月別アーカイブ: 2016年1月

世界の中心で輝きたいなら、大丸心斎橋の保存くらいしなければ恥ずかしい

日本がまさに世界の中心で輝く

とか、年頭に首相が言ったようですが、
ほとんど20世紀の遺物のような言葉だし、
心斎橋の大丸くらい保存できないような国は世界の中心に輝くなんてこと
永遠にないですよ。

オリンピックに1兆8千億円もかけるなら、
大丸のビルくらい買えるでしょ。

大丸という一企業に、耐震設備を整えて
あのビルを維持しながら経営を続けるのは難しいでしょうけど、
国ならオスプレイ一機節約するだけで
移築ぐらいできるのでは?

そのくらいの価値はあるし、
むしろ「文化」こそがこれからは
一番の付加価値になるはず。

大丸も出来るだけの事はするようです。
外壁を保存したり,一階部分は残せるものは残して使うようです。

大丸心斎橋店本館の建て替えに向け着々!外装・内装ともに保存へ

しかし,もったいない。
全体として細部にわたって目配りをされた建築を
部分としてしか残せない事は本当に悔やまれます。

文化では食べられない、
という人は、銀座や世界中の
メインストリートにあるブランドのビルを思い出して下さい。
まさに、歴史的文化と資本主義が上手く結びついたのが
ブランド商品です。
しかも,その多くがうまく手仕事を残し活かしている。

なんと最近は,エルメスのバーキンは純金より投資価値がある、
とまでいわれています。

株や純金より…一番優良な投資先は「エルメスのバーキン」と判明?

資本主義的には、欲しい人の数より商品が少なければ
価値はドンドン上がります。

しかし,この国では、
一度作ると減価償却を待つだけの
コンクリート製品にはお金を出すけれど、
年月とともに価値を生む「文化」には見向きもしない。

今は,こういうプロジェクトにお金を注ぎ込んでいる。
震災5年目の今【写真特集⑤】(上)海と陸を隔てる巨大防潮堤 東北の被災地で進む建設

この防波堤は愚かとしか言いようがありません。

狭い国なのに日本は土建国家として、
国土のあちこちを切り刻み、
原発を林立させ、
防波堤で海すら見えなくする。

何故こうなるか。
新しいものを作りだしたり考えなくて済むからですね。

防波堤ではなく植林によるやり方だってあったはずですし、
今は、研究も技術も進んでいて,数年あれば立派な森にすることができるのです。
しかし、コンクリートで埋めれば手っ取り早くお金に出来る。
そのデメリットとツケは全部子孫に回して。

先にも書いたように、
資本主義的にいえば、作られるものが消費者より少なければ価値が高まります。

明治になって世界から来た人は
日本の奇跡のような手仕事に驚き目を見張ったと言います。
何故そういう価値のあるものを捨てて来たのか。

日本は明治で工業国家を選んだわけですが、
他の先進国が同時に文化は捨てなかったのに
日本は積極的に捨てて来た。

クールジャパンではアニメを日本の文化とか言っていますけど、
宮崎駿さんのアニメが海外で評価が高いのは
そこに日本独特の自然と文化が描かれているからです。
ディズニーと同じなら,ディズニーで良い。

