宮崎駿監督引退記念、トトロの森の絵

今はすっかり、世界的観光名所になった
屋久島のトトロの森。

もののけ姫の製作の時に、
宮崎駿監督は
屋久島の森と白神山にロケハンに行って
スケッチしたと聞いています。

屋久島では、↓ここがその場所です。
20130308

宮崎監督が来る前は
「苔の森」と呼ばれていたところです。

今はこの場所に行くと、
森ガールや山ガールだけではなく、
モデルさんとカメラマンとか、
キャスターとかで混みまくっていますが、
私がこれを描いた時は、
一日描いていて、2、3人の登山者に会うくらいでした。

他にも屋久島のデッサンはいくつかあるので、
こちらからご覧下さい。

今は、アニメや漫画に多くの才能のある人材が集まっています。
アニメや漫画で言う時の「デッサン力」というのは
「いかに本物らしく見えるのか」ということが問われます。

それも大切なことでしょう。
でも、形だけの再現性ではないのがデッサンの魅力です。
「上手い」ことは重要ですが、それは、十分条件ですが、
デッサンの必要条件ではない、と思っています。

以下はホームページのデッサンのページの文章です。

デッサンは快楽

デッサンは、下書きや本画のための練習と捉えられがちです。

しかしある時、気がついたのです。
デッサンで対象と向かい合っている時、不思議な恍惚感が私を満たす事に。

紙に向かっている時、一期一会のそのひとときの世界に私が入り込み自我を離れ、
私はほんの少しだけ忘我の恍惚感を味わうのです。

多分それが私にデッサンに夢中にさせます。私にとってデッサンは快楽なのです。

見る人にも気持ち良くなってもらえたら、絵描き冥利ですね。

ではでは。

関連の記事。
富士山の世界遺産登録の問題点(改題)
シャクナゲと自然遺産の屋久島