暑中お見舞い申し上げます。
まさにこの暑さは「大暑」。
七十二候では「大暑 末候『大雨時行う(たいうときどきふる)』」
と言います。
大雨は夕立のことです。
そこで、
突然の夕立にあい、慌てて麦わら帽子の影に隠れるトンボを描きました。
麦わら帽子は、草叢の草刈りをしていた人がポンとおいたのかもしれません。
私の手元に「365日で味わう 美しい日本の季語」(金子兜太著)という本があって、
夏の季語、「夏帽子」の項に、
泉鏡花のこんな句が掲載されていました。
「手にとれば 月の雫や 夏帽子」泉鏡花 (139ページより)
この句を読んだ時、
友人の哲学者、八木雄二さんの著書の為に描いた
麦わら帽子の小さな挿絵を思い出しました。
そして、挿絵では帽子の上にのっていたトンボを
帽子の下に移して、パソコンで彩色したものが今日の絵。
背景の草むらは、描きためたデッサンから
草いきれのしそうなものを選んでみました。
雨の描き方は、
歌川広重の「名所江戸百景」の第58景「大はしあたけの夕立」
を参考にしてみたり。
広重時空MAP
で、私も一句。
「夏帽子 シオカラトンボの 傘になり」 かよこ
なんちゃって。
つゆ開けてから本当に暑いですけど、
それでも今年は、夕方になると割合と風が涼しく
ちょっとだけ助かっています。
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