日本ブランドに対して勘違いしている人が多いような気がします。

これは今に始まった事ではないですね。
今では,多くの浮世絵などが日本の外で所蔵されていますが、
その価値がよく分からずに手放したものも少なくありません。

もっとも、地震や災害の多い,小さなこの国の中に収蔵しておくより
リスクヘッジになるので,今としては良かったのかもしれませんが。

ツイッターでたくさん大丸心斎橋店の写真が流れていたので、
載せますね。

こうやって見ると、
本当に素晴らしい建築で、日本のみならず
人類の宝と言っても良いですね。

今年もやります。あなたの描いたDoodleでお部屋を飾ろう。⑤「繰り返しを楽しむ」

二ヶ月近く間が空いてしまいましたが、
今年も、「あなたの絵であなたのお部屋を飾ろう」Doodleシリーズ、
しっかりすすめていきます。

今日のテーマは「繰り返しを楽しむ」です。

先日ご紹介したこの一枚を取り上げます。

20160113

今日のお題は、「町」。
写真の中の椿と金柑は庭のもの。町の写真はイタリアフィレンツェとシエナ
台紙は私のイラスト「僕の街,私の街」。

さて、
自然界にはひとつとして同じものはありませんが、
人間は、同じような家が建っている町を美しいと感じる事などからも
「繰り返しを好む」動物のようです。

つまり繰り返しは人工的な感じがするので、
人物の髪の毛や木々の葉っぱなど数があるものを描く時、
「自然さ」を出すのには、同じ形の繰り返しにならないように、要注意です。

しかし、訓練されていないと、髪の毛一本一本、
葉っぱを一枚一枚をかき分けるのは大変です。

ところが、Doodleが誰にでも描ける要因のひとつに、
この「繰り返しを気にしない」ということが上がられると思います。

自然に見せなくちゃ、カッコ良くしなくちゃ、
と思わなくても、ドンドン同じような丸や四角や線で埋めていって
構わないのです。

20160104_1

①上の「町」の字にS字型の「同じような線」を描き加えて行きます。
20160104_2

②渦巻き模様をたくさん描き込んで,少しずつ変化をもたせます。
20160104_3
渦巻きに,黒丸やらピンやら黒い刺がついているので
同じもののように見えませんが、
元は同じような渦巻きです。

③線と線の間の空間を、線で埋めます。
20160104_4
単に線を入れているだけですが、
方向を変える,カーブを加える、などで変化がつきます。

線だけで,これだけ有機的な感じになるのです。

④猫のヒゲのような放射方向への線を描き加えます。
20160104_5
線を波形にしたり、先に○を加えたりするだけで
猫のヒゲが新たな形に生まれます。

⑤隙間を市松模様や白黒の□や■、◇、♦で埋めます。
20160104_6

⑥同じように繰り返しで隙間を埋めていき、出来上がり。
20160104_7

どうでしょうか。
楽しい繰り返し模様で
あなたもDoodleを描いてみませんか?

Doodle関連記事
絵が得意でないという人でも、部屋に飾る絵を自分で描く簡単な方法
あなたの絵で、あなたのお部屋を飾ろう その②
あなたの絵で、あなたのお部屋を飾ろう その③ チャレンジした友人とのコラボ
あなたの絵で、あなたのお部屋を飾ろう その④ 小さな絵から始めよう

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年賀状のかわりにセルフマガジンを配って「続けるように」と激励される

今年は年賀状替わりにセルフマガジンを
知人友人の皆さんと親戚に送りました。

そしてたくさんのリアクションを頂きました。

「アクションを起こせばリアクションがある」
とは、夫の言葉です。
お、時には良いこと言うな。

中には、
「素敵なものを頂いたので、誰にも言ってない秘密ですが、
打ち明けたくなりました……」
という電話があり、
ビックリするような話しを聞かされたり。

どのリアクションも私をハッピーにしてくれましたが、
特に背中を押されたのが、
ある建築家の方の
「続けて下さい。お互い頑張りましょう」
という言葉。

実績をあげている方から
「お互い頑張りましょう」という言葉を頂戴するのは
うれしいと同時に
身が引き締まる思いです。

そして、
そう、「続ける」こと。

これに尽きるのでしょう。

今年はカレンダーの具合で4日から仕事、という人も多く
お屠蘇気分が抜けるのが早いと同時に
「今年はこれをやるぞ」と始めた事が、
そろそろ三日坊主になりかかってませんか、
そこのあなた?

