5月の画像は昨日まとめましたが、
今日は記事をまとめてみました。
5月は社会的な事象を記事にすることが多かったです。
社会的倫理の観点からも、また政治的経済的にも
「これで良いのか」と疑問に思うことが多いからでしょう。
絵や文化の話しの方が気が楽だけれど、
それ以前の問題があまりに多いのが
今の日本です。
選挙も近いです。
多分今度の選挙の如何で、今後四年間が決まります。
でも、震災以降人々の心は、政治や社会のことより
目の前のことに行きがちに見えます。
きっと、311以降吹き出してきた社会の矛盾があまりに重くて
見ないで済むならその方が楽だからです。
でも見ないでやり過ごせる問題ではないものばかりです。
かつて井上陽水は、「傘がない」で、
自殺者が増えている社会問題より傘がなくて君に会いに行けないことの方が問題、
と歌いました。
一方、中島みゆきは「宙船(そらふね)」で、
お前が消えて喜ぶものにオールを任せるな、
と自ら動くことを歌います。
どれほど自分だけは必死に生き残ろうと頑張っても
社会全体が良くならなければ、
その努力が泡になることがあるのではないでしょうか。
ノマドという言葉もあるし、海外で生活する日本人も増えています。
海外生活の長い日本の方々のツイッターを読むと
日本社会への厳しい批評が目につきます。
納得する内容であることが多いです。
そしてその方達が言うように、
日本社会が今の危機を乗り越えられずにいることも事実です。
一方、よく北欧が天国のように言う人がいますが、
一度だけしか行ったことないけど、
オスロの街に若者の浮浪者が目についたことに驚きました。
学費は大学まで無料の社会でも、
やはりドロップアウトする人はいるのです。
多分、世界中探しても「天国」のような国や社会なんて無いのです。
自分達の社会は自分たちで良くするしかないのしょう。
日本ほど自然に恵まれている国は世界中探しても多くありません。
(それを大事にしているかどうかは別にしても)
明治の近代化が上手く行ったのは
江戸時代の寺子屋で識字率が100%に近かったから、
という説もあります。
隣の芝生は緑に見えます。
「侵略戦争ではなかった」というような間違った認識や
偏狭なナショナリズムではなく
自国の文化や伝統に誇りを持ちたいです。
もう終わってしまいましたが、
「国宝・大神社展」という東京国立博物館の展覧会に
5月の終わりに行ってきました。
国宝・大神社展
伊勢神宮の式年遷宮もあり、日本中のお神社さんから
国宝の鎧兜や大刀、神輿など出品され見応え満点でした。
来年には福岡で開かれるようですから、お近くの方は是非いってみて下さい。
ちょうど同時期に日本におけるイタリア2013で書いたように、
西洋美術館では「ラファエロ展」をやっていました。
ラファエロ( 1483年 – 1520年)が生きた時代は
日本で言えば室町時代です。
すごい昔のような感じがしますが
日本の刀剣、螺鈿や蒔絵、鋳金といった技術は
世界に誇れるものがありましたし、
室町時代は海外との取引も多かったようです。
「国宝・大神社展」にも、蒔絵の文箱などが
厳島神社、熱田神宮、鎌倉の鶴岡八幡など
今も多くの人が訪れるお神社さんから出品されていました。
歴史が重要だなと思うのは、
歴史は過去からの繋がりですけど、
私たちが、未来と過去の間にいることを教えてくれます。
未来の時代になった時に、
未来の人たちが今の私たちのやっていることをどう評価するのか、
という視点も歴史は与えてくれます。
ネイティブインディアンは、7代先の子孫のことを考えて
今を生きる、と聞いたことがあります。
そういう視点を持つと、今の行動が違って来るのではないでしょうか。
今解決しておくべき問題に取り組む気持ちも生まれるかもしれません。
見て見ない振りはもう出来ないのですから。
さて、5月の記事の中から読まれている順ベスト5です。
5月の画像はこちらからどうぞ。
5月19日シンプル時間管理術 205pv
5月23日あなたは自分が思うより美しい 113pv
5月17日春から初夏へ 100pv
5月28日心が軽くなること 93pv
5月24日小さなことからチャレンジ 83pv