今日は果物特集です。
以下は6月からアップして来たスケッチです。
暑いし、選挙だし、世の中疲れる事いっぱいだけど、
ジューシーな果物で水分とミネラルとエネルギー補給を!
では、週末にお目にかかります。
今日は38度になったところもあるようです。
冷やしたモモで涼みたいですね。
モモは冷やしすぎは甘さが半減するので冷蔵庫で2時間を目安に。
日本の暑さは、ただでさえ湿気があるのでジトジト暑くて
しかも最近は7月から8月までほぼ二ヶ月列島を灼熱の太陽が覆います。
東京はヒートアイランドも加わって
暑いから冷房で冷やす、冷房の熱を帯びた排気が外に出てさらに暑い。
の悪循環に陥っているようです。
しかしどれほど暑くても、我慢比べのように決して休む事はしない勤勉な日本人。
暑さで体力は奪われ、冷房で身体を冷やすと体調を崩します。
以前、某国際機関の方とイベントをした事があるのですが、
イベントをコラボするのに、そのイベントが夏休みに掛かるもので、
次次とバカンスで担当者が入れ替わる経験をしました。
メールでやり取りしていて、担当はマリアさん(例えば)だとすると、
突然「明日から私はバカンスだからロバートが後はやってくれるわ」
というメールが来て、「ふ〜ん」とか思って
「ロバートよろしく」と進めていると、10日も経つと今度は
「ぼくは明日からバカンスだから、イベントにはキサが行くから」
というメールが来る。
「嘘でしょう」と思うけど、仕方ないからイベント当日キサと待ち合わせて
なんとか凌いだ、という経験があります。
実はそのとき、同じ場所で皇室の来賓があるイベントをやっていて
3度も4度もリハーサルをしてるのを横で見ていて、
こっちはほとんどぶっつけ本番。
ここまで極端でなくても、
もう少し日本人も自分の生活や休日を大事に出来れば、
と思ったものです。
私は、海外事情に詳しいわけでもないし、
この経験からすべてを語れるとは思ってないけど、
日本では、一過性のイベントにすら「失敗しちゃいけない」
というプレッシャーがかかるだろう事は想像に難くないです。
その割には、原発事故という取り返しのつかない失敗は
無かった事にする、というわけの分からない社会。
そういう難しい事は抜きにしても、
この暑さ、生物として働くには暑過ぎます。
「心頭滅却すれば火もまた涼し」なんて言って、
熱中症を誘発する事は避けたいです。
ここまで暑くなると実際生死に関わりますから。
しかも最近のお子さんは小さい時から冷房に入っているために、
汗腺が大人の半分くらいしか無いそうですから、
水分補給はもちろんの事、
帽子をかぶる、
炎天下で作業はしない、
など、大人が気をつけてあげてほしい。
今の子供は汗腺の数が親の半分!汗は霧吹きで補うべし
環境省熱中症予防サイト
私は、甲子園の高校野球もナイターにしたり
工夫すべきだと思うのですよね。
お願いだから根性論で子供たちを痛めつけないでね。
以前の記事
子どもの日に高校野球の話しをしてみる。
今、昔描いたイラストに手を加えているのだけれど、
これが思った以上に大変。
すべて手描きなのでデータに取込んでパソコンで描くと
不自然になってしまいます。。
線そのものも微妙に今の私のものと違います。
結局、方法論を考えるだけで時間を費やしてしまって、
ようやく、解決方法が見つかったところです。
どうしてもその昔の絵を活かす必要があったので
悪戦苦闘して作業を進めたけど、
ゼロから描いた方が楽なモンなんだな、
と思った次第。
事が私のイラスト程度でも、
こんなに苦労するんだもん。
日々営まれている「人々の生活」や「国のあり方」を変えようと思ったら、
血を吐きそうな位たいへんでしょう。
今、原発をなくしてほしいと思っている多くの国民は、
方向転換しない国にいらだちながらも、「仕方ないのかな」
と思いはじめているかもしれない。
しかし、これはもう根比べですね。
自民党政権は、そういう意味では、実にしぶとく戦後60年をかけて
「国のあり方」を少しずつ少しずつ変えてきました。
もちろん国民にとって悪い方に。
まず、中曽根内閣で総評というナショナルセンターを潰しました。
今、日本で非正規が増えブラックが増えたのは、
この労働者のための権力への対抗組織がなくなった事と無関係ではありません。
労働組合が既得権益化していたのは確かでしょうけど、
あっさりと国民は自分達の権利の一部を手放しました。
小泉内閣では郵政事業を民営化しました。
これで地方の小さい郵便局が統廃合されて
地域で頼りにしていた人たちが切り捨てられました。
これも郵便局の局長という既得権益が標的になりました。
いつも構造改革とか既得権益の打破とか規制緩和と言う名の下に
国民の多くが声を上げずらくなる仕組みを巧みに作って来ました。
それも国民自身の自分で自分の首を絞める賛同の声とともに。
このあたりが自民党のすごいところです。
国民は規制緩和が進むたびに暮らしにくくなるのに
