酷暑の中、様々な作業の効率が落ちます。
私は、「クリエイターEXPO」と「彫刻セミナー」というこの夏の
メインイベントを終えて、引き続きデッサンの整理です。
アクセス数の魔力に引かれつつも、通常運転に。鳥のデッサンを整理
の続き。
今日は、311以降に観察会に限らず、季節の花や鳥や虫を見つけてはひたすらスケッチしてきたスケッチブックを整理していました。
記録を見ると、100回前後でしょうか。
暑くても寒くても週に一回はスケッチブックを抱えて出かけて行きました。
東京港野鳥公園をメインフィールドに、
神代植物園、昭和記念公園、六道山公園、多摩動物公園
などなど。
時には、シダの観察会で伊豆や秩父の山に出かけて行きました。
生き物に対して、中途半端な知識しかもっていなかったので、
実物を見て描くために、
「とりあえず出かけてスケッチする」がコンセプトでした。
描き込んであるものも、メモ程度のものもありますが、
まさに「チリも積もれば山となる」。
一冊60枚のスケッチブックが10冊以上。
軽く600枚は越えるでしょう。
それ以外にも鳥の剥製のように水彩や色鉛筆で彩色したものも
数十枚あります。
この3年、ひたすら走っていたので、こうやってまとまって見るのは
我ながら感慨深いものがあります。
今、お配りしているセルフマガジンも、
この間のスケッチがなければここまで作れなかったはずです。
実は、昨日、セミナー後の懇親会で、
セルフマガジンを配らせて頂いたのですが、
想像以上に皆様の反応が良かったので、セルフマガジンのチカラを再認識でした。
ゲームの背景を描いている素晴らしい作家さんもおられて、
緻密で細部にわたって描き込んでいて本当に素晴らしくて
ご自分のiPadで見せて頂いたけれど、
手元に残こる、という点ではセルフマガジンは、やっぱりすごいな、
と思いました。
台湾から来た方には、私の墨で墨っぽくない作品を巡って
話しが弾んだり、
片桐氏にも直接感想を頂いたり、
紙媒体は、想像以上に効果があります。
インターネット時代だからこそ、
クリエイターの方達には、セルフマガジンは絶対おすすめです。
私が6月の終わりに200部刷ったものがほとんど無くなってきたので、
少し手直しして、新バージョンを印刷しようかな、
と思案中です。
311をキッカケに、とりあえず始めて、走ってきて、今セルフマガジン、
という形になった、というわけです。
スケッチブックの束を前に、
実行に移すことの強さを改めて感じています。
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