実はノスリはこんなところに居た

今日の一枚

1月18日の記事、
冬枯れの木の上のノスリの図では、
高い木の上にいるノスリを描きましたが、
実はノスリがいたのは、このような場所でした。

ケント紙にグラフィックペンと水彩

ケント紙にグラフィックペンと水彩


この時、実は私はノスリ、アオサギ、カワウの
三重奏を見ることができたのです。

ノスリの下では、
アオサギは羽に空気を入れる為か、
羽を丸く持ち上げ片足で立っていました。
アオサギは、私が好きな鳥のひとつです。
ひらひらと風に舞う白やグレイの羽は優美ですが、
片足で立った姿は威厳に満ちています。
左右を眺めつつ、やがて、15分もすると飛び立って行きました。

手前の池では、カワウが潜ったり二羽で追っかけっこ。
カワウは他の水鳥と違って、
身体の半分以上が水の下に沈みます。
何となく潜水艦とその潜望鏡を連想させる姿です。
羽の撥水力が弱いため、
よく杭の上などで羽を広げて乾かしています。

ところで、カワウが、スカイツリー周辺で増えたので、
対策に細いワイヤーを張って、防御しているとか。
カワウの糞は緑の木々を真っ白に変えるほどなので、
きっと対策に困っているでしょう。
と言っても、カワウに罪は無いわけですが。

釣り堀でのアオサギの出現に悩んでいる人もいるようです。
漁業被害と駆除
このサイトを読むと、苦労しながらも、
アオサギを駆除する事無く、上手く釣り池から退散してらえるように
工夫している様子が分かります。

ところで、
私は反原発ですが、反原発派の人たちが
エコ風船を飛ばして原発事故時の放射能の流れを調べる
という事を計画してると聞いて、
私は鳥や野生動物に危害が及ぶと危惧しています。
脱原発の風船、大間から 函館や青森などの有志、3月に千個飛ばす計画

ところが、こちらのサイトを見ると、(閲覧注意)
鳥が風船の破片を餌だと思いこみ、
風船の木綿糸がくちばしに絡まった例や
風船を飲み込んだウミガメが報告されています。

エコ風船と言っても一瞬で分解するわけではないでしょうから
やはり野生動物への影響を真摯に考えてほしいな、
と思わざるを得ません。

このように
野生動物と人間が衝突しているかのように見える
様々な例ですが、
違う側面から見ると、
スカイツリーのカワウも
釣り池のアオサギも
風船飛ばしで被害を受ける鳥や動物も
私たち人間の行為の結果の私たちが気がつかない部分を
可視化しているものかもしれません。

そして可視化された問題点を解決出来るのは
人間の側にしかないことは確かです。