月別アーカイブ: 2015年8月

世界中に配信された830国会前、次にやることは山本太郎級議員を20人国会に送り込むこと

昨日、シールズの呼び掛けに答えて、
国会前に行ってきました。

1)デモの様子が世界中に配信された効果は大きい。
2)組織されていない個人の自覚が生んだ地殻変動のデモである
3)今後の選挙で我々の代表をしっかり選ぼう

こんなことを感じました。

IMG_1113

IMG_1118

↓こういう方も参加されていました。
IMG_1120
↓福島から来た医療関係の方。
今福島では、子育て世代のお医者さんが他県へ流出して医療の層が薄くなって困っているそうです。
IMG_1121
今回は、海外のメディアがほぼ速報で
この動きを伝えていることが、すごく意味がアルと思いました。

BBC放送
Japan military legislation changes draw protests

ブルームバーグ
Thousands Rally in Tokyo Rain to Protest Abe’s Defense-Law Plans

AFP Tokyo
Tens of thousands protest at military bills outside Japan parliament

CBC News
Japanese PM Shinzo Abe’s security bills target of mass protests in Tokyo

japantimes
Thousands protest Abe, security bills at Diet rally

世界にむけて、分りやすいかたちで民意が伝わったと思います。
あべ政権がやろうとしてることは、
「民意に反している」という明確なメッセージです。

「デモなんてやっても無駄だ論」がいまだに蔓延る日本。
しかし、8月の半ばには成立させてアメリカへ手みやげにしたかったはずが、
6月の「違憲だ」という参考人陳述以来の運動の盛り上がりが、
この「違憲法案」の成立をここまで遅くしています。
その間、高校生までデモを主催してしまいました。

反面教師、とは良くいったものです。

もちろんこれで、廃案になるとは思えませんが、
明らかに、一定のブレーキはかかるでしょう。

昨日、国会前を埋め尽くした群衆の写真がまた新たな
参加者を作りだすのですから。

例えば、私が桜田門駅を出た時、
隣を歩いていた30代後半の女性に、「国会どこですか?」と聞かれたのです。
国会議事堂が目の前に見えるのに。
つまり、初めて一人で参加していらしたんでしょう。
実は一人で参加している人は、すごく多かったのです。
私も昨日は夫と一緒でしたが、いつもは一人です。

また、通常なら決して国会前で見かけないだろう人たちの姿も見受けられました。
例えば、金のブレスレットをしてモカシンのローファーを履いた男性と
コンサバヘアのミニスカートの女性のカップルとか。
野次馬なのかもしれないけど、
彼らも戦争はイヤだ、と参加したのかもしれません。

今日の菅官房長官の会見で
「国会の議論で、誤解を解いていく」と言っているけど、
逆ですね。国民は理解を深めたからこそ
反対が増えている。

「戦争反対」「9条守れ」も多いでしょうが、
やはり、「違憲法案」「法案作成までの手続きの違憲性と立憲主義の破壊」
このことが相当承知されて来たと思います。

内閣が軍事を扱うかどうかは、国民が負託する、
つまり憲法改正しなければ、政府は軍事は扱えない。
これは木村草太氏をはじめとする、多くの憲法学者の立場です。

法案がデモで翻ることは欧米ではたまにあります。
ゼネストしたり農家が堆肥を道路にぶちまけたり、
日本では考えられない規模でデモが広がることもあります。

選挙結果はもちろん尊重されなければなりませんが、
昨年の12月の選挙の争点は、「消費税増税を2017年の春に引き延ばすか」
ということだと、政府は強調していました。
安保法案なんて「あ」の字も言ってませんでした。
少なくともメディアを通しては。