続けるコツは
「完璧をめざさず、ゆるく続ける事」「記録に取る事」
の二つでしょう。

3日ぐらいやらなかったからと言って、
諦めないで下さい。

諦めかけたら、このブログを見に来てね。
ボチボチ続けていますから。

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手作りが生活だった頃。中国少数民族衣装展をふりかえる

昨年12月に開かれていた
アツコバルーさんの「中国少数民族衣装展」。
既にご紹介していますが、
あのとき実物の展示の邪魔になるので
撮影したスマホ写真をほとんど公開していませんでした。

纏めてあげておきます。

展覧会は、実物を見てほしいけれど、
あとから振り返る、というのも結構重要。
人間は忘れやすいですからね。

ということもあるけれど、こうやってサイトに上げておけば
自分が見たい時に見られる。
ということに最近気づいてしまったのです。
ほんと、iPhone様々。

さて、ため息がでるような刺繍と藍染め、プリーツの衣装ですが、
ミャオ族、イ族などの衣装はすべて手作りです。

ただ、手作りと言っても、
2、3週間で作るようなものではなく、
時には2年3年かけて作るものです。

女子はある程度手仕事が出来る年齢になると
少しずつ刺繍や縫い方を覚えて
何年か先の記念すべき日に備えて
少しずつ仕事をすすめていくようです。

それにしても、アイロンもないのに、
どうやってこの微細なプリーツを作ったのだろうというのが
私の一番の疑問でした。

20160110_1

↓そして上の写真のウエストの部分とボタンかがりの細工です。
ボタンをかける輪が左右少し高さを変えているところがすごい。
201601110_13

袖口は藍染め。絞り染めですね。
20160110_11

似たようなデザインだけれど少しプリーツ部分が短くコケティッシュで
ジャケットはぐっと民族的でマニッシュ。
20160110_2

↓「神は細部に宿る」という言葉が思い出されそうなジャケットのへム。
20160110_9

ジャケットが茶色く光っているのは
豚の血などを刷り込んで防水加工してあるらしい。
サテンのように光って、とてもモダン。

20160110_3
必ず腰のところで切り替えを作っているプリーツスカートは
ウエストではもたつかず、それでいて膝の辺りではしっかりと空間が確保されて動きやすい。
よく考えられています。

ベストとの組み合わせ。
渦巻き模様は世界共通のパターン。
これも刺繍。気が遠くなりそうです。
20160110_4

模様入のプリーツ。
布をはいでいるのでしょうね。
20160110-7

赤い裾が印象的。
20160110_5

最後に袖の写真を3枚あげておきます。
20160110_10

20160110_12

20160110_14

洗濯はどうするのか、ともおばさんは疑問に。
中国内陸部は乾燥しているのかもしれません。

本当にいいものを見せて頂いて、
写真まで撮らせて頂いて感謝です。

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去る者は日々に疎し、だからブログは更新し続ける

ブログの更新頻度がよく話題になるけれど、
出来れば簡単な事でも毎日更新した方が良い、
のは本当です。

実は、有名人ですら、
去る者は日々に疎し、なのですね。
表舞台を去っても話題になったのは
先日なくなった原節子さんくらいではないでしょうか。

美空ひばり、石原裕次郎、といった大スターだった人ですら
この世を去ると、だんだんと話題にのらなくなります。

よく「消えた芸能人」みたいなまとめがあるけど
生き残っている人の方がわずか。
だから芸能人はどれほど有名な人でも
現役をはって活動を続けます。
タレントだって、一ヶ月テレビに出なければ忘れられる。
さすがに彼らは人気商売だから、
「去る者は日々に疎し」っていう残酷な事実をよく分かっているのですね。

ましてや、何か伝えたいことがあって
ブログを書いている普通の人は、
更新頻度を上げた方が良いに決まってます。
「私は現役はってますよ」というお知らせだから。

それと、更新を続けていると、
検索で引っかかりやすくなり、
二三日どうしても更新出来ない日でも、
検索からの来訪者があってアクセス数がガクンとは減らないのです。

特に私のブログは、私の好みで取り上げる話題が多岐に渡っているので
検索ワードも多岐に渡っています。

ただ、これも、私がなんとか3年続けて来たから。
現在公開記事は385です。

ま、相変わらずの弱小ブログではあるのだけれど
むしろ、一日何千という人に読まれる方が怖い。
公開記事数が1000くらいになる頃、
化学変化が起きたら良いなあ、くらいに思ってやってます。

