彫刻セミナーも近いので、
人間の骨格のおさらい中です。
物事には何でもキイポイントがあります。
人間の骨格の場合、「肩甲骨」が分かって来ると、
全体の仕組みがかなり分ってくるような気がします。
少なくとも私はそうでした。
肩甲骨は単に三角形の骨の板ではなく、
フックや鍵がついていて腕の骨や鎖骨や様々な筋肉を支えている、
人間の体のハンガーみたいな役割を果たしています。
絵を描くには骨以上にその上に乗っている筋肉がさらに重要になって来ます。
そしてそれがまた複雑に入り組んでいて、覚えるのに一苦労。
顔は小さな部位ですが表情豊かなのは、多様な筋肉が複雑に絡み合っていて
様々な表情を生み出しているわけです。
頭蓋骨は何度描いてもなかなか強烈なフォルムです。
ところが、それが「ガイコツ」になるとなぜか急にユーモアたっぷりに見えて来るのは不思議。
ちなみに英語では前者は「skull」後者は「skeleton」となっていて区別されます。
こんな風に、いたずら描きでガイコツを描いていたら、
サンサーンスの「動物の謝肉祭」の中の第12曲「化石」 (Fossiles)という曲を思い出しました。
自作の『死の舞踏』の「骸骨の踊り」の旋律をシロフォンで表現したもの。
それにキラキラ星などのフランス民謡を組み合わせたわずか74小節の小品ですが、
ユーモアたっぷりで楽しい。
「動物の謝肉祭」は一枚持っていたいですよね。
で、You Tubeには190万回再生されているCGによる「死の舞踏」ガイコツ版がありました。
ご興味のある方はどうぞ。
Danse Macabre 2010 ( Saint-Saëns )
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