月別アーカイブ: 2014年12月

見て描いて、心でデッサンする

今年は12月に入ったとたんいきなり寒くなりました。
冬は、葉が落ちて木の枝ぶりや姿を描くにはちょうど良いですし、
去年は装備を整えてノスリなど鳥も見に行きましたが、
今年はのっけからとにかく寒くて、野外スケッチに行く気力が湧きません。

で、今年の冬は少し趣向を変えて、時々
「仕組みを知って、想像でデッサンする」練習をしています。

特に人間を見ないで描きたいので、
大学時代に習った美術解剖学を、
改めてやっています。

美術大学では、専攻によっては、見ないで描く事は推奨されませんが、
しかし、「想像で描ける」という事は獲得しておくべき
能力だと、近頃強く思うようになりました。

人間の骨格や筋肉の着き方はとても複雑です。
しかし、最近は、コンセプチュアルアートやアニメ
マンガなどの分野で「想像で描ける』ことが要求されるので、
美術解剖学が改めて注目されていて、
良い本が次々と出版されるようになりました。

私は以下の二冊を中心にボチボチやっています。

このウィンスロウ版は昨年の4月に出版され、評判が良いのか
一年で既に5刷です。
非常に詳細ですし、大学の授業で使える内容で、
超お薦めです。
ただ、独学でやる人には特に第一章がハードルが高いかもしれません。

もう一冊。

このヴァレリー版が出版されたのは四半世紀以上前。
私は以前からこちらを持っていて、
しかし正直言うと難しくて、全く使いこなせなかった。
が、今回、上のウィンスロウ版の不足を補ってあまりあり、
この二冊があって、人体の美術解剖学はほぼ網羅されたと言えるでしょう。

ダヴィンチもミケランジェロも膨大な「想像によるデッサン」を残しています。
もちろん、同じくらい沢山の「見て描いたデッサン」もあるわけで、
見て描く事と、想像して描く事は、創作の両輪です。

葛飾北斎も膨大な想像による「北斎漫画」を残しています。
直しの聞かない墨でちょいちょいと描いてしまう能力は
ミケランジェロもビックリでしょう。

実は今回、もう一冊参考にしているのが
マンガの神様、手塚治虫の「マンガの描き方」という本です。
見ないで描く、と言ったら北斎だけでなくマンガですから、
きっとヒントがあるだろう、と思ったわけです。

そして、この中で、手塚治虫も、写真なんか見て描くよりも、
本物のデッサン(見て描く事)と心のデッサン(想像で描く事)
の両方を薦めています。

以前、安野光雅の「絵の教室」という本にも同じような事が書いてありました。

この中で、安野さんの知り合いのイラストレーターの方が
爬虫類が好きで、
見ないでそのウロコが身体の流れに添ってカーヴしている様子を描き分けて
感心したという記述があります。

今は普通に写真を使って絵を描く事が行われています。
しかし、仕組みを知れば、想像で描けるわけです。
仕組みを知らずに、写真に写った部分だけ写真の通り描く事より
想像でも仕組みが分かって描くことの方が説得力がある絵が描けそうです。

最初にその事に思い至ったのが、鳥を描こうと思った時です。
なぜ鳥は飛ぶのか、どうやって飛ぶのか、
それを知るためには、どうしても骨格を知る必要がありました。

鳥の博物館へ行って、何体もの鳥の骨格をデッサンしているうちに
見ないで鳥は描けるようになってきました。
最初はまったく分からなかった羽の畳まれ方や
羽ばたくときの羽の動き、
そういったものが少ずつ見えて来るのです。

もし、鳥を描いていなかったら、
人間の美術解剖学にこれほどすんなりと馴染めたかどうかわかりません。

今日はスズメとムクドリの違いを描いてみました。
20141223d

人間の骨格は頭から肩までのつながりを描いてみました。
人間は首と肩の骨格が複雑に絡み、そして実に巧みに出来ています。
第七頸椎の下から一番上の肋骨が出ていて、
その上に肩甲骨からの骨がまたいで鎖骨につながっています。
二次元に描くのはなかなか難しいですが、
3次元を頭で想像しながら描いていました。

