季節の変化の中で。

ちょっとブログ休もう、と思ったら
選挙やらなんやらであっという間に10日近くが経ってしまいました。

人間世界は、呆れるほど身勝手な人たちが
議員になり、カイケン、カイケン、
と言い出しましたが、
選挙が終わるのを待っていたかのような、
ふくいちの3号機の蒸気漏れのニュース。

自民党が勝ったのも、カイケンやTPPより、
自分達で増やした原発の後始末をやりなさい、
という事じゃないでしょうか。

さて、自然界は、そんな人間世界を尻目に
淡々と花が実になり、虫が脱皮し
季節が巡っています。

6月に植えた稲はすくすく成長中。
10日ほど前に稲の様子を見に行ったら、
ちょうどシオカラトンボが羽化したばかりの様子を描くことができました。

20130728

二十四節気で言えばいまは「大暑」。
一番暑い頃ですが、季節はしっかり動いていて、
もうススキも顔をのぞかせはじめています。

「アベノミクス」で一見景気が良くなった風で
「ねじれ解消」で、やりたいように出来る数を手にして、
今度は消費税増税を前にして、どんなキャンペーンを広げるのかな、
と思っていたら、
昨日、日経新聞を読んでいて見つけたのが、

「良いインフレ」

なるフレーズ。

既に円安で値上げが始まっているから、
その不満を抑え込む次なるキャンペーンは
これだろうと、直感!

しかし、非正規雇用がさらに増えている今、
賃金が上がらずにインフレになる事は
生活が苦しくなる事を意味します。

大勢は変わらなかったものの、
山本太郎の当選や都市部における共産党の躍進
などの選挙結果が意味するところは、
若者が動くと、変化が起きる、という事です。

自民大勝と言うけれど、
野党への投票総数の方が自民への投票総数より
500万票くらい多いのです。

静かな社会変化の胎動は起きているかもしれません。
目にははっきりとは見えないけれど、
暑さの中にも季節が少しずつ動くように。