自民党の公約を隅から隅まで見る人なんて一部なのだから、
この法案の重要性を鑑みた時、
政府は国民を最初から騙すつもりだった、
と言っていいと思います。

つまり、政府は嘘をつくのです。
だからみんな声を上げだした。
不誠実な政権にNOを突きつけた。

一方、今回デモが広がったことはすごく良いことだけど、
同時に私たちは、キッチリ私たち自身の代表を今後の国会に送らなければなりません。

例えば山本太郎議員のように歳費に見合うだけ働く政治家を最低でも20人、
今後の国会に送り込むことが必要でしょう。

私は、2年前の参議院選挙で山本太郎議員に投票しました。
人生の中で、これほど自分の一票が活きた事はない、
と思えるほど、彼は今国会で頑張っていてくれます。

もちろん、彼が政策を変えることはできないけど、
しかし、議員しか見られない資料を引き出すとか、質問主意書を駆使して、
政府の答弁の曖昧さを我々に分りやすいかたちにして
我々国民に見せてくれます。

選挙運動の時、私も少しお手伝いしましたが、
太郎議員はいつも演説の最後をこう締めていました。
「反原発運動で仕事が無くなりましたが、
また、テレビに出られるチャンスが一つだけある。
それは国会中継です。
是非、もう一度テレビに出してください。」

その通りになっているわけです。
その演説を聴いていた私ですら、それはなかなか難しいだろう、
と思ったことを、上手く国会内の状況を見極めながら動いて
毎週のように質問できる立場に自分を置いて、実行している。

だてに厳しい芸能界を生き抜いて来ているわけではないのだな、
と思わせるに十分な行動力です。

もちろん、彼ばかりでも困り、いろんなタイプの政治家が必要ですけど、
とにかく充分に働く我々の代表を送り込むことが重要です。

選挙は組織票。
ですが、
日本の場合は無党派が握っている選挙区が多いです。
投票率が65%を超えると、組織票は効かない、
とも言われています。

日本国憲法12条には、この憲法の保証する自由と権利を守るために
国民は「不断の努力」をしなければならない。
と書かれています。

このことは、伊藤真氏も仰っていたけど、
我々は、本当に今まで、この憲法を守ることに不断の努力を傾けて来ただろうか?
と、今問われているのでしょう。

野党はだらしない。
民主党もすっかり元気がない。
しかし、民主党にも、良い議員も少なからずいるわけです。
普段からそういう議員を励ましていく、
そういう事も必要でしょう。
また国政だけではなく、地方議員をささえることも必要です。

私たちが「主権者」であり続けるには、
面倒なメンテナンスが必要なわけです。

今回、日本中で300ヶ所以上のアクションがあったそうです。

今日本がすごい系の本やらテレビ番組が流行っているそうですが、
そういう、「子どもの自分自慢」とは違う意味で、

日本社会と日本人には希望の知性がある、
と私は昨日国会前で感じました。

サプライズゲスト、坂本龍一のスピーチ全文

空撮、60年安保との道路の比較。

↓そして、実は国会前だけではなく、
実にたくさんの人が永田町、霞が関、日比谷にいた事が分かる見応えのある動画をいくつか。
8月30日、安保法制反対の国会前抗議活動/15時ごろの様子

8月30日、安保法制反対の抗議活動/日比谷公園から国会前へ

  

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三角関数より花の名前、と仰る鹿児島県知事。でも植物もフィボナッチ数で溢れている。

鹿児島県知事の「女子にはサインコサインの勉強はいらない」発言。

女子教育「コサイン教えて何になる」 鹿児島知事、撤回

撤回されたようですが、
以下のように発言されたみたいですね。

 鹿児島県の伊藤祐一郎知事が、27日に開かれた県の総合教育会議で、女性の高校教育のあり方について、「高校でサイン、コサイン、タンジェントを教えて何になるのか」「それよりもう少し社会の事象とか植物の花や草の名前を教えた方がいいのかなあ」と述べていたことが分かった。
(朝日新聞デジタル 2015年8月28日12時00分より引用)

サインコサインは実生活で使う人は男性でも多くないと思います。
あちこちでジェンダーの面からこの問題に言及されていると思うので、
私は、二つの面から記事に残しておきたいと思いました。

1)教育とは勉強方法と頭の訓練だから、役に立つ立たないは重要ではない。
2)数学のみならず、学問は往々にして繋がっていて、他の学問で学んだことが他の学問の役に立つことがおおいにある。