こうやって、想像力を養いつつ、
実物を見て描いてく事も怠りなくやらなければなりません。
20141223_2
電車の中で描いたものです。
電車の中は意外に揺れるのですね。


人間への謙虚さが、人間を強くする

クリスマスカード用の絵を描くのに
資料の中から出て来たのがこの写真。

robamieni

サンタクロースの町、ロヴァニエミの空港で撮影したもの。
このときサンタクロースの町には行かなかったけど、
オーロラを見にトナカイツアー、っていうのに参加したのよね。
残念ながらオーロラは見られなかった。

この時、ドイツで働いているオランダ人の彼氏とポーランド人の彼女、
というカップルとも一緒で、途中でログハウスで休憩中に
いろんな話しをしたの。

ヨーローッパ、って広そうだけど、
よく見れば、主要都市間は飛行機で一時間もあれば行けるし、
週末にちょっとフィンランドまで、とか
来月はスペインのバルセロナまで、
とか普通に行ったり来たり出来る。
そのカップルも、週末には飛行機で非日常を楽しみつつ
平日には寿司バーで昼食をとる。
週に一回は寿司バーに行くと言っていましたね。
ヘルシーヘルシー、と連発。

それも平和だからね。
ヨーロッパが、二度の戦争で懲りて、紆余曲折がありながら、
二度と戦争をすることが無い体制を作り上げたのは
やはり、「知恵がある」と思うのね。

ヨーロッパは中東に首突っ込んでメチャメチャにしたし
アフリカの問題とか糾弾されるべきことはいっぱいある。
確かに都合いいな、とは思う。

ただ、彼らが世界をリードするには理由があって、
彼らは常に歴史から学んで、
人間の暴走を止める「システム作り」をしようとしている。

民主主義とか立憲主義とか法治主義といったシステムは、
そういう中から生まれているのね。
根底には、ソクラテスから脈々と続く人間観察の力。

常に「人間とは不完全である」「権力は暴走し腐敗する」
という人間への謙虚で且つ第三者的視点を持つことが
結局は人間を強くし、人間社会を安定させる、という事を学んで来て
それを前進させようとしているのだと思う。

だから彼らは強い。世界のヘゲモニーを掌握する力がある。

「7つの習慣」を読んだ時に
●感情ではなく原理原則に従って判断する

という項目があって、これは
「人間は不完全で判断を間違うから法や憲法に判断させる」
という立憲主義にすごく通じる理念だな、と思った。

でも考えてみたら、人生の判断を下すのに、すべてを考えていたら
迷うばかり。
ある価値観に照らし合わせて判断を下せば、ずっと楽になる。

だから、今の政権が迷うことなく嘘でも何でも判断を下せるのは、
「改憲して皇国史観の国体を作るのだ」
というトンデモ価値観に基づいているからなのね。

でも、それがとんでもないのは、それが嘘と隠蔽から出来ていること。
しかもそれは一度失敗して自国民だけでも300万人とも言われる犠牲者を出して終わっている。
それなのに、自分たちの先の戦争での所業を反省するという謙虚さも、
世界的文脈を考慮した第三者的視点もない。

「独自の政治体制があっても良いはずだ」
という一見筋の通ってそうな見解も、
だったら、NHKを支配したり、メディアに圧力かける事無く
堂々と国民に問うてほしい。
選挙の争点は経済政策だけです、なんて欺瞞はやめて欲しい。

結局自分たちの歴史観や政治体制が国民や世界に受け入れられない事が分かっているから、
こういう事をやるのよね。

いみじくも引退を表明した石原慎太郎が記者会見で
「国民は憲法には興味ない」と、言いました。
興味ないと言うより、日本国憲法が当たり前ですから。

これからも憲法については書いて行きます。
国に自分の人権を剥奪されるのはまっぴらですからね。

でも、私のブログは、あくまでも「のんびり社会派」。
普段は楽しく読んだ本の読後感や見た映画のはなし、
また里山活動や鳥の観察会などを中心に
デッサンやエスキースをアップして行きます。
家にいろんな写真がある事に気がついたので、
今日みたいに写真も時々。

興味のある事や好きな事をブログを書くのはとても楽しい。
何でもやるなら楽しくやりたいですから。

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あべさんも見た方が良いんではないか??

