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11月のヴィネット・椋の木とヒヨドリ

11月のヴィネットは椋の木(ムクノキ)とヒヨドリです。
20151104-1

ヒヨドリは
身近にいる鳥の中でも身体の大きい方。
28センチくらいです。ちなみに基準鳥としてのスズメが15センチほど。
ヒヨドリはとにかく食欲旺盛で、我が家の金柑にももうすぐ食べに来ます
その食欲ぶりが少し卑しく見えたか、漢字では「鵯」と書くようです。

映画「鳥の道を越えて」では、
北海道から群れをなして渡るヒヨドリの群れの映像が印象的でした。

椋の木は樹形がケヤキに似ているニレ科の高木です。
IMG_1781

最初は緑色の大豆大の実は、熟すと黒くなり、鳥たちにとっては樹上のレストラン。
ムクドリが好んで食べるからムクノキ、という説もあるようです。
実際はムクドリだけではなく、上の絵のようにヒヨドリ、
これからはアカハラやツグミも。
人間が食べても大丈夫です。

葉は固く珪酸質の毛が生えてザラザラしているので
昔は漆器、鼈甲細工などの表面研磨のヤスリに使われていたとか。
またその材質が硬いので、建築材や野球のバットにも使われるようです。

鳥は美しく大好きですけれど、
私が興味があるのは、様々な生き物や人間との繋がり。
生き物というのは、私たち人間も含めて、食べ物で繋がっています。
そんな繋がりが描けたら、と思いながら描いています。

参考文献

 

↑ちなみにこの二冊の鳥図鑑、
種類の多さや写真の多様さは山と渓谷社の「日本の野鳥」で、
これ一冊あれば充分、という感じなのですが、
「ぱっと見わけ観察を楽しむ 野鳥図鑑」には、
鳥の声をスマホで聞けるQRコードがついているのがうれしい。

持ち歩きには以下の二冊を使っています。
  

↓私たちの暮らしと木の関係が分かる本

↓葉っぱのキレイな写真が嬉しい。

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いつもの光景が戻ってきました

毎年、年が明けると我が家の庭の金柑が熟れて来て、
ヒヨドリがそれを食べに来ます。

それをガラス越しに猫たちが興奮気味に監視する、
という冬の「いつもの光景」が戻ってきました。

2015013

「いつもの光景」と書くのには訳があります。

実は右側の妹猫が、10月の終わりに急に具合が悪くなり
手術入院をして二週間ほど我が家を不在にしていました。

また家に戻ってきても、エリザベスカラーをしているために
姉猫のマーマレードタビーとの間が
上手く行かなくなったり、
飼い主としてはヤキモキのこの2ヶ月でした。

しかも、11月の終わりには、家人も入院。
これは命に関わらない予定が決まっていたものでしたが、
やはりバタバタと年末年始を迎えることになりました。

このところ、ようやく妹猫も完全復活で、
最近は、二匹並んで朝一番でこの監視体制に入ります。

私も少し安心して、そろそろ人間用の金柑ジャムを作ろうかと
昨日、実を摘んでみたら、500グラムくらいしかありませんでした。
ヒヨドリの食欲は旺盛で、大きな熟れた実はあらかた食べられてしまいました。

ヒヨドリはもともとは山間部に生息していた鳥らしいですが、
雑食ということもあるのか、今は都会の代表的な鳥になりました。
尾が長く扇状に開きます。

我が家の周りには、メジロ、ハクセキレイ、
ムクドリ、シジュウカラ、といった鳥たちがやってきます。

人間世界が騒がしく、こんな平凡な動物たちの営みにすら
ホッとさせられます。

ところで、去年金柑ジャムを作るとき、三温糖の茶色の砂糖で煮つけたら、
う○こ色になってしまったという大きな失敗をしでかしたので、(笑)
今年は、しっかり白砂糖で煮ることにします。

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