このイラストは今年の年賀状の図柄です。
さて、
フィギュアスケートの安藤美姫さんが恋人と赤ちゃんのスリーショットを
インスタグラムに投稿。
それが炎上しているみたいです。
また、スケート連盟も「イメージ」というわけのわからないものに
お怒りのようです。
自立して子育てしている女性が、
子どもを抱えて男性と交際する事が
なぜ、スケート連盟のイメージを悪くするのかチンプンカンプンです。
安藤さんは、未婚の母を選んだ時にもずいぶん叩かれました。
あのとき私は、子どもが生まれるのに祝福しない社会って、
かなり深刻、と思ったものです。
思い返せば、昨年は、日本の男尊女卑の体質が露になる事が
いろいろ起きました。
都議会での下品なヤジが問題になりました。
一方で、おにぎり女子が絶賛されました。
また、ホステス経験のある女性が女子アナ内定を取り消されました。
さらに、ろくでなし子さんは、2度も逮捕されました。
これらがなぜ問題なのかが分からない場合には、
逆の場合を考えてみればいいのだと思います。
もし都議会で、男性議員が女性議員に「種無し」とやじられたら
女性議員は、辞職に追い込まれたのではないでしょうか。
もし、女子サッカーの男子マネがおにぎりを2万個作って
進学レベルを下げたら、絶賛されるでしょうか?
成績優秀なイケメン男子アナがホストのバイト経験があるからと
内定取り消しになるでしょうか。
ろくでなし子さんのやった事が犯罪なら
秋祭りに登場する男根のお飾りや神輿はどうなるのでしょうか。
宮司が逮捕されたという話は聞いた事がありません。
私が特に問題だと思ったのは、おにぎり女子の話しです。
「本人が良いのならいいだろう」という意見があったのは知っていますが、
問題は本人ではなく、周りの大人です。
おにぎりを作るという事が、
進学のレベルを下げてまでやる事なのかどうか、
つまり人生のプライオリティを下げてでもやる意味のある事なのか
本人が判断出来ないのなら、周りの大人が、きちんと判断して
本人の将来への選択の道筋をつけるべきです。
それが教育者でしょう。
安藤さんの件といい、まるで
女性は自分の人生を主体的に大切に扱う権利がないかのようです。
ただ、これが隠しようのない日本の実態ですね。
私が最初に就職した時と何も変わってないです。
だから、とにかく日本の女性には、密かに、でも断固として
自分の人生を生きて欲しいです。
実は、女性だけではないのかもしれません。
男性自身が自分の人生の主役でないから
女性にも端役を担わせたいのかもしれません。
だとしたら、今年は自分LOVE元年。
自分を大切にして、行動しましょう。
他人はあくまでも他人です。
そう書くと、権利ばかり主張してエゴだ、
みたいなトンチンカンな反応がありそうです。
しかし、考えてもみて下さい。
自分を大事にしない人に、他者を大事に出来るでしょうか?
自分を慈しまない人に他者を慈しめるでしょうか。
去年の11月以来、スティーブン・コヴィーなどの
いわゆる人生ハウツーものの代表的な本を何冊か読んでいます。
読まないと批判も出来ませんから。
総じてこれらのテーマは二つあります。
「自分を大切にする」
「行動する。実践にうつす」。
細かい手帳の使い方とかあるけど、基本的には
ほぼこの二点です。
逆に言えば、自分を大切にしないで行動に移せない人がいかに多いのか、
という事でしょう。
安藤さんの記事にコメントを入れてディスる時間があったら
本でも読むか、ブログを書く方がずっと自分のためになります。
一人一人が自分を大切にするようになれば、
自ずと政治や社会の事にも興味が出て来るでしょう。
何故なら、それらが自分の生活と直結している事が
見えて来るからです。
自分LOVE。
それは自分自身を生ききる事です。