↓原文と池澤夏樹の寄り添うような訳が読みやすい。お薦め。


きっと彼はそれを我慢出来ない

やたら意味深な題ですけど、今朝の、我が家の選挙総括です。

多分、自民党は(首相は?)改憲を急ぐあまり衆議院議員の任期4年を待てずに、
2016年の参議院選挙は衆参同日選挙になるだろう、
というものです。

とにかく改憲をしたくてしたくて仕方ないけど、
改憲発議には衆参両院で三分の二以上が必要です。
ところが、
むしろ今回は議席数を減らしてしまい、遠のいてしまったのです。

だからきっと、自民党は(首相は?)我慢出来ずに2016年の参議院選挙の時に
衆参同時選挙を仕掛けてくるだろう、
というのが我が家の選挙総括です。

解散時、
アベノミクスしか問わないみたいな事言っていた人が
開票結果が出たとたん、改憲を訴えて行く、
と言い出しているのです。

アベノミクスが隠れ蓑である事は明らかだし、
目的は九条をいじるだけではなく、
そして解釈改憲ではなく明文改憲化。

そして今回の抜き打ち選挙は、
700億円をかけ、 NHKを自民党の選挙公報機関に仕立て、
各メディアに「自民で300議席、三分の二」と言わせて煽りました。
おかげで、史上最低の投票率。

それでも、
自民党は2議席、減らしました。
公明党が4議席増やしたので、
差し引き政権与党が2議席増えましたが。

予兆はあったような気がします。
というのも、
この選挙戦で私が『おや?」と思った事がありました。

先週に入って、北海道の期日前投票が前回より4割増えている、
とニュースが流れたとき。

北海道内の期日前投票40%増 衆院選・中間状況、道選管が発表(12/08 16:01、12/08 16:17 更新)

天候悪化を心配してなのだろう、とも思いましたが、
実は期日前投票が多いときは、自民党は票を減らすし、時には負けるのです。
先の沖縄知事選でもそうでした。

そして、開票当日。
首相の当確が出たのが8時半近かったとき。
単に、開票体制の問題なのかもしれませんが、
しかし、300議席近くをもつ与党の党首が、
8時と同時に当確が出ないのが、とても意外でした。

私たちは70年、今の日本国憲法のもとで繁栄してきました。
なぜそれを今変える必要があるのか。
木村草太氏、國分功一郎氏、伊藤真氏の憲法の話。
でも出てきましたが、
問題は、「変える事」が目的で、その為の議論も何もすっ飛ばしている所。
すっ飛ばしているだけではなく、
自民改憲案が私たち主権者から主権を奪う内容である事は
言い過ぎても言い過ぎる事はない重要な点です。
つまり、議論をすっ飛ばすのは、国民が賛成するはずがないからですね。

とにかく、主権を国民から奪う、という世界でも稀な劣化した憲法改正をめざす
自民党。
今回、その改憲発議を自民党一党では出来ない状態を維持出来たことは
自覚的な国民の、主権者としてのバランス感覚が優れている事を
証明していると思います。

大きな船は急には曲がれません。
右旋回中の船を、急に取り舵一杯、と左に切ったら、
船は沈没してしまいます。

少しずつ少しずつ軌道修正しながら、
一人一人が選挙権、消費者としての購買権を駆使しつつ、
時にはデモや抗議行動で意思表示しつつ
アナクロニズムな方達にご退場願いましょう。

