今日のgoogle doodle はレイチェル・カーソン生誕107周年。
なんで100年でなくて、中途半端な107なのかは分かりませんが、
実は、最近のgoogle doodleは女性科学者がよく出てきます。
昨年くらいから、頻繁に登場していて
どうやら、シリーズ風です。
最初、昆虫の研究で名を残した
マリア・ジビーラ・メーリアンのgoogle doodleを見た時、とても新鮮でした。
マリア ジビーラ メーリアン生誕 366 周年
蛾や蝶の変容の様子が、毛虫から描かれていて、
それが明らかに科学者の目で描かれていながら
アートとしても素晴らしいものだったからです。
去年の4月2日私はこんなつぶやきをしていました。
今日のグーグルのマリア・ジビーラ・メーリアン、ってすごい。感嘆!
— Kayoko(文明の転換点) (@083melody) 2013, 4月 2
早速調べたところ、昆虫学では名の知れた女性科学者であった事が分かり
自分の不明を恥じました。
最近では、私はこんなツイートをしています。
皆さん気づいていますか?グーグルのアイコンには良く女性科学者が出て来ます。去年は昆虫学のメーリアン、少し前に数学者のマリア・ガエターナ・アニェージ、今日は化石採集者のメアリー・アニング。リケジョなんてバカにしていたら置いていかれますよ。
— Kayoko(文明の転換点) (@083melody) 2014, 5月 21
こちらのページからは
イギリスのロイヤルコレクションのメーリアンの作品が見られます。
こちらは、ジョンホプキンス大学のサイト。
ロイヤルコレクションのページには
” the greatest artist-naturalists “という紹介