ちなみに検索ワードで、最近一番多いのが、
「見るサル聞くサル言うサル」(笑)

今年は「見る猿、言う猿、聞く猿」になる。①子どもの貧困は寄付ではなく政策と税金で対応すべし。

このところは、
「オールブラックスシダ 羊歯」
で来ている方もいるので、
私のシダの絵を見た方が、世界のどこかにいるわけです。
全くの赤の他人ですよ。驚くべき事です。

祝!オールブラックス。シダでお祝い。

やっぱりインターネットってすごいです。

でもね、逆に言うと、効果がでるのは300記事書いたあたりから。
「毎日書け」というのは、それだけ効果がでるのが早くなるからなのね。
歯を食いしばって一年頑張れば、
それなりの効果は出て来るはずです。

で、今日は久しぶりにDoodleをアップしておきます。

20160104_7

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セルフマガジンが繋ぐ、東日本大震災、被災地の心

早いもので、あと2ヶ月もすると、
東日本大震災から丸五年が経ちます。
しかし、この国は、オリンピックだの
原発再稼動だのと
心の底が抜けたような対応ばかりで
原発事故も含めたあの災害に
真っ正面から取り組んでいるとは思えません。

国民も忘れたがっているように見える。
でも、見ないからって、問題が消えるわけではないのですよね。

そんなことを考えていたところ、
先日、ある方が311で被災された方達の体験談をまとめた本を
送って下さいました。

その方は、私のセルフマガジンを希望されたのでお送りしたら、
私が311をきっかけに絵を再開したことを知り、
ご自分も、311が転機となったこと、石巻市に行って
そこで出会った方と被災体験談の本を出版したこと、
などをメールに書いて来られました。

そして、その本も送って下さったのです。
20160107

被災者の皆様の生々しい経験談は
時系列で書かれている物など、
当時の津波が押し寄せる映像が思い出され
読んでいてドキドキしてしまいました。

実は、この本の体験談など一部はこちらのサイトで読むことができます。

本には、体験談だけではなく、
災害時の心得や防災アイテムのリスト、
医師による妊娠中や授乳中のマニュアルなどもあり、
災害グッズとともに手元に置いておくと良い内容になっています。

まだ若干の残部があり、注文をうけつけているようです。

災害は備えがあるのとないのでは
受けるダメージに雲泥の差が生まれます。
特に日本は地震の巣で、
日本中がいつ次の地震に見舞われてもおかしくないわけですから
こういう本を手元においておきたいものです。

セルフマガジンから生まれたご縁ということで、
ご紹介させて頂きました。

女性たちの被災体験談 3.11を私は忘れない

そして、今も多くの方が仮設にいる事
原発事故は収束していない事
など、折りをみては記憶を新たにする事が
次の災害への大きな防災に繋がって行くのだと、
改めて思っているところです。

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やりたい事が沢山あるあなた、ひとつに絞らなくていいマルチポテンシャライトの時代がやってきました。

マルチポテンシャライト(MULTIPOTENTIALITE)、とはなんでしょう。

なんにでも興味を示して、何にでも挑戦して、
そこそここなせるようになると、すぐ違う事に興味を移す人。

MULTI 多い、多数の
POTENTIAL 可能な、潜在的な
ITE ‥の人
このみっつの言葉を組み合わせたものですね。

私たちは、こういうのはいけない。
専門をもって深めろ、と言われてきました。

で、わりと、そのなんにでも興味があって手を出したくなる、
というのは私もそうで、
ずっと肩身の狭い思いをしてきました。

なんか自分は出来損ないみたいな気がするのです。

絵を描いても、「イラストも描きます、日本画も描きます」
と言うと「何でも描くんですね」って揶揄気味に言われる。

あーでも、イラストレーターという「商業美術に特化した」職業が認知されるまで
日本画家は挿絵も描いたし、人によっては染色のデザインや
宝石のデザインまでした人がいました。
ま、確かに彼らは天才だったのかもしれないし、
彼らの時代は、こんなに絵を描く人がいなかった、こともあるのかもしれないけど。