1)については、現在進行中の国民猿化計画「文系潰し」を出すまでもなく、
企業の儲けに繋がらない学問はいらない、
という先進国ではあり得ないような論理がまかり通りそうで
ビックリするのと同時に、深くこの国の役人の頭の中を憂えてしまいます。
国立大人文系を統廃合/文科省が通知 交付金も重点配分

伊藤知事も、ラサール→東大法科→官僚、
というエリ−トコースを歩いて来た方。

口が滑ったとして撤回していますけど、
本音であることは疑いようもないです。

そこには、女性蔑視もあるでしょうが、
役に立たないものは学ぶ必要がない、という国家の中枢にいた人とは思えない
意識が見え隠れします。

学問は、企業の役に立つからやるわけではないです。
もちろん高学歴であれば希望の企業に入れる確率は高まります。
でも、学問や教育は、勉強のやり方やものの見方を教えることでもあると思うのです。

サインコサインは習っても、役立てる仕事につかないにしても、
こういう考え方があるのだ、こういう問題の切り口があるのだ、
と習うことは、頭の訓練になるし、視点も増えることになるわけです。

もし役に立つことしか学ばないとしたら、
イノベーションを起こすことも難しくなるでしょう。
役に立つと分っていることは、現在の事象でしかないからです。
未来に新しいことを作るためには、役に立たない何かも習っておかなければ
未来の引出しが細るばかりです。

学ぶ側にもそれはいえて、
特に目だたない女子生徒が、数学にすごいひらめきを持っているかもしれなくても、
それは、彼女が学ばなければ分らないわけです。
その時、サインコサインを学ばないことは彼女自身の損失でもあるし、
同時に社会的な損失にもなりうるかもしれないのです。

未来は分らない。
エリートというのは、未来も規定したがるのでしょうか。

さて、2)について。
植物をスケッチしていれば、何一つ同じものがないはずなのに、
きちんと法則があることに気付きます。
ヒマワリの種が作る美しい螺旋は、明らかにそこに数学的な法則があることを
教えてくれます。

アルシュ紙に水彩、ガッシュ、色鉛筆

アルシュ紙に水彩、ガッシュ、色鉛筆


パイナップルの実の外側のデコボコも数学的な線を作りだしています。
20130711

実はケプラーの法則のケプラー(1571〜1630)が、
野の花々の多くは五角形であること、
そして葉の配置にフィボナッチ数が現れることを発見したそうです。(リンクはWIKI)

詳細はリンク先で見てもらうとして、
フィボナッチ数というのは、簡単に言っちゃうと、
1 2 3 5 8 13 21 34 55 89・ ・ ・
これらの数字のように、前二つの数字を足すと自分の数字になる数のことです。

↓参考文献はこちら。「黄金比」(アルケミスト双書)スコット・オルセン著

そして、ヒマワリの種の螺旋の本数も、なんと
隣り合ったフィボナッチ数の組みとして現れるのが普通だそうです。
(上記「黄金比」14ページより)

黄金比に関しては、こんなブログを見つけました。
黄金比はデタラメ?まるで宗教?数学者の残酷な告発

絵を習えば、必ず黄金比については習います。
レオナルド・ダ・ヴィンチのモナリザや受胎告知に使われている
とも言います。
ただ、私自身は、黄金比がそれほどきれいな分割割合かどうかは
よく分からないのです。
自分でもあまり使わないし。

ただ、フィボナッチ数に関しては、
(まだ自分が数学的に検証したわけではないけど、)
ヒマワリの種や、松かさの螺旋がフィボナッチなら、
本当にきれいだし、進化の過程で獲得したわけだから
その数学的存在は神秘的ですらあると思います。

数学は数学としてだけ存在するわけではなくて、
私たちが世界を理解するの時のツールでもあるわけですよね。

さて、知事の話しはこれくらいにして、
上記のスコット・オルセン著「黄金比」という本は、
宝石のような一冊です。

実は、アルケミスト双書がすべて魅力的なんです。
ミニアチュールのような繊細さと美しさ。
手元においておくだけでも、見飽きないし、美しい図がいっぱい。
おすすめです。
プレゼントにも喜ばれるかもしれません。