また仕事を通して、正義やフェアネスを重んじ、
嘘や隠蔽が決していい結果をもたらさない事を
伝え具現化して行く事も大切になると思います。

何しろ、311以降、私たちは、特にこの2年のあべ政権で「嘘」に
慣れすぎてしまいました。
人を騙してでも上手くやる事が成功であるかのような空気。
また「過ちを認める」ことが損であるかのように、
認めた人たちを叩きまくる風潮。

しかしこの選挙結果は、
真摯に考えているひと達が少なからずいる事を
教えてくれました。

選挙前には、真っ暗だったトンネルの先に
少しだけ明かりが見えたような気がします。

木村草太氏、國分功一郎氏、伊藤真氏の憲法の話。
という記事に書いたように、
様々な立場の方達が様々な場で真摯に発言もされています。

伊藤塾の伊藤真氏は
「私たち国民は憲法を守るために、本当に努力して来たのだろうか」
と問いかけました。

國分功一郎氏は
「おおいに政治の話しを普段からすべし」
と仰っています。

無理せず出来る事から、そしてやるからには楽しくやって行きたいものです。
2年なんてすぐやってきます。
でも、国民が日頃からしっかり声を上げて行けば、
少しずつ船は真っすぐ前を向いて進み始めるでしょう。

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木村草太氏、國分功一郎氏、伊藤真氏の憲法の話。

かなり前ですが、8月の終わりに、
今最も脂ののっている哲学者のひとり、國分功一郎氏と
若手の憲法学者の木村草太氏の講演と対談を聞いてきました。

↓國分功一郎氏
20150617kokubun

↓木村草太氏
20150617kimurasouta

また、10月半ばには、「日本一わかりやすい憲法入門」として
弁護士で伊藤塾の塾長、伊藤真氏の話しを聞きました。

書こうと思いつつ、機を逸してブログに上げていませんでしたが、
どちらも、とても濃い良い内容で、
自民圧勝と言われる選挙を控えて、やはり短くても記事にしておいた方がいいと思い、
書く事にします。

前者は、国立市公民館図書室の主催する
「哲学と憲法学で読み解く 民主主義と立憲主義」
という表題のイベントで、國分さんのツイッターで知ったのでした。

いまから半年前の7月1日の集団的自衛権の容認の閣議決定を受けての
哲学と憲法学からのアプローチを試みるものでした。

國分さんは哲学者の立場から、
事象と概念を論理的に分析して理論的に順序立てて考える作業を、
木村さんは
憲法学者として、正しい知識を知って考えてもらう、
というスタンスでした。

伊藤真さんの講演は、地元の地方議員さんの主催の講演会でした。
ずばり、日本国憲法ってなんだろう、というものです。

どちらの会も
当日配られたサマリーやパワポの資料が手元にあります。

3人の話しをまとめるのは少々無理がありますが、
印象に残ったところ、また、あまり世間でいわれていない内容、
そして、これだけははずせない、と私が思った論点を書いておきます。

國分さんは、政府の言動から見える政府の欲望を分析。
「国民を守るため」「日本が危ない」
と煽っているが、もし本当に危険なら、
現行の法律で出来ることはいくらでもあるのにそれをやらない。
どうやら、安全保障のために解釈改憲が行われたのではなく、
「解釈改憲」のために安全保障を持ち出されたのだろう、と。

なるほど。

また、各地の自治体で、憲法を守る会などの集まりが「政治的」と言う理由で
中止されるなどに危惧を抱いておいでて、
「おおいに政治の話しを普段からすべし」
意見が違うからって、絶好なんてする必要は無い。

そして「民主主義」と「立憲主義」について言及されます。
「立憲主義」に関しては、伊藤塾長のところでまとめます。

私が、とても新鮮だったのは、
自らのお話を「専門的技術的解説」と言っておられた
木村草太さんの、テクニカルな分析。
憲法に書いてあることだけを読みこむだけで、
こんなに様々なものが見えて来るのか、
という驚き。
私たち、全く憲法使いこなしてないじゃない、という慚愧の念。

