週末、お散歩に行ったときの写真です。
気がつけば実りの秋。
お花はこんな感じ。6月に咲きます。(ただし、上の実の写真とは、撮影場所が違います。)
記事は野外スケッチ、何やら怪しいおばさんがいる
アケビの実。
まだあの独特の紫色になるにはもう少し。
アケビには3枚葉と5枚葉のに種類あるようで、
この写真は5枚葉で、実が小さいです。
↓花はこんな感じ。やたら地味です。(笑)
4月の半ばくらいに咲きます。
葉が5枚であることがわかります。
木鑞と呼ばれる和蠟燭(ろうそく)の原料です。
江戸時代はこのハゼやウルシなどのウルシ科の植物の脂肪分を
精製してろうそくを作ったそうです。
↓参考文献はこちら。石川英輔著「大江戸リサイクル事情」
この本には、絵入りでろうそくの精製方法が載っていますが、
固体であるハゼの実から液体を絞り取るのは大変だったらしく
「地獄絞り」と呼ばれていたそうな。(44ページより)
ただ、ハゼは痩せた土地でも出来ることと、
鑞は付加価値の高い商品なので、
かなり栽培されていたそうです。
ちなみにこの「大江戸リサイクル事情」という本はかなり面白いです。
良くエネルギー問題になると江戸時代に戻るのか、
という人がいるけど、江戸時代は植物との共存の完全循環型社会。
ゴミ、という廃棄物がほとんど出ない社会だったのですね。
そして、意外なことに行商という宅配社会だった。
技術が進んだ今だからこそ、技術で解決できるヒントがこの本にはあるような気がしました。
ところで、こんなページを見つけました。
ハゼの実から「ろう」をとる
ハゼは、ニシキギやイロハモミジとともに紅葉もきれいです。
↓そして、緑のドングリが落ちていました。
緑のドングリもかわいい。
↓これは綿の花です。
花が落ちると緑の固い実が育ち、ある日、十字にはじけます。
↓この絵の、一番左下に、緑の固い実が見えます。
綿がはじけるのはもう少し先。フワフワでフワフワ。
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