災害の多い日本こそWi-fiなどネットの整備を津々浦々に

今回の大雪、
政府の対応の悪さを指摘している人は沢山いると思うので、
私は、少し違う視点、
災害の多い日本こそ、
もっとWi-fiなどのITをインフラとして整備した方が良いのではないか、
という点から書いてみます。

確かテレビは、地デジになった時、双方向性が
売りだったような気がするのですが、
その後どうなったのでしょうか。
我が家はケーブルだし、テレビ自体もまだブラウン管ですので
分からないことだらけです。

311のときもそうでしたが、
今回もツイッターの速報性が証明されました。
もちろん、タグの使い方とか洗練されるべきところはたくさん在るでしょうが。

今回の雪害で佐久市の市長がツイッターを上手に活用されていたようです。

ダメだったのが、政府。
官邸の災害情報のアカウントは95万ものフォロワーがあるにもかかわらず、
まったく機能しませんでした。

もうひとつ呆れるのが、
官庁の通達をPDFファイルで出す事。
あれでは、ガラケーの人は読めません。

しかし、災害の多い日本こそ
もっとITは活用されるべきだと、
今回痛感しました。

今回のように、雪で閉じ込められてしまうと、
どこの誰がどのような状態なのか
行政が把握することが難しくなります。

しかし、もし、日本全国津々浦々にWi-fiが整備されて
お年寄りもタブレット端末で発信出来れば
行政の情報把握も楽だし、
災害にあって動けない高齢者や障碍のある人は
自分の状況を外部に知ってもらえるのが早くなるでしょう。
大きな安心に繋がると思います。

大雪で携帯が繋がりにくくなったりする事もあるようで、
克服すべき課題はたくさん在るでしょう。

しかし、佐久市長のツイッターを見れば、
インターネットが災害把握や情報発信に
テレビより遥かに力を持っている事は見て取れます。

都知事選に立候補した家入一真さんが
お年寄りにネットとスマホを教えたい、
と呟いていました。

私も賛成です。
私はちょうど細川さんと家入さんの間くらいの年齢ですが、
友人たちでネットを駆使している人たちはあまり居ません。
彼女たちは不便ではないようですが、
私はもう、ネットが無ければ、かなりの事に支障が生じます。

海外から来た人たちが一様に不満を言うのは
公共の場におけるネットインフラの悪さです。

災害が多く、地方の過疎化などが進んでいる今こそ
むしろ、Wi-fiなどのインフラを全国津々浦々に整備する事で
高齢者自身が発信したり、
田舎に興味のある若者が移住しやすくなるのではないでしょうか。