実は、憲法には内閣のするべき仕事が73条に書いてあるのだけれど、
その中に「外交」はあるけど「軍事」は無いので、
軍事に言及した閣議決定は明らかな違憲、だと。

え、そうだったんだ〜。

そして、「まともな」憲法学者なら必ず「違憲」と言うだろうと。

ちなみに
「外交」は他国の主権を尊重して、対等の立場で行う活動
「軍事」は他国の主権を制圧して行う活動。
と定義されるようです。

その他にも
「知性とは他者の視点を持つことである」
「民主主義の概念は一つではない」
などと、知的に刺激的な言葉が印象的でした。

さて、伊藤塾長のお話は、すべてをテキスト化したいような内容でした。
ただ、ここでも印象的だったのが、
「国民は憲法を守るために、本当に努力して来たのだろうか」
という問い掛け。

ず〜〜ん。ですよね。

以下は、塾長のパワポから。
<日本国憲法の理念と基本原理>
●個人の尊重を中核とする立憲主義の理念
 すべての人々が個人として尊重されるために、
 最高法規としての憲法が、国家権力を制限し、
 人権保障をはかると言う立憲主義の理念を基盤としている。
●基本原理
 立憲主義に立脚し、国民主権、基本的人権の尊重、
 恒久平和主義を基本原理としている。

木村さんが
「知性とは他者の視点を持つことである」と言っていたように、
伊藤さんは
「多数意見が常に正しいわけではない」
「多数意見にも歯止めが必要」
「多数意見や法律でも奪えない価値、平和や人権など、があるはず」
という事を言っていて、

「人間は間違いを犯すことがある」
という謙虚さが憲法の根底にはある、
と指摘されていました。

憲法とは国家権力を制限して国民の権利と自由を守る法
である。
国民には政治家など公務員に憲法を守らせる責任がある。
とも。

選挙の争点は「アベノミクス」だそうですが、
むしろ選挙の結果、何が起こるのか、
という想像力が今一番重要なのかもしれません。

ポリタスのサイトに、哲学者 国分功一郎氏の【総選挙2014】亡命はなぜ難しいのか?という記事が載っています。

是非、多くの方に読んで頂きたいです。

  


円安で喜ぶ人たち

我が家で、夕飯時に、経済の話しになりました。
キッカケは、今日の株の下落です。
夫が分かりやすく私の質問に答えてくれました。

そして、実は円安で儲かっているのは誰か。
その誰かさん、どうやら、風が吹けば桶屋が儲かる式のぬれ手に粟らしい。
という話しに、最後はなったのです。

今日の株の下落はアメリカに連動してのもので、
アメリカでは、200ドル以上も下がりました。
エネルギー関連がどっと下がったようです。
為替オンライン

ちなみに夫は、毎日、日経新聞と東京新聞をかなり詳細に読んでいて、
そこからの情報ですから、特定秘密は一つもありません。(爆)

実は、世界の石油の消費量は減っている。
特に中国の需要が減っている。

にもかかわらず、OPECが減産をしないから、
石油価格が下がっている。

中国の減速の影響は石油だけではない。
他の資源国にも及んでいて、資源国は売り上げが落ちている。
資源国であるオーストラリアは、そのため緊縮財政で政権の支持率が急落。
オーストラリアは鉄鉱石の価格などを5月に下げているのですね。

ロシアも資源国だから大変。

産油国は、と言うと、サウジ以外の中東諸国は売り上げが減って
消費が縮みだしたらしい。
バンバンお金を使っていた中東に出稼ぎに行っている
フィリッピンの人たちなども
仕送りが少なくなって困っている。
ここでも使えるお金が少なくなっている。

