以前はあまり気がつかなかったのですが、
里山風景に馴染むようになると、
普通に歩いているだけで、
いろんな拾い物をするようになります。
一昨日はアブラゼミの死骸が風に舞っていたので
持って帰って来てデッサンしました。
頭と羽しか残っていないものでした。
以前、トンボのひからびたのを見つけた時にもその羽の
構造に魅せられたものでしたが、
セミの羽も素晴らしい構造をしています。
どれほど細かくても、構造が十字になることはありません。
必ず少しずれていて、T字に交差するようになっています。
一ヶ月ほど前には、家の近くの道路で
キラキラと玉虫色に光るカナブンを見つけました。
こういう拾い物は、すぐ絵にしないと持たないので、
予定外で急に忙しくなります。
カナブンの美しい玉虫色も3日もすると鈍くなってきました。
明日は処暑。
朝晩はだいぶ風が涼やかになってきましたし、
日の入りもかなり早くなってきました。
秋の日はつるべ落とし。
早いもので震災から3回目の秋をむかえようとしています。