カテゴリー別アーカイブ: インターネット

LINEが可視化してくれた、便利さの裏側

この本で「やっぱり」と思った事の一つが
インターネットはどれほど匿名でも、実は匿名であり続ける事の方が難しく、
ウィキリークスが画期的だったのは、その匿名性を幾重にも担保するシステムだった、
という点です。

匿名で嬉々と他者に誹謗中傷めいた言葉を送りつける人がいますけど、
実はネット上の匿名とは頭隠して尻隠さず状態なのです。

そういえば、映画『セブン』でも、ひも付き情報の実態を垣間見ました。
ご覧になった事の無い方のためにストーリーを簡単に説明すると、
連続猟奇殺人犯(ケビン・スペイシー)をブラッド・ピット扮するFBIの捜査官が
図書館の貸出履歴から犯人を突き止める、という話です。

「セブン」という題はにキリスト教の七つの大罪から取ったもので
話しに厚みを与えているのだけれど、
私は、その事より、図書館履歴もすべて国に把握されている事に
衝撃を受けました。

事ほど左様に、ITというのは便利であるとともに
個人を監視の海に簡単に放り込んでくれるものなのですね。

だからといって、個人の活動を広げてくれるツールでもあるわけだから、
使わない、という手は全く無いわけだけど、
やはり注意深くつきあう必要はあります。

住所や電話番号はネット上に載せないのはもちろんの事、
自分の子どもや孫の写真は載せない(フェイスブックでも)
若い女性は自分の居所を逐次ツイッターなどで報告しない、
自撮り写真は慎重に、
など、個人の特定が容易になる事には
用心深くしてし過ぎる事はないと思います。

それにしても、日本はこんなに先進国なのに
ITに関しては後進国ですよね。
Wi-fiなどの設備も揃ってないし。

リスクは工夫して対応するにしても、
ベネフィット(恩恵)をもっと厚くして欲しいです。

特にオリンピックを本当にやるなら、
もっと日本中のネット環境整えた方が良いですよね。
それが一番のおもてなしかも。

「立って仕事」は、なかなか調子が良い。時間も上手く使える

いま、年末に出来なかった片付けをしています。
パソコンのデータ整理もあり、
北欧やシリコンバレーではデフォルテと言われる「立って仕事」
を取り入れてみました。
仕事もはかどるし、なかなかいい感じです。

今頃片付けをしているのは、
去年の10月から猫の入院、夫の入院が続いたことで、
年末に片付けが出来なかった理由としてまずあります。

と同時に、
時代がドンドン不穏当になって行くので
いつでも身動き出来るように様々な書類をきちんと片付けておこう
と思ったこともあります。

お金などもいつでもだせるように非常時用の口座を作ったり、
保険も最新ものにアップデートしたり。
そして、このブログのバックアップを作ったりしました。

このバックアップが大変でしたが、しかし、
バックアップを取りながら読み返してみると
改めてブログの記事は「自分の宝だ」と再認識。

以前はこまめにバックアップを取っておいたのですが、
最近はサボりがちで100以上の記事を保存するのは大変でした。

ずっとパソコン作業していると疲れるので、
「立って作業すると良い」と言う話しを思い出し、
キーボードとマウスだけ段ボール箱に載せて
立って作業をしていました。

これが良いんですね。

立って仕事をすると、何かものを取りたい時も
すっと動け、「面倒だからあとで」という事が無くなり
仕事が実によくはかどります。

さすがに一日立っていると、最初の二日ほどは足がむくみ腰が痛くなりましたが、
しかし思いがけず、
週の後半から、とても体調が良くなって来たのです。

また筋力がついて来たせいか、からだのバランスも
良くなって来たのです。

おまけにタッチタイピングもとてもやりやすい。

もともと、大きな絵を描く時には立って描いていますし、
スケッチなども座って描く事はあまりありません。
集中力が違うのですね。

とすれば、室内でのパソコン作業も同じようにはかどるのは
当然なのかもしれません。

「立って仕事、パソコン作業」は本当にすすめです。

ブログを巡るあれこれ/小飼弾さんの「自分のメディアの時代」が私の原点

今月の25日で、ブログ開設後丸2年経過し、
3年めに入ります。

私がブログをやる上で、いつも念頭に置いているのが
小飼弾さんの「自分のメディアが持てる時代」という言葉です。

その言葉を聞いたのは、「朝まで生テレビ」の中でした。
多分、2003年か2004年くらいだったと思います。
現在の家のリビングで観た記憶があるので、
2003年より前ではないと思います。

