私がおばさんマネなら

以前、高齢者より若者の食事の方を心配してほしい。
という記事を書きましたが、
今日は話題のドワンゴの「女子マネ弁当」
について、私がおばさんマネなら
どうするか、を書いてみます。

以下の記事を読んですごく不思議だったのは、
ドワンゴには社員食堂はないのか、という点でした。
ドワンゴ「助けて! エンジニアが朝出社しないの!」→ 女子マネージャーが弁当を手渡してくれる「女子マネ弁当」システム導入で生活習慣改善へ

正直言って、ドワンゴがどの程度の規模の会社か知らなかったので、
会社のホームページを見たら、
歌舞伎座タワーの12階にオフィスを構える、
千人弱の一部上場企業ではないですか。
資本金も106億1,630万円(2012年9月30日現在)。

え、今は、この程度の規模の会社でも
社員食堂無いの?

もし、本当に社員食堂ないのだとしたら、驚きです。
それとも社員食堂はあるけど、みんな起きられないから
こういうイベントにしているの?

20130329b

さて、「食」は人生の基本です。
この至極当たり前の概念が、日本社会では近年希薄になって来ているな、
と気になっています。
ある面、人は「食べる」ために生きるのです。
何故なら、食べなければ生きられないから。
でもそれは、ただ空腹を満たすためだけではないのです。

人間は自分の身体の中で自分のための栄養を作れないから、
食べなければならないのです。
植物は太陽のエネルギーと水があれば、
自分の中で栄養を作って大きくなります。
動物はそうはいきません。
だから、三大栄養素(糖質、タンパク質、脂質)とかミネラルなどを
を含む食品を食べることで、エネルギーを得て活動したり、
細胞分裂を繰り返して生きながらえるわけです。

こういうことは義務教育で習うでしょ?

上の記事では、エンジニアが朝起きられない、とありますが、
キチンと栄養のある食事をとらなければ、
キチンとした生活も送れないでしょう。

また、「女子マネ」がお弁当を渡していますが、
そのお弁当も、お金はかかっているのでしょうけど
栄養的には十分でしょうか?

記事からの想像ですが、忙しさにかまけて、食べるものも食べずに
生活が不規則になり、能率も落ちていませんか?

「女子マネ」も良いけど、
もっと根本的な社員の健康管理のための方策、例えば、
ないのなら社員食堂を作る、とか管理栄養士による栄養相談の日を設けるとか
という次元の話のような気がするのですが……。

タニタ食堂の栄養士さんとかに相談されたらどうでしょうね?

IT業界には詳しくないので、上の記事からの推察ですが、
もしかしてこういう会社、増えているんでしょうか?

ま、実は、上の「女子マネ」の記事は、
性による役割分担にも関係すると思うので、
上場企業として、問われる気もしますが、
今日は「食」の問題として取り上げてみました。