    

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模倣あっての個性② パクリにならないアイデアは編集力で決まる

模倣あっての個性、パクリと言われない唯一の方法

という記事では、
現代のようにビジュアル商品が溢れた中で、
ゼロから何かを作ることは不可能に近いから、
パクリにならないためには、対象を自分の手でしっかり描くことが大事。

と書きました。

さて、アイデアの出し方はどうでしょうか。
これは編集力が大切になってくると思われます。

もちろんクリエイターによって千差万別の方法があります。
ゼロからオリジナルを作って行く人もいるでしょうが、
8割以上の人は、何らかの模倣を取り入れるのではないでしょうか。
自然や歴史上の作品、また流行を取り入れて、
自分なりのアレンジをして行く、というのが多くの人がとる手法と思われます。
つまりアイデアの編集力によって新しい切り口を作っていくのです。

そして作り続けることによって、模倣がオリジナルになっていく、
ということが往々にしてあります。
また、その過程でオリジナルな技法を手にすることでオリジナルになって行く、
ということもあります。
その話しはまた別の機会にして、
模倣をどのように自分の作品に取り入れるのか、
どのように編集していくのか、
ということを、私の例で紹介してみたいと思います。
(あくまでも私の例です。)

今回の例は、
音楽の総譜(いわゆるミュージックスコアー)の表紙でした。

で、天使が弾く竪琴で猛獣のライオンすらスヤスヤ寝てしまった、
という場面にしようと思いました。

天使とライオンという組み合わせは、昔からあります。
特にライオンは、エジプトのスフィンクスがそうですし、
また、福音書記官マルコの象徴として、
マルコが守護神のヴェネチアには至る所にライオンがいます。
ロマネスク寺院の入り口にライオンが置かれていることが多く、
それが、中国経由で日本では狛犬になった、
と言われています。
(宮下規久朗著「モチーフで読む美術史」p43より)
そう言えばお神社さんの狛犬、目が大きくて獅子みたいですよね。

まず、自分で描いたライオンやシダのスケッチ。
20141024_2

20150826_3

全体のイメージは7年ほど前ににイタリアに行った時に撮影したローマのフォロロマーノ。
20150826_2

また、その時にシエナで撮影したアカンサスの模様が彫刻していある大聖堂の柱。
(下のエスキースの中の写真。)

↓で、こんなエスキースを作りました。
20150826

じつは、これは、いくつか描いたうちの一つで、
結局、もうすこし、要素の少ないバージョンが採用されました。
なので、このエスキースは折角なので、時間を見つけて彩色したいと思います。

そして、こうやって、様々な要素を自分なりに組み合わせて、
作品をひとつ一つ仕上げて行きます。
ある面、アイデアの編集力です。
編集で出来上がったものは、新しい切り口を持った作品です。
このあと大事なことは、ただひたすら作って行くこと。
そうすると、その人の血となり肉となって真のオリジナルに化ける時もあるわけです。

絵に限らず、多くのクリエイターがひたすら日々黙々と作り上げていっているのに、
わずかに突出した人が平然とパクったりすることで、
もの作り全体の信用が落ちる、そのことが私は心配です。

漫画やアニメにしても、その背景画一つとっても、膨大な時間をかけて描かれます。
それは、多少コピー機能があるとはいえ、デジタルでも同じことです。

一つのデザインや作品の裏に多くの隠れた作業があります。
そのことをクリエイター以外の人にもっと気付いてもらいたいです。

参考文献

<関連記事>
アートとネット、未来へ向けて / Season’s Greetings

一点ものの絵の価格についての試算

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二十四節気 処暑 行く夏を惜しむサギたち

久しぶりに、モノクロのスパッタリング技法による
鳥の絵をあげておきます。

20150825

手前がダイサギ、奥がアオサギ。

ちなみにシラサギ、というサギはいません。
白いサギは大きさによって、
コサギ
チュウサギ
ダイサギ

その名の通りの三種類に分かれます。
コサギは足の指が黄色く、
ダイサギはとにかく首が長い!
アオサギも首は長いけど、いっそう長いような感じ。

これから気温が下がりだすと
サギたちの長い首もS字型に曲がりだします。
鳥も寒くなると、肩をすぼめて(?)首を引っ込めるのです。(笑)