では、なぜ、OPECは減産しないのか、という点です。
実は現在世界最大の産油国はアメリカで、
それはもちろんシェールオイルなどで増産しているからですが、
日量850万バレルと27年ぶりの高水準となり
輸出も約40年ぶりに一部再開した、という事です。
しかし、シェールオイルは、掘れば出る中東と違って
設備投資がかかっている。

シェールオイルの採算が取れる価格は、幅があるけど
1バレル80ドル前後ともいわれている。
サウジは65ドルくらいまでなら持ちこたえると言っているらしい。

原油安が長引けば、シェールオイルの開発に歯止めをかけられるかもしれない、
という事のようで、
で、エネルギー関連の株が売られて200ドルも株が下がった、
という、はじめの話しにつながります。

さて、日本はどうでしょう。
アベノミクスによると、日本は輸出国ですから円安にして
輸出を増やそう、という事でした。
ところが実際は、今日本は貿易赤字を抱えています。
◎2014年度上半期の貿易赤字、5.4兆円=輸入増で最大

石油輸入国ですから、もし円安でなければ、
こんなに赤字が広がるはずは無かったし、
それに増えるはずの輸出はどうなったのでしょうか。

もう、トヨタなどは海外が拠点ですから、
輸出が増えるはずは無いのです。
しかし、ここですごいトリックが生まれます。

海外での売り上げをそのまま日本に持ってくれば、
円安ですから、なんと為替の差額でぬれ手に粟で、
トヨタにはお金が転がり込みます。

というわけで、円安で食料や生活品が上がって苦しい庶民を尻目に
円安で大喜びしている人たちがいるのですね。

もし輸出で儲けているのなら、関連企業なども潤うでしょうが、
海外での売り上げを移動させているだけですから、
ぬれ手に粟は、トヨタ本体だけ、ということになります。

これがアベノミクスの正体です。

加えて、最近は、株価維持に年金基金までつぎ込んでいますね。

なぜ、自民300議席なのか、理解不能です。

そしてアベノミクスは、当然ながら、真の目的を隠す隠れ蓑。
真の目的、憲法改正の真の目的は、実は9条ではない。
集団的自衛権の容認の閣議決定で、憲法違反とはいえ、
毀損出来る方向に持って行きますから。

実は、国を近代国家から後退させ、私たち国民から主権を奪う事なんですね。
「基本的人権」の削除


ネット時代の個人のチャレンジを可視化「かさこマガジン」のポジティブさ

カメライターで、ブロガーの「かさこさん」が毎年ご自身で作っておられる
「かさこマガジン5」が、昨日我が家に届きました。
かさこさん、ありがとうございます。

かさこさんのブログ

しかも今年は凝ったことに、
「人生を楽しく生きるためのセルフブランディング術」
と印刷された特製の黄色い封筒に入って来たのです。
やることが半端じゃないです。

去年の「かさこマガジン4」は写真エッセイ満載の
「個人版/風の旅人」っていう趣だったけど、
今年は「セルフブランディング」に焦点を絞って更にパワーアップ。

かさこさんが15年に渡ってブログや現実で試行錯誤して来た
「セルフブランディング術11か条」
とそれを実行するためのノウハウを惜しげもなく一挙公開。

かさこさんって誰?
という方はご本人のブログを読んで頂くのが一番だけど、
ご自身のプロフィールを引用すると

「年間8万枚の撮影、年間90万字の執筆をこなす、
写真も撮影できるライター=カメライター。
トラベルライター、金融ライター、不動産ライター、ブロガー。」

私のブログは、かさこさんのブログの100分の一のアクセス数なので
私が宣伝まがいに紹介するのもおこがましいのだけれど、
確かに「セルフブランディング」がないと淘汰されていく時代なのです。

そのかさこ流セルフブランディング術11か条とは

①好きをテーマにブログ作成
②印象的なペンネーム(又は実名)
③ユニークな肩書き
④インパクトのある名刺
⑤SNSでつながり拡散
⑥強みのわかるプロフィール
⑦ホームページ
⑧無償で実績作り
⑨セルフマガジン配布
⑩オフ会、勉強会、講演開催
⑪書籍出版
+α???