でも、一人一技術、一人一画風、みたいになって来ると、
そればかり描くのは飽きるとでも言ようものなら、
深みが足りない、とか覚悟が足りない、とか言われる。

う〜ん、でもいろいろ描いていると楽しい。
あれも描けるこれも描けるって、とても楽しい。

そんなことを考えていたときに見た「TED」のエミリー・ワプニックのプレゼンです。
エミリー・ワプニック: 天職が見つからない人がいるのはどうしてでしょう?
日本語の字幕がついているし12分と短いので
ぜひリンク先を見に行ってほしいのですが、
少し要約しておきます。

彼女が言うには、
天職が見つからないのは、やりたい事がないからではない、
やりたい事が多すぎるからなのだ。

それはいけない事なのか?

彼女自身、作家でアーチストで、キャリアコーチです。

彼女は、ひとつの事に集中した人生は美化され、
人生をひとつの事に捧げていると、
褒められる。

しかし、このなんにでも興味を示す人、
マルチポテンシャライト(は彼女の造語ですが、)
には三つの強みがある、と言います。
①アイデアを組み合わせるチカラ
②物事を学ぶ速度が速い
③適応力がある

①はたくさんの引出しをもっているのだから
容易に想像がつきます。

意外なのが②です。
実は心が引かれて始めた事ならば、
途中でやめても、必ず何かの役に立つ。
以前の経験が、次の新しい事をやる上に役に立って
初心者であるにもかかわらず、上達が早い。

また、今の経済状況は変化が早いので、
③の適応力はとても大切な要素になる。

といういわけで、
マルチポテンシャライトは、
今の世の中に山ほどある複雑な問題を
多次元で取り組むとき相当な強みになる、
というわけです。

さらにこんなブログも読みました。
「モノ」ではなく「体験」を売る視点のエクスペリエンス・マーケティング(通称エクスマ)
のマーケティングコンサルタント藤村正宏さんのブログ。
テクノロジーの進化は数多くの仕事を消滅させている|仕事観を変えよう

この中で、藤村さんは、
テクノロジーの進化が仕事を消滅させる時代だから、
これからの仕事観、として、

今やっている仕事の他に、複数の得意分野を持つことが大事だと思う。
今やっている仕事も、もちろんスキルや能力を上げる。
さらに、他の分野、それは好きな分野。
歴史が好きだったら歴史。サッカーが好きだったらサッカー。
そういう分野を複数持つこと。
好きなことを追求すること。

そう、まさにマルチポテンシャライトのすすめなのです。

ブログを開設するとき必ず「テーマを絞れ」と言われます。
でも、私は絞れなかった。
あえて決めたテーマとすれば「私が興味を持った事」。

ただ、日記にする気は最初からありませんでした。
役に立たない情報のときでも「こういう世界もあるのだ」
という記事を書きたいと思っていました。

何故なら、絵と一緒に文章も上手くなりたかったから。
ちょっと面映い言い方をすれば、
ブログのマルチポテンシャライトをめざしていたわけね。

エミリー・ワプニックの話に戻ると、
もちろん彼女は、スペシャリストの存在は重要だと認めています。

しかし、マルチポテンシャライトは常に「スペシャリストになれ」
と言われ続ける。

しかしこれからは、スペシャリストが問題を深め
マルチポテンシャライトがそのプロジェクトに幅広い知識をもちこむ
というパートナーシップが大切だ、
とエミリー・ワプニックは結論つけます。

翻って何でも一色に染まりやすい日本社会にも
このマルチポテンシャライトが必要とされているような気がします。

移り気で、何でもかんでも手を出したがる、あなた。
あなたは、これからの時代、大きな役割を担うのです。

私は、それこそ色々中途半端で、
とてもじゃないけどマルチポテンシャライトとも自分を呼べないけど
でも、あれこれ平行してやっている事は、
どれもやりたい事ばかりだから、
時間作ってやっていこう、と改めて思った次第。

エミリー・ワプニックには勇気を貰いました。

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