その原因に気づかないように誘導されます。
で、その総仕上げが、
安倍内閣の「憲法改正」でしょう。
端的にいえば、この国を戦前体制に戻すミッションです。
この参議院選挙で自民党が勝てば、
お墨付きをもらったと、堂々と、
私たちの人権や表現の自由に手をかけ始めるでしょう。
一方、自民党はようやく60年かけて自分達の理想の国づくりが出来る
と意気揚々でしょう。
しかし、国民が自由で健康に働けなくて
国が栄えるとは思えません。
国民の上がりで食べている人たちが
自分の足元の砂を崩す行為をする。
これも謎です。
人間というのは謎の塊です。
ちょっと鳥瞰図で考えれば不合理な事に
必死で取り組む。
名誉欲とか、支配欲とか、自己顕示欲とかが
源泉でしょうか。
そういう強烈な悪意とも呼べる意志の方が
モチベーションを保つのかもしれないとも思います。
原発をなくしたい、と思う人たちは
(私も含めて)
ほんとうに悪意ではなく強い意志を持たなければ、
「この国のあり方」を変える事は至難の業です。
自民党の粘り強さだけは見習って、選挙では落しましょう。
ほとんどまともに雨も降らないうちに梅雨開けだそうです。
そして……
選挙が始まりました。
この選挙は重要ですね。
テレビはねじれ解消が必要みたいなことを繰り返していますが、
ねじれててもらわないと、
自民党に好き勝手やられてしまいます。
しかしどのくらいの人がこの選挙のその点に
注意しているでしょうか。
世間はアベノミクスで沸き立って「景気」さえ良くなれば
すべてが解決するかのような感じです。
毎度の事ながら、選挙となると、
ネットの中と現実とはあまりに温度差がありすぎて
クラクラしそうです。
世論調査で数値を上げる事によって
国民を誘導しているのか、
誘導するから世論調査の数字が出るのか、
鶏が先か卵が先か、みたいな話しです。
私がこの国の選挙とメディアを疑い出したのは
2005年の郵政選挙です。
それ以前からテレビはほとんど見ていませんでしたが、
テレビで世論が作られる様は
端から見ていて気味が悪いものがありました。
ただ、この頃思うのは、
結局は多くの人々が望む方向に社会は行くのだ、
ということです。
その結果が重大な失敗に終わっても。
そう、先の大戦のように。
一人一人の意志なんて空気より軽いものです。
しかし、それが何千何万になると社会の空気に共鳴して
とても大きな力になります。
株価が上がり、日本企業が海外に出て行かない税率を検討する
と安倍首相はアナウンスしましたが、
だからといって、日本人の雇用が増えるとは限りません。
日本人より安く雇え英語ができる労働者はいくらでもいるでしょう。
グローバル企業が日本人を雇わなければいけない義務はないのです。
実際、国は雇用を守るより「准正規労働」という
正規でも非正規でもない雇用制度を取り入れようとしていますし。
そうまでして、景気が良くなるかのように必死に演出するのは、
結局、安倍政権の最終目的が「憲法改正」にあるからです。
そのために国会での数が必要で、経済で人々の気持ちを引き寄せている、
という純然たる事実があります。
自民党の憲法改正案は問題がありすぎで、
特に「天賦人権説の否定」と「表現の自由の制限」は
時代に逆行するものです。
株価と国民の人権をバーターにするようなものです。
ただ、この人権の問題も、
安藤美姫さんの出産騒動など見ても、
私達国民が「人権そのもの」を理解していないところがあるようです。
今はあって当たり前の人権や表現の自由は、
他国のように私たち日本人が苦労して手に入れたわけではなく、
いや、ほんとうは300万人の日本人や
アジアの人々の多大な犠牲の上になり立っているのだけれど、
そんな事実も忘れ去られようとしています。
しかし、自由も人権も手放してしまってから取り戻すのは
容易ではありません。
今度の選挙の肝は「私たちの人権の問題」なのです。
私たち国民は主権者です。
本来は、政治家も私たちの手足のはずです。
しかし、権力というのは、手に入れれば何でも出来ちゃうのですね。
その上、人心というのは思いのほか操られ易いもののようです。
もう少し「権力」への警戒心を私たちは持つべきでしょう。
しっかり選挙に行って民主主義を守り根付かせねば、です。
↓自民党改憲案の問題点をまとめてるサイトです。
日本国憲法改悪草案 日本の未来にふさわしくない 憲法改悪阻止を今こそ
↓こちらの話も自民党の体質をよくあらわしています。
福島市。安倍首相街頭演説の際に起きた、プラカード没収事件について
現在の日本国憲法を手元にどうぞ。英文付き。
久しぶりに女性像をアップしました。
実は私の一間の押し入れ一杯のデッサンの
半分が女性ヌードです。
なので、アートとはいえやっぱりネット上に載せるのには
神経を使います。
最近は、野外での生き物たちをスケッチすることが多くなりましたが、
人間は、描いていて面白いですし、
やはり若い女性の美しさは格別なものがあります。