季節も、二十四節気は「処暑」。
太陽の黄経が150度になり、
少し暑さも和らいできます。
日の入りが早くなって来ているので、
気温以上に秋の風情が漂って来るころです。
虫の声も大きくなってきました。

↑この「暦の科学」は、国立天文台 暦計算室長 片山真人氏による、おすすめの一冊です。
暦は結局、地球と月と太陽の自転と公転で決まるのですが、
分りにくい3者の関係を図解と丁寧な説明でひもといてくれます。

来月9月は英語でセプテンバー、と言い、「September」と書きますが、
このSeptとは「7」のこと。

どうして9月なのに「7」なのか。

10月、11月、12月もそれぞれ、
本来は、Octo=8、Nove=9、Dice=10です。
タコは8本足でOctopus(オクトパス)。

では、なぜ8月ではなくて10月なのか。

そんなちょっとトリビアで楽しいお話も満載で、
目からウロコの暦の本です。

現在、当たり前の一週間や一ヶ月や一年の長さになるまで
人類は試行錯誤を繰り返して来たのです。

秋の空に澄み渡る月を愛でながら
宇宙の彼方の営みに思いを馳せて読むのも、
秋の夜長にふさわしいかもしれません。
(って書きながら、なんか聴いた事あるフレーズだなあ〜、
って思ったら、そう彼方から・・

ジェットストリーム、
ジェットストリーム、

って聞こえてきそう……)

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スマホブロガー、と名乗ろうかと思うくらいスマホの写真で便利してます

iPhone使って、楽しいブログ生活
という記事にも書きましたが、
スマホ写真を使うことで、
格段に、ブログの更新が楽しく、且つ簡単になりました。

スキャナーやパソコンに取り込むことなく、
メールで送るだけ。

また、 解像度も72dpiなので、ネット用に修正する必要もなく、
そのままアップできます。

ふた手間も三手間も省けるのです。
しかも、夕方の時間帯になっても、問題なく写ります。
なんという技術進歩!

というわけで、今日のお題ならぬ、
今日のスマホ写真。

はて、これは何でしょう?
20150822-2

これは、「クズ(葛)」の茎で編んだ籠です。
2年前の冬、人に教わりながら自分で作りました。
出来た当時は重かったのですが、
すっかり乾燥して、色も渋みが増してきました。

8月の終わりの今、ちょっとした木の生い茂っている場所には
クズが大繁殖しているところがあるかもしれません。
繁殖しすぎて大迷惑、という人も多いかも。
実際、定期的に刈らないと、
他の植物に悪影響が出かねないみたいです。

ただ、昔から葛粉や葛根湯の原料として、
また布や籠作りにも利用されて来ました。
前者はともかく、後者は、現在は観光用に作られるだけのようですが。

で、その自然のエネルギーを生活に取り込む先祖の知恵を少しだけ真似て、
籠作りに挑戦した結果が上の写真。

クズはもうすぐ赤紫色の房状の花を咲かせます。

このクズを描いた有名な絵が、酒井抱一の『風雨草花図』(左隻)

野分(のわき)の風に揺れる、草々。
野分とは、二百十日前後に吹く暴風のこと。今の台風ですね。
クズは蔓(つる)性ですから、風に吹かれてもたゆたうように揺れる様が
酒井抱一の絵心を刺激したかもしれません。
蔓(つる)性植物ラブ、の私にはすごく分ります。(笑)
実はクズは、秋の七草でもあるのです。