その時の鮮烈な印象は今でも忘れません。
個人が発信できる時代の到来なんだ、
という驚き。

あの一言が私をネットに目覚めさせたと言っても過言ではないかもしれません。

その後、既存のブログサービスでブログをもったこともありましたが、
時間管理の難しさから削除してしまいました。

そして2011年の大震災と原発事故。
怒濤のような日々が始まり、
以前少しだけかじったHTMLとCSSをなんとか思いおこして
ホームページを作リ出しました。
その時の心境は「「分析は悲観的に、行動は楽観的に」にも書きました。

結局本格運営が始まるのは2013年1月でしたが、
遅れたのには理由がありました。
ドメイン名が決まらなかったのです。

ホームページを作るにあたってドメイン名に関して、
いくつか考慮したいと思うことがありました。

●覚えやすいこと
●海外の人でも分かりやすいこと
●プライバシーが簡単に分からないこと

ドメイン名は自分の名前や会社の名前を付ける人が多いでしょうが、
日本人の名前は、ローマ字でもなかなか読みにくいものです。
私は、せっかく世界に開かれているインターネットだし、
しかも言葉ではなく「絵」が主役なのだから
英語圏の人にも意味の分かるドメイン名にしたかったのです。

随分と自意識過剰、と思われるかもしれませんが
これにも原体験があります。
2000年に初めて米国のワシントンに行った時に、
あちらで会った人に「絵を描いている」というと
必ず「ホームページはもっているか?」
と聞かれたのです。

そのとき、インターネットが世界に開かれている事を肌で感じました。

「atelierofmadam」というドメイン名は、一般名詞と前置詞だけの組み合わせですから、
英語が読めれば簡単に覚えられます。
また、日本の方には「マダムかよこのアトリエ」と日本語で検索してもらえば問題ありません。
むしろアルファベット文化ではないので、その方が検索しやすいでしょう。

さて、このブログでは自分の書きたい事を書いてきました。
小飼弾さんの言葉を聞いてから10年以上経っても
なかなか「自分のメディア」として使いこなすのは大変です。
それでも、検索ワードを見ると実に様々な方面から検索されている事が分かります。

最近は映画「鳥の道を越えて」の映画評を書いたところ
映画のサイトにご紹介頂きリンクも張って頂いたので、
そこからの訪問者が増えています。
「秀作ドキュメンタリー映画 その①「鳥の道を越えて」」

NHKでポールスミザーが紹介されると
園芸関係のページのアクセス数が増えます。
雑草という名の草はない

また、梅雨くらいになると「草むしり」での検索が増えます。
一年で、庭が大変身!

昨秋は「オペラアイーダ」の検索で来る人も多かったです。
オペラアイーダ、キャンセル騒動

検索ワードを見ると、ネットといえども、
リアルトの関係でアクセス数が増える事が分かります。

というかむしろ、過去記事はリアルとの接点で読まれる事が多いのでしょう。
これも「自分の書きたい事を書いている」からだと思います。

ブログ運営に関しては、
「テーマを決める」という事が金科玉条のようにいわれるけれど、
むしろ「自分のメディア」と考えると
そんなにこだわらずに「全体で自分」そしてそれが読んだ人にも役に立ったり
ヒントになったりすれば儲け物、
くらいに考えておく事が長続きのコツかもしれません。

最近は、少し更新頻度が落ちていますが
やはりブログは更新頻度を上げないと、と思うこの頃。

3年目をむかえて初心に返ってブログを書いて行きます。
挿絵もお楽しみに!

人間への謙虚さが、人間を強くする

クリスマスカード用の絵を描くのに
資料の中から出て来たのがこの写真。

robamieni

サンタクロースの町、ロヴァニエミの空港で撮影したもの。
このときサンタクロースの町には行かなかったけど、
オーロラを見にトナカイツアー、っていうのに参加したのよね。
残念ながらオーロラは見られなかった。

この時、ドイツで働いているオランダ人の彼氏とポーランド人の彼女、
というカップルとも一緒で、途中でログハウスで休憩中に
いろんな話しをしたの。

ヨーローッパ、って広そうだけど、
よく見れば、主要都市間は飛行機で一時間もあれば行けるし、
週末にちょっとフィンランドまで、とか
来月はスペインのバルセロナまで、
とか普通に行ったり来たり出来る。
そのカップルも、週末には飛行機で非日常を楽しみつつ
平日には寿司バーで昼食をとる。
週に一回は寿司バーに行くと言っていましたね。
ヘルシーヘルシー、と連発。

