外食や市販の弁当を利用する人が増えていますよね。
若い人は、長時間労働のもと、コンビニ弁当ですます人も多そうです。
以前から国民の栄養バランスについては
指針が出ているようですが、厚生労働省は
「日本人の長寿を支える健康な食事のあり方に関する検討会」
という会合で、
1回の食事ごとの食品の摂取量の基準を新たに作り、
総菜などを活用した「健康な食事」の具体的なメニューを示すことに
なったそうです。
これは、24日、東京都内で開かれた厚生労働省の検討会で決まりました。
【CBニュース】健康な食事の目安、高齢者世帯への意識を #cbnews
長生きするための「健康な食事」基準作り 厚労省検討会が初会合
このニュース読んで、正直言って、なんだかずれているな、
と思いました。
いま最も心配されるのは高齢者よりも、
こどもや若い人の食事ではないでしょうか?
最初、ニュースを読んだときは、
当然、若い人へ向けてのメッセージだと思ったのですが、
「日本人の長寿を支える健康な食事のあり方に関する検討会」
という会の名前を読んで、「何を今更」と思ってしまいました。
むしろお年寄りには、コンビニやスーパーのお惣菜や宅配をうまく使って
消費に貢献し内需拡大をはかってもらっていいのではないでしょうか。
私は、3食コンビニ弁当ですます、あるいは済まさざるをえない
若い人の食事の方が心配です。
コンビニ弁当は確かに便利ですが、栄養価でいえば、
若い人に対応出来ているとは思えません。
最も今は、冷蔵庫はもちろん鍋も持たない人もいるそうなので
自炊もままならないのかもしれません。
でも、私は、食事を全面的に外部に依存するというのは
生殺与奪を他者に預けていることになり、
最大のセキュリティーリスクではないか、
と思うのです。
大袈裟な、と思われるかもしれませんが、
実際311ではコンビニから食べ物が消えました。
ファミレスで解放したところもあったようですけど、
やはり自分の食べ物位は自分でなんとかしておきたいものです。
で、最低限、の自炊方法を書いておきます。
小さな冷蔵庫と鍋があれば自炊は出来ます。
冷凍庫付きならグッと利用範囲が広がります。
とにかくお給料が入ったら、お米とお味噌を買っておきましょう。
胚芽付きにすればビタミンも取れるし、
お味噌にはタンパク質もアミノ酸も含まれています。
これに、買ってきたお惣菜を組み合わせたり、
安売りの野菜を具にすれば、経費も節減出来ます。
お米は最近はほとんど無洗米ですからとぐ必要ありません。
まず、電気炊飯器はいりません。←これ重要
ご飯は鍋で炊けます。
というか、鍋で炊いた方が早いし美味しいです。
炊いたご飯は小分けにして冷凍庫に入れておけば大丈夫。
で、おかずはどうするか?
昔、黒柳徹子の自叙伝「窓際のトットちゃん」が
ベストセラーになったことがあります。
その中で園長先生が戦後の物資の少ないときでお弁当に困るお母さんたちに
「海と山のものを持たせて下さい」
と言います。
「海と山のもの」と言うと何やら難しそうですが、
つまり、梅干しの入ったおにぎりでも良いわけです。
私は母を早く亡くしていて、結婚する前から食事作りをしていました。
その時何冊か栄養の本などを読んで理解したのが、
「マメ」「芋」「野菜」があれば、だいたいの栄養は取れるという事です。
ビタミンミネラル炭水化物、といった考え方より覚えやすいでしょ。
単身者用の簡単なレシピも今は簡単に検索することができます。
労働条件が厳しくてなかなか自炊まで手が回らない人もいるかもしれませんが、
なおのこと、ご飯とお味噌汁ぐらいは自分でなんとか作ってほしいですね。
力のつき方が絶対に違うと思うのです。
そして最大のレシピは、人にご飯を作ってあげることです。
自分のためだけには作れない人も
人に作ってあげれば、楽しいし、美味しく食べられるというものです。