というもの。

実はかさこさんは、
「好きを仕事にする」というテーマで、ずっとブログ記事を書いていて、
上記11か条はブログ記事でよく取り上げていて自由に読めますし、
私自身、自分のブログを始めてから、いろいろアイデアを頂いています。

と言っても、
①②⑤⑦⑧は、かさこさんのブログを読む前から
私自身それなりに実行していたのだけど、
なんといっても「⑨セルフマガジン配布」には
思わず、これだ!と唸ってしまいました。

また最近は、④の名刺の作り方にも唸らされています。

セルフマガジンは、最近たたき台を作って、
家のプリンターで印刷して、少しずつ配り始めています。
まだ、本格的に印刷するには至って無いけど、
来年、7月に開かれるクリエイターEXPOという商談会に
登録したので、それまでには印刷版を作るつもり。
このクリエイターEXPOの存在を知ったのもかさこさんのブログ。

かさこさんは、セルフマガジン効果で映画監督までされました。
映画「シロウオ」〜原発立地を断念させた町〜

でもユニークなのは、映画を撮るというすごいことをしたのに
「それも手段」と、最近はYOU TUBEにインタビュー動画をドンドンアップ中。
とにかく、すべてがポジティブで、経験を無駄にせず前進中。
今回のセルフマガジンの中で特に印象に残った言葉が
「才能とは持続する情熱 好きなことしか成功しない」というもの。

ところで、かさこさんのように
「ブログを毎日アップする」という人は少なからずいて、
今日マチコさんなど、成果をドンドン出している人も続々と生まれています。
本当に、ネットは個人の発信になくてはならないツールになりました。

私も、今ネットで発信するか迷っている人がいたら、
サービスブログなら一分で作れるから、やるべきだと思うし、
それでも踏み切れない人は「かさこマガジン5」を読んでみることをお勧めします。
きっと勇気万倍になること請け合いです。

ところで、一つだけ補足すると、
もしこれからブログを始める人は、
出来たら、独自ドメインを取っておいた方が良いという事。

私のドメインは
atelierofmadam (アトリエオブマダム、マダムのアトリエ)
なのですが、
311以降、HP制作とブログ発信を決めたものの
去年まで踏みきれなかったのは
ドメイン名をどうするか考えあぐねていたからです。

インターネットは世界に開かれています。
文字の発信は日本語に限られるけど、
HPは絵が主体なので、どうせなら海外の人にもわかる
ドメイン名を使いたかったのです。
日本人の名前は実は外国の人にはローマ字でも読みにくいのです。
だから英語で意味が通るドメインを考えました。
ペンネームもその時に考えたもの。
プロフィールや名刺なども徐々に充実させていきたいと思っています。

さて、かさこマガジンは、
郵便番号、住所(マンション名など省かず)、お名前、希望部数を、
kasakotaka@hotmail.comまでメールで申し込んで下さい、とのこと。

今回のテーマは「セルフブランディング」だけど、
かさこさんの活動には「少しでも良い世の中にしたい」
という思いが通奏低音のように流れていると思います。
それがよりポジティブな印象に繋がるのでしょう。

ブログは、短い記事で良いから毎日更新するのがベストです。
もっとも、最近私は、インタビュー記事や書評や映画評などが
意外に難しいことにに気付いて、もっぱらそちらを修練中で、
少し更新頻度が落ちていますが。

そして、書きたいことを書くのが一番。
ブログを書いて一番成長するのは実はブロガー自身。
読んでもらえる工夫をすると、他の人にも役に立ちます。

<関連記事>
オフ会に参加してみました。

実は原発を断った町が34もある。


生態系の相乗効果と「七つの習慣」

ハウツーものの古典とされている、スティーブン・R・コヴィー著「七つの習慣」、
前回の「投資の大原則」に続き図書館で借りたので、
感想文を。

かなり良質な、お薦めの内容ですが、
具体例などが長く厚く場所を取るので、(つまり少し冗長)
エッセンスやマトリックスだけでも、
メモを取りながらにすれば、
買わなくても、借りるだけでも十分かもです。(笑)