もちろん人類の種の保存がその美しさの最終目的です。
昨日の繰り返しになりますが、
まさに、創造主のイマジネーションは完璧です。
すごいと思うのは、
眉と目と耳が二つ、
鼻と口がひとつ
というように、顔や身体の部位は数が決まっているにもかかわらず、
一人として同じ顔、同じ身体を持った人がいない、
という事です。
昨年の1月のナショジオは双子特集でした。
10組くらいの双子の顔写真がアップで並んでいました。
一卵性双生児は、ひとつの受精卵が二つになるわけですから、
遺伝子的には全く同じなのに、
どれほど似ていても、微妙に違うのが面白いほどでした。
昨日私は無造作に「創造主」と言いましたが、
「創造主」とはなんでしょうか。
間違いなく言えることのひとつは「時間」が絡んでいる、
という事です。
以前、福岡伸一さんのベストセラー生物と無生物のあいだを読んだ時に、
印象的だったのが、この「時間」の概念でした。
ま、この本は、アマゾンのレビューを見れば分かるように
賛否両論が有るのですが、
私は分子生物学の歴史の人間模様は面白かったし、
(これがめちゃめちゃ人間臭い)
最後の福岡さんの実験の話しも面白かったです。
その実験とは福岡さんたちはある遺伝子を抜いて実験をするのですが、
途中から抜くと、本来生まれる部位が生まれないのに、
最初から抜くと有るものと変わらない結果が出たというのです。
普通だったら逆のような感じがするけど、
福岡さんたちが何度実験しても同じ結果になるのです。
そして福岡さんがたどり着く結論が「時間」なのです。
いわゆる「動的均衡」の実証実験だったそうですが、
生物には不可逆な時間があって、その流れに沿って折りたたまれ、
一度おりたたんだら二度と解くことのできないし、
全体としての存在だ、というものです。
この実験で言うと、最初から無いものは、
無いものとして全体の中で補いあう、というのです。
そしてそれが出来るのは時間があるから。
多分理系の人には自明の理でしょうが、
私には新鮮でとても面白い一冊でした。
次回の更新は土曜日を予定しています。
以前田植えの報告はしたのですが、
田植えの様子をようやく描きましたので、アップします。
子供たちが植えやすいように水を抜いた田んぼ。
田んぼの泥が見えています。
手も足も真っ黒になりながら2、3株ずつ植えて行きます。
コテを持っている右側の男の子は「クロ塗り」と言って、
あぜから水が抜けないように、あぜを泥で固めているところ。
左手前にいるのはカルガモ。
子供たちから離れた遠くの方で見守っています。(絵では手前だけど)
このあと水を再度引いた田んぼで泳いでいました。
オケラはモグラのような手で土に穴をあけます。
昆虫というのは、幼虫から成虫まで、
まるでSF映画のキャラクターを集めたかのような
イマジネーションの宝庫。
必要があって作られた昆虫の身体ですが、
創造主のイマジネーションには驚くばかり。
鳥もそうですね。
その羽の美しさ、造詣は完璧。
しかしその創造主も恐れぬ人間は、自然界を脅かします。
2日には、国際自然保護連合(IUCN)が
世界で絶滅する恐れがある動植物を列挙した「レッドリスト」を更新し、
新たに715種を絶滅危惧種に追加しました。
「絶滅危惧」715種を追加=レッドリストを更新-IUCN
このニュースでは、ニホンウナギがリストに加えられたら
「もう、ウナギが食べられなくなる!?」という言説が
飛んでいました。
2月の記事ですが、こちらのサイト
2013/02/01 (Fri) ■[環境]ウナギが絶滅危惧種!? レッドリスト指定について
がよく調べておられるので、
興味のある方はお読みください。
生き物がいなくなる事には誰もが反対だと思いますが、
しかし、突き詰めると、この問題の多くは人類の「貧困」に
突き当たることに気づかされます。
私は英語版のナショナルジオグラフィックを定期購読していて、
この問題の特集は年に一回はあるので読みます。
貧困と格差。
象牙やフカヒレなどはその象徴です。
牙やヒレだけを切り取られたゾウやフカは死ぬしかありませんが、
それは、それを捕って先進国に売ればお金になる貧しさがあるからです。
ナショジオでは、よく中国が槍玉に挙がるのですが、
しかし、アフリカを搾取の対象としか見ないような歴史を作ったのは
中国ではありませんからね。
今も先進国はアフリカの資源獲得にしのぎを削っています。
私たちの生活も多いに関係があるのですが
その繋がりが意識されることはほとんどありません。
しかし、省エネを考える。そしてフンデルトヴァッサーで述べたように、
明らかに地産地消というのは、
自分たちを守るだけではなく、海の向こうの人々も守ることになるのです。
少しでもそういう方向を私自身もがめざせればいいな、
と思って田んぼ作りに参加しています。
もちろん、一番の動機は「楽しいから」なんですけどね。
そして人間だって自然の一部。
そのことは忘れたくないです。