日別アーカイブ: 2013年8月29日

私がおばさんマネなら

以前、高齢者より若者の食事の方を心配してほしい。
という記事を書きましたが、
今日は話題のドワンゴの「女子マネ弁当」
について、私がおばさんマネなら
どうするか、を書いてみます。

以下の記事を読んですごく不思議だったのは、
ドワンゴには社員食堂はないのか、という点でした。
ドワンゴ「助けて! エンジニアが朝出社しないの!」→ 女子マネージャーが弁当を手渡してくれる「女子マネ弁当」システム導入で生活習慣改善へ

正直言って、ドワンゴがどの程度の規模の会社か知らなかったので、
会社のホームページを見たら、
歌舞伎座タワーの12階にオフィスを構える、
千人弱の一部上場企業ではないですか。
資本金も106億1,630万円(2012年9月30日現在)。

え、今は、この程度の規模の会社でも
社員食堂無いの?

もし、本当に社員食堂ないのだとしたら、驚きです。
それとも社員食堂はあるけど、みんな起きられないから
こういうイベントにしているの?

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さて、「食」は人生の基本です。
この至極当たり前の概念が、日本社会では近年希薄になって来ているな、
と気になっています。
ある面、人は「食べる」ために生きるのです。
何故なら、食べなければ生きられないから。
でもそれは、ただ空腹を満たすためだけではないのです。

人間は自分の身体の中で自分のための栄養を作れないから、
食べなければならないのです。
植物は太陽のエネルギーと水があれば、
自分の中で栄養を作って大きくなります。
動物はそうはいきません。
だから、三大栄養素(糖質、タンパク質、脂質)とかミネラルなどを
を含む食品を食べることで、エネルギーを得て活動したり、
細胞分裂を繰り返して生きながらえるわけです。

こういうことは義務教育で習うでしょ?

上の記事では、エンジニアが朝起きられない、とありますが、
キチンと栄養のある食事をとらなければ、
キチンとした生活も送れないでしょう。

また、「女子マネ」がお弁当を渡していますが、
そのお弁当も、お金はかかっているのでしょうけど
栄養的には十分でしょうか?

記事からの想像ですが、忙しさにかまけて、食べるものも食べずに
生活が不規則になり、能率も落ちていませんか?

「女子マネ」も良いけど、
もっと根本的な社員の健康管理のための方策、例えば、
ないのなら社員食堂を作る、とか管理栄養士による栄養相談の日を設けるとか
という次元の話のような気がするのですが……。

タニタ食堂の栄養士さんとかに相談されたらどうでしょうね?

IT業界には詳しくないので、上の記事からの推察ですが、
もしかしてこういう会社、増えているんでしょうか?

ま、実は、上の「女子マネ」の記事は、
性による役割分担にも関係すると思うので、
上場企業として、問われる気もしますが、
今日は「食」の問題として取り上げてみました。