作者が書いているように、いわゆるハウツーものではないですね。
ハウツーものによく書かれている
態度やスキル、イメージの作り方、といったことではなく
原理原則そのものが重要なのだ、としていて、
それを作者は「人格主義」と呼んでいます。

さて、私が重要だと思った部分をいくつか書いておきましょう。

1)間違いを認めて行動を正して行かないと、更なる大きな問題になる。
2)習慣こそが人間性を作る。
3)「原則中心」にすれば、判断が感情に左右されることは減り、まちがった判断が少なくなる。
4)自分が影響を与えられる部分において全力を尽くせ。
5)「自立」した人間は、生態系のように相互依存関係でこそ、更なる相乗効果を生む。
6)時間管理の重要性

以前、「シンプル時間管理術」という記事で書いたように、
私は、この著者の考え方に基づいて作られた手帳をずっと使っています。

↓私が使っているのは、レフィルではなく、最小最軽のタイプ。

この手帳を見つけた時は、「こういう手帳が欲しかったんだ」と
思わず買い求めました。
欲をいえば土日欄が平日と同じ広さが欲しいのですが、でもこの軽さと大きさで充実の内容です。
(肩凝りの私にとって「軽い」と言うのは重要な条件)

で、11月に入って、この手帳の来年度版を買いに行ったとき、
この「七つの習慣」の完訳版が出たことがお店の中に告知してあって、
ずっと手帳使っているから試しに読んでみるかな、
と思ったわけです。

が、図書館は予約満杯でしたので、
旧版を読むことに。

一番気に入った部分は、
著者は、ひとりの人が他者依存の状態から脱することが第一歩、
そして、自立することが次のステージ、
としながらも、自立した者同士が、
更に共助という相互依存の状態になることが第三ステージで、
最も大切と説いている点です。

自立さえすれば良いのではなく、
更に助け合えることが大切だ、と説いているのですね。

そうなるために、どのようなステップを踏めば良いのかを
「七つの習慣」で説明して行きます。

それを生態系のつながりと結びつけているところは、
繋がりが描ければ、と思っている私の視点と似ていてビックリ。

以下最後の方の424ページの部分から引用します。

自然界のすべてが相乗効果的である
生態系という言葉は、基本的に、自然界の持つ相乗効果を表現するものである。あらゆるものが、他のすべてのものと関係しあっている。そうした関係の中で、創造的な力が最大限に生かされる。「七つの習慣」の本当の力は、個々の習慣にあるのではなく、その相互関係にあるのだ。

別の言い方では、

「全体の合計は各部分の和より大きくなり得る」

とも言っています。

また、「約束」という概念も、他者への約束以前に
「自分への約束を守ること」がまず大切、と説いていて、
この部分もインパクトがありました。

若い頃、三島由起夫の、作品を読んだとき
「禁色」だったかなんだか覚えていないのですが、
「自分を欺けば、神をも欺くのも平気になる」と言う一節に衝撃を受けたことがあります。

「人格主義」といいうのはそういう事をいうのでしょう。

そういえば、国民に嘘ばかりついているどこかの宰相は
それ以前に、自分自身を裏切っているのでしょうね。

良い本なので
内容的には★5つ上げたいけれど、冗長なので、
★★★★。
実行出来れば人生劇的に変わるだろうという
良い内容なのに、とにかく長い。
具体例が多すぎて、飽きるし、かえって分かりにくかったです。
また翻訳が、何となくこなれていない日本語なのも残念でした。

さてさて、今年も三週間ちょっと。
↓定番、ご愛用「猫の日めくり」。

飼い主たちが撮ったとっておきのショットばかり。
可愛いだけではない、猫と飼い主の息づかいが分かる写真が楽しいです。猫好きにはお薦め。