えーと、春の七草はすぐ、
せりなずなごぎょうはこべらほとけのざ、すずなすずしろ、春の七草

と口をついて出て来るのですが、秋は覚えていなかったので、調べてみたら、
山上憶良が万葉集で歌っていました。

「秋の野に 咲きたる花を 指折り(およびをり) かき数ふれば 七種(ななくさ)の花 萩の花 尾花葛花 撫子の花 女郎花 また藤袴 朝貌(あさがお)の花」

だそうです。

<関連記事>
スマホで写真散歩、夏の花図鑑

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画材の話し 鉛筆をいたわる 鉛筆の歴史

画材の話しをしましょう。
今日は誰にでもなじみのある画材、鉛筆です。

参考文献はこちら。

三菱UNiで有名な三菱鉛筆の鉛筆のサイトも参考になるでしょう。
<えんぴつの歴史>が載っていて興味深い。

これは、311以降私と一緒に、スケッチにエスキースにと、走って来てくれた鉛筆たち。短くなっても、ホルダーをつけて5センチくらいになるまで使います。
pencils1
5センチまでは、なんとか使えるけど、さすがに4センチになると難しい。
pencils2
供養して労をいたわってあげたい。

鉛筆は「鉛」とついているけど、
芯は黒鉛という炭素と粘土で出来ています。

三菱鉛筆のサイトから<えんぴつの歴史>を引用します。

 1560年代、イギリスのボローデール鉱山で良質の黒鉛(こくえん)が発見され、その黒くなめらかな性質が注目されて、こまかく切ったり、にぎりの部分をヒモで巻いたりして筆記具として使われるようになりました。(略)

1760年にカスパー・ファーバーというドイツ人が黒鉛の粉を硫黄などで固めた芯(しん)を作りました。(略)

1795年にニコラス・ジャック・コンテというフランス人が硫黄の代わりにねんどに黒鉛を混ぜ、これを焼き固めて芯を作り、さらに混合の比率を変えれば芯の硬度が変化することを発見しました。現在でも基本的には、このコンテの方法でえんぴつの芯は作られています。

森田恒之氏の本の103ページから鉛筆の項で、それによると、
現在の板にはさんだ形状を考案したのがイギリス、
そして、芯の改良に取り組んだのがフランス、ということみたいです。

イギリスで考案された板にはさんだ鉛筆は「アイデア商品」として
江戸時代にオランダを通して日本にも到来。
「木筆」として珍重されたとか。

画材で「コンテ」という場合は、四角いパステルのような
触ると手につくものです。
前出のニコラス(ニコラとも言うらしい)コンテさんが、1795年に特許申請。
黒鉛は自然のままでは雑物があってすべらかに描けないものを
工夫してスムースに描けるようにしたのだそうです。

それを先の鉛筆の形状にしたものが、今使っているもの、
ということですね。

この鉛筆に飛びついた画家が、ダヴィッドや、アングル。
自分もバイオリンを弾いたと言うアングルの描いたパガニーニの肖像は、鉛筆でこそなし得たものだったのかもしれません。

さて、カスパー・ファーバーが基礎を作ったファーバーカステル( Faber-Castell)社の色鉛筆も、コンテさんが作ったコンテ社のコンテも、現在私も使っています。

前者はわりと柔らかくてしっとりとした描き味。

onion

後者のコンテ鉛筆は、本当に真っ黒の線がかけます。鉛筆は面積を塗ると、どうしても光ってしまうのだけれど、コンテ社のコンテ鉛筆は真っ黒です。
blackcat

上2枚の写真の水色の鉛筆は、ドイツのステッドラー社製。
何が良いかっていうと、水色のボディ−が目だって、
すぐ見つかる点。
特に野外では、地面に鉛筆類を落すと探すのが大変だけど、
このステッドラーのターコイズ色は、すぐ見つかります。

今、家の中をプチ断捨離、制作プチサバティカル中。
自分の部屋も家の中も片づいて、
秋風が吹き出したら、またこの鉛筆たちと一緒に、
スケッチの日々です。

それから、セルフマガジンでお仕事の営業しなくっちゃ、です。

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パクリの裏側にある「人材の非流動性」こそが社会をつまらなくしている

