当てたり、
ハウスなども石油が円安で上がってきても、
元が取れるのかと心配になるくらい、
水と土と太陽の力は「すごい」の一言です。

そしてむかしの人の知恵は時の試練をへているだけに
脱帽するくらい自然を利用して緻密かつフレキシブルです。

今日植えた小さな苗が、8月になるとこんな風になります。
20130413

楽しみですね。

水田には、オケラ、アメンボウ、タニシなどのほか
蜘蛛もいて、それがツツツーっと水面を走って行く様はニンジャのようでした。
またオケラは、前足がモグラを思わせるほど太く、
それで泥をかき分けるらしいです。
身体も、名前の響きよりずっとしっかりした大きさです。

そうそう、水田にいるというタガメは
残念ながら見ることはできませんでしたが、
『「タガメ女」を読んでみました』の記事は1100pvを越えました。

二日間の力仕事で今日はよく眠れそうです。

では。

似たような記事
一年で、庭が大変身!
庭の次は家庭菜園?