それも平和だからね。
ヨーロッパが、二度の戦争で懲りて、紆余曲折がありながら、
二度と戦争をすることが無い体制を作り上げたのは
やはり、「知恵がある」と思うのね。

ヨーロッパは中東に首突っ込んでメチャメチャにしたし
アフリカの問題とか糾弾されるべきことはいっぱいある。
確かに都合いいな、とは思う。

ただ、彼らが世界をリードするには理由があって、
彼らは常に歴史から学んで、
人間の暴走を止める「システム作り」をしようとしている。

民主主義とか立憲主義とか法治主義といったシステムは、
そういう中から生まれているのね。
根底には、ソクラテスから脈々と続く人間観察の力。

常に「人間とは不完全である」「権力は暴走し腐敗する」
という人間への謙虚で且つ第三者的視点を持つことが
結局は人間を強くし、人間社会を安定させる、という事を学んで来て
それを前進させようとしているのだと思う。

だから彼らは強い。世界のヘゲモニーを掌握する力がある。

「7つの習慣」を読んだ時に
●感情ではなく原理原則に従って判断する

という項目があって、これは
「人間は不完全で判断を間違うから法や憲法に判断させる」
という立憲主義にすごく通じる理念だな、と思った。

でも考えてみたら、人生の判断を下すのに、すべてを考えていたら
迷うばかり。
ある価値観に照らし合わせて判断を下せば、ずっと楽になる。

だから、今の政権が迷うことなく嘘でも何でも判断を下せるのは、
「改憲して皇国史観の国体を作るのだ」
というトンデモ価値観に基づいているからなのね。

でも、それがとんでもないのは、それが嘘と隠蔽から出来ていること。
しかもそれは一度失敗して自国民だけでも300万人とも言われる犠牲者を出して終わっている。
それなのに、自分たちの先の戦争での所業を反省するという謙虚さも、
世界的文脈を考慮した第三者的視点もない。

「独自の政治体制があっても良いはずだ」
という一見筋の通ってそうな見解も、
だったら、NHKを支配したり、メディアに圧力かける事無く
堂々と国民に問うてほしい。
選挙の争点は経済政策だけです、なんて欺瞞はやめて欲しい。

結局自分たちの歴史観や政治体制が国民や世界に受け入れられない事が分かっているから、
こういう事をやるのよね。

いみじくも引退を表明した石原慎太郎が記者会見で
「国民は憲法には興味ない」と、言いました。
興味ないと言うより、日本国憲法が当たり前ですから。

これからも憲法については書いて行きます。
国に自分の人権を剥奪されるのはまっぴらですからね。

でも、私のブログは、あくまでも「のんびり社会派」。
普段は楽しく読んだ本の読後感や見た映画のはなし、
また里山活動や鳥の観察会などを中心に
デッサンやエスキースをアップして行きます。
家にいろんな写真がある事に気がついたので、
今日みたいに写真も時々。

興味のある事や好きな事をブログを書くのはとても楽しい。
何でもやるなら楽しくやりたいですから。

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↓先日、本屋さんで平積みになっていて、「おっ!」と思いました。
憲法を暗唱するアイドル 内山奈月×南野森『憲法主義』

YOU TUBE版もあります。
内山奈月×南野森『憲法主義』 (PHP研究所刊)
内山奈月さんってすごいです。お薦め。

あべさんも見た方が良いんではないか??

↓原文と池澤夏樹の寄り添うような訳が読みやすい。お薦め。

ネット時代の個人のチャレンジを可視化「かさこマガジン」のポジティブさ

カメライターで、ブロガーの「かさこさん」が毎年ご自身で作っておられる
「かさこマガジン5」が、昨日我が家に届きました。
かさこさん、ありがとうございます。

かさこさんのブログ

しかも今年は凝ったことに、
「人生を楽しく生きるためのセルフブランディング術」
と印刷された特製の黄色い封筒に入って来たのです。
やることが半端じゃないです。

去年の「かさこマガジン4」は写真エッセイ満載の
「個人版/風の旅人」っていう趣だったけど、
今年は「セルフブランディング」に焦点を絞って更にパワーアップ。

かさこさんが15年に渡ってブログや現実で試行錯誤して来た
「セルフブランディング術11か条」
とそれを実行するためのノウハウを惜しげもなく一挙公開。

かさこさんって誰?
という方はご本人のブログを読んで頂くのが一番だけど、
ご自身のプロフィールを引用すると

「年間8万枚の撮影、年間90万字の執筆をこなす、
写真も撮影できるライター=カメライター。
トラベルライター、金融ライター、不動産ライター、ブロガー。」

私のブログは、かさこさんのブログの100分の一のアクセス数なので
私が宣伝まがいに紹介するのもおこがましいのだけれど、
確かに「セルフブランディング」がないと淘汰されていく時代なのです。

そのかさこ流セルフブランディング術11か条とは

①好きをテーマにブログ作成
②印象的なペンネーム(又は実名)
③ユニークな肩書き
④インパクトのある名刺
⑤SNSでつながり拡散
⑥強みのわかるプロフィール
⑦ホームページ
⑧無償で実績作り
⑨セルフマガジン配布
⑩オフ会、勉強会、講演開催
⑪書籍出版
+α???

というもの。

実はかさこさんは、
「好きを仕事にする」というテーマで、ずっとブログ記事を書いていて、
上記11か条はブログ記事でよく取り上げていて自由に読めますし、
私自身、自分のブログを始めてから、いろいろアイデアを頂いています。

と言っても、
①②⑤⑦⑧は、かさこさんのブログを読む前から
私自身それなりに実行していたのだけど、
なんといっても「⑨セルフマガジン配布」には
思わず、これだ!と唸ってしまいました。

また最近は、④の名刺の作り方にも唸らされています。

セルフマガジンは、最近たたき台を作って、
家のプリンターで印刷して、少しずつ配り始めています。
まだ、本格的に印刷するには至って無いけど、
来年、7月に開かれるクリエイターEXPOという商談会に
登録したので、それまでには印刷版を作るつもり。
このクリエイターEXPOの存在を知ったのもかさこさんのブログ。

かさこさんは、セルフマガジン効果で映画監督までされました。
映画「シロウオ」〜原発立地を断念させた町〜

でもユニークなのは、映画を撮るというすごいことをしたのに
「それも手段」と、最近はYOU TUBEにインタビュー動画をドンドンアップ中。
とにかく、すべてがポジティブで、経験を無駄にせず前進中。
今回のセルフマガジンの中で特に印象に残った言葉が
「才能とは持続する情熱 好きなことしか成功しない」というもの。

ところで、かさこさんのように
「ブログを毎日アップする」という人は少なからずいて、
今日マチコさんなど、成果をドンドン出している人も続々と生まれています。
本当に、ネットは個人の発信になくてはならないツールになりました。

私も、今ネットで発信するか迷っている人がいたら、
サービスブログなら一分で作れるから、やるべきだと思うし、
それでも踏み切れない人は「かさこマガジン5」を読んでみることをお勧めします。
きっと勇気万倍になること請け合いです。

ところで、一つだけ補足すると、
もしこれからブログを始める人は、
出来たら、独自ドメインを取っておいた方が良いという事。

私のドメインは
atelierofmadam (アトリエオブマダム、マダムのアトリエ)
なのですが、
311以降、HP制作とブログ発信を決めたものの
去年まで踏みきれなかったのは
ドメイン名をどうするか考えあぐねていたからです。

インターネットは世界に開かれています。
文字の発信は日本語に限られるけど、
HPは絵が主体なので、どうせなら海外の人にもわかる
ドメイン名を使いたかったのです。
日本人の名前は実は外国の人にはローマ字でも読みにくいのです。
だから英語で意味が通るドメインを考えました。
ペンネームもその時に考えたもの。
プロフィールや名刺なども徐々に充実させていきたいと思っています。

さて、かさこマガジンは、
郵便番号、住所(マンション名など省かず)、お名前、希望部数を、
kasakotaka@hotmail.comまでメールで申し込んで下さい、とのこと。

今回のテーマは「セルフブランディング」だけど、
かさこさんの活動には「少しでも良い世の中にしたい」
という思いが通奏低音のように流れていると思います。
それがよりポジティブな印象に繋がるのでしょう。

ブログは、短い記事で良いから毎日更新するのがベストです。
もっとも、最近私は、インタビュー記事や書評や映画評などが
意外に難しいことにに気付いて、もっぱらそちらを修練中で、
少し更新頻度が落ちていますが。

そして、書きたいことを書くのが一番。
ブログを書いて一番成長するのは実はブロガー自身。
読んでもらえる工夫をすると、他の人にも役に立ちます。

<関連記事>
オフ会に参加してみました。

実は原発を断った町が34もある。

去年の記事がせっせと読まれている

20140620

一ヶ月くらい前から、去年の記事が
毎日10人くらいの方に読まれています。

一年で、庭が大変身!
昨年の4月22日の記事です。

来て頂く検索ワードは
草むしり、コツ
庭の草むしり
楽に草むしり,
庭作り草むしり

などです。

梅雨の前後から、草むしりをしなくちゃ、しなくちゃ
と思いつつ、手が付けられない方が増えるのでしょう。
高温多湿の日本は植物の天国ですから。

自分で検索をかけて、確認してみたのですが、
上記の検索ワードでググってみると
だいたい上位は業者さんが占めています。

その中で、10番目くらいにでて来る私のブログに
毎日10人くらいの人が来るのは、
なぜだろうと、自分が検索をかけた側になって考えてみました。

まず、検索のサマリーに
「草むしりのコツには二つあります……」と
具体的な数字が出るからかもしれないと思いました。
二つある、と書かれてあれば、ただ単に「コツがあります」
というより、簡単そうだし役に立ちそうに感じるのかもしれません。

実際に、この記事の内容は、
専門家の方に教わったことですし、
自分で実践したことですから、
草むしりにお悩みの方には
それなりにお役に立つにではないかと思います。

こんな風に思わぬアクセスを頂けるようになるのも
一年半、曲がりなりにも、このブログを続けて来たから。
実はこの3月4月くらいが更新ストップしそうで危なかったのです。
ルーチンになると苦にならないことでも、
習慣が途切れると、再開が難しい。
きっとそこでやめる人も少なからずいると思います。

そんな時思い出すのが小飼弾氏の
「自分でメディアが持てる時代」
という言葉。

確かに、更新が滞りがちな時にも
言いたくて仕方ない事がでてくると、
「ブログに書けばいい」と思うのです。
自分のドメインでもありますし、
「自分のメディア」という実感があります。

しかも、ブログは蓄積なんですね。
ツイッターなどの時系列に流れていくSNSとはやっぱり違う。
キチンと残ります。
また、単に自分が書きたいと思って書いたことが、
あとからその時々のトピックにシンクロすることもあります。
でもその分、ある程度の結果が出るのには時間がかかる。

もともと、何かを継続してやることに強い私。
いつもいつも人様の役に立てる記事が書けるわけではないし、
むしろ、言いたい事があるから書く事が多いです。
それでも自分の見解をいつでも誰にでも読んでもらえるブログは
何の変哲もない私だからこそ、やる価値大ありだと思っています。

ネット詐欺、あの手この手。

恥をさらすようですが、
Linkedin経由でオレオレ詐欺風の
メールを受け取りましたので、
情報共有をしておきます。

一週間くらい前に、
Linkedinでイギリス在住の弁護士と名乗る人から繋がり申請を受け取りました。

プロフィールを見に行くと
職歴や勤め先が書いてありませんでした。

Linkedinは、これでもかというくらい履歴を飾っている人がほとんどですが、
その人は職業がLawyer、住所はUKとあるのみ。

だいたい、日本人で個人で細々生きている私に
海外から繋がろうと思う人自体怪しいわけです。
私がLinkedinに登録したのは知人のすすめがあったからですが、
登録はしたものの,何人かの友人と繋がって、
あとはほぼ放置状態。

さて、その繋がり申請、
無視してすぐメールを削除すれば良かったのを、
繋がり承認したら、間髪入れず、くだんの詐欺メールが送られてきました。

内容が荒唐無稽で非常に不愉快でした。
イギリスに住む富豪の日本人が
たまたま津波の時に宮城に里帰りして家族ごと被災し、行方不明になり
銀行に残された財産を相続出来る人を捜している。
というもの。
なぜ私にメールを送ったのかというと、
名字が同じだから、と。

震災を材料に使うのもなんとも失礼な話です。

Linkedinも、キチンと使いたいなら,有料にグレードアップした方が良さそうですね。
そして,怪しいと思ったら絶対に承認しない。

怖い怖いと言ってインターネットを使わないのはもったいないけれど
常に用心して行きたいな,と改めて自戒した次第です。