パクリ問題以上に問われるべきなのが、
パクリ程度で勤まってしまうようなアートディレクターが生まれる
土壌です。

既に指摘されているように、
かなり狭い人脈の中で、デザイン賞のやり取りをしたり、
大学の教授の椅子が選ばれたりしているようです。

今回たまたま明らかになっただけで、
多分日本社会は、多かれ少なかれ
この、川が澱んで流れなくなった状態が、
いろんな分野で存在していると思われます。

政治だって世襲だらけですし、
佐野研二郎氏個人の問題というより、
日本社会の問題でしょう。

特に本来なら、国民の幸福を第一に考えるべき政治家が
世襲の自分達の祖先の恨みを晴らすような
政治をしているなんて、
先進国とは思えない状態です。

また、これは私の交友範囲での判断ですが、官僚や学者の家庭から
官僚や学者が生まれる確率も高くなっているような感じがします。

家庭環境というのは、人が進路を選ぶ時に多大な影響を及ぼしますから、
親と同じ職業を選ぶ、というのはあり得ることです。

それでも、それを可能にするのは、
親の経済力が関係して来るのは言うまでもないことです

また、面白い人生より、つつがない人生を送ることを良しとする社会では
自分の隠れた能力にチャレンジするより、
目の前の「親」というモデルをトレースする人生の方が
失敗を最小限に抑える選択肢であることも、ある面確かでしょう。

また、必要以上に「血」に重きを置く人も少なからずいて、
「家業」という考え方もあるのかもしれません。
長い繁栄と安定が、人々に冒険を好まなくさせていることもあると思います。

人間社会は安定して来ると、どうしても階層の固定化が起こりやすいのでしょう。
しかし、そうすると、下から這い上がれない人たちの鬱憤やエネルギーがたまり
下克上の世の中になったり、革命が起きるなど
社会が不安定になります。
こういったことが人類史上幾度となく繰り返されて来たわけです。

戦後はある意味、立身出世の時代でもありました。
貧しさから抜け出したくて必死に勉強して
出世した人もたくさんいます。

しかし、階層が固定化するたびに戦争起こされたらたまりませんから、
平和の時にも、社会システムとして、人材が流動化するように
国家は、情報公開したり、富の再配分に配慮して
貧困が教育を受ける妨げになったりしないように、
事前に風通し良くする工夫をするわけです。

この観点から見ると、民主党政権の「子ども手当」というのは
この平和時において社会の流動化に貢献する制度だったことが分ります。

何でもかんでも世襲にするな、というつもりもないものの、
本来なら誰にでも開かれているはずの行政のポストまで
世襲になるとは非流動性もここに極まれり、
という感じです。

しかし、機会の平等を担保しないのは、新しい才能を取り入れる上でマズい、
と思ったある大学が、大学院博士課程を実質的に無料にする、
とアナウンスしました。

東京理科大、来年から「博士課程の学費」を実質タダに

社会の安定が生む階層の固定化ですが、
生き物としては、戦略的にかなりマズい状況といえるでしょう。
生き物というのは様々なリスクに備えて
多様性を用意することが、どんな状況でも生き抜くための戦略になります。
様々な家庭環境で育った様々な個性を持った人たちが
活躍できていくことは、社会そのものを強くします。

どうやったら新しい才能や空気が取込めるのか。

ほとんどテレビは見ない私、たまに見ると
○○審議会やら懇談会に出席している人たちのほとんどが
保身で身を固めたおじさんたちばかり、という状況を目の当たりにして
ちょっと深いため息をつくのでした。

これでは、新しい人材も育たないし、
国際競争力も、落ちる一方です。

今後は、理科大のような試みが増えることを望みますし、
本当はしっかり国のシステムとして機会均等にしてほしいので、
私たち自身が、世襲の政治家を選ばないこと、
も重要かもしれません。

世襲の政治家が何故選ばれるか、というと、
上で述べたおじさんたちが既得権益を守るために
群がるからです。

ほんとに選挙は大事です。
投票率が65~70%を超えるだけで、世襲は落とせる、
と言います。
だから、おじさんたちは落とされないために、
政治を考えることが特殊であるかのような印象操作をして、隠そうとします。

高校生がデモするだけで、大騒ぎになっていますが、
これが世界標準です。
まだまだ時間はかかるでしょうが、
柄谷行人の言うところの「デモのできる社会」が確実に育っています。
それはとりもなおさず、流動性の高い社会への大きなアプローチです。

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