今月の25日で、ブログ開設後丸2年経過し、
3年めに入ります。
私がブログをやる上で、いつも念頭に置いているのが
小飼弾さんの「自分のメディアが持てる時代」という言葉です。
その言葉を聞いたのは、「朝まで生テレビ」の中でした。
多分、2003年か2004年くらいだったと思います。
現在の家のリビングで観た記憶があるので、
2003年より前ではないと思います。
その時の鮮烈な印象は今でも忘れません。
個人が発信できる時代の到来なんだ、
という驚き。
あの一言が私をネットに目覚めさせたと言っても過言ではないかもしれません。
その後、既存のブログサービスでブログをもったこともありましたが、
時間管理の難しさから削除してしまいました。
そして2011年の大震災と原発事故。
怒濤のような日々が始まり、
以前少しだけかじったHTMLとCSSをなんとか思いおこして
ホームページを作リ出しました。
その時の心境は「「分析は悲観的に、行動は楽観的に」にも書きました。
結局本格運営が始まるのは2013年1月でしたが、
遅れたのには理由がありました。
ドメイン名が決まらなかったのです。
ホームページを作るにあたってドメイン名に関して、
いくつか考慮したいと思うことがありました。
●覚えやすいこと
●海外の人でも分かりやすいこと
●プライバシーが簡単に分からないこと
ドメイン名は自分の名前や会社の名前を付ける人が多いでしょうが、
日本人の名前は、ローマ字でもなかなか読みにくいものです。
私は、せっかく世界に開かれているインターネットだし、
しかも言葉ではなく「絵」が主役なのだから
英語圏の人にも意味の分かるドメイン名にしたかったのです。
随分と自意識過剰、と思われるかもしれませんが
これにも原体験があります。
2000年に初めて米国のワシントンに行った時に、
あちらで会った人に「絵を描いている」というと
必ず「ホームページはもっているか?」
と聞かれたのです。
そのとき、インターネットが世界に開かれている事を肌で感じました。
「atelierofmadam」というドメイン名は、一般名詞と前置詞だけの組み合わせですから、
英語が読めれば簡単に覚えられます。
また、日本の方には「マダムかよこのアトリエ」と日本語で検索してもらえば問題ありません。
むしろアルファベット文化ではないので、その方が検索しやすいでしょう。
さて、このブログでは自分の書きたい事を書いてきました。
小飼弾さんの言葉を聞いてから10年以上経っても
なかなか「自分のメディア」として使いこなすのは大変です。
それでも、検索ワードを見ると実に様々な方面から検索されている事が分かります。
最近は映画「鳥の道を越えて」の映画評を書いたところ
映画のサイトにご紹介頂きリンクも張って頂いたので、
そこからの訪問者が増えています。
「秀作ドキュメンタリー映画 その①「鳥の道を越えて」」
NHKでポールスミザーが紹介されると
園芸関係のページのアクセス数が増えます。
雑草という名の草はない
また、梅雨くらいになると「草むしり」での検索が増えます。
一年で、庭が大変身!
昨秋は「オペラアイーダ」の検索で来る人も多かったです。
オペラアイーダ、キャンセル騒動
検索ワードを見ると、ネットといえども、
リアルトの関係でアクセス数が増える事が分かります。
というかむしろ、過去記事はリアルとの接点で読まれる事が多いのでしょう。
これも「自分の書きたい事を書いている」からだと思います。
ブログ運営に関しては、
「テーマを決める」という事が金科玉条のようにいわれるけれど、
むしろ「自分のメディア」と考えると
そんなにこだわらずに「全体で自分」そしてそれが読んだ人にも役に立ったり
ヒントになったりすれば儲け物、
くらいに考えておく事が長続きのコツかもしれません。
最近は、少し更新頻度が落ちていますが
やはりブログは更新頻度を上げないと、と思うこの頃。
3年目をむかえて初心に返ってブログを書いて行きます。
挿絵もお楽しみに!