今はすっかり、世界的観光名所になった
屋久島のトトロの森。
もののけ姫の製作の時に、
宮崎駿監督は
屋久島の森と白神山にロケハンに行って
スケッチしたと聞いています。
宮崎監督が来る前は
「苔の森」と呼ばれていたところです。
今はこの場所に行くと、
森ガールや山ガールだけではなく、
モデルさんとカメラマンとか、
キャスターとかで混みまくっていますが、
私がこれを描いた時は、
一日描いていて、2、3人の登山者に会うくらいでした。
他にも屋久島のデッサンはいくつかあるので、
こちらからご覧下さい。
今は、アニメや漫画に多くの才能のある人材が集まっています。
アニメや漫画で言う時の「デッサン力」というのは
「いかに本物らしく見えるのか」ということが問われます。
それも大切なことでしょう。
でも、形だけの再現性ではないのがデッサンの魅力です。
「上手い」ことは重要ですが、それは、十分条件ですが、
デッサンの必要条件ではない、と思っています。
以下はホームページのデッサンのページの文章です。
デッサンは快楽
デッサンは、下書きや本画のための練習と捉えられがちです。
しかしある時、気がついたのです。
デッサンで対象と向かい合っている時、不思議な恍惚感が私を満たす事に。紙に向かっている時、一期一会のそのひとときの世界に私が入り込み自我を離れ、
私はほんの少しだけ忘我の恍惚感を味わうのです。多分それが私にデッサンに夢中にさせます。私にとってデッサンは快楽なのです。
見る人にも気持ち良くなってもらえたら、絵描き冥利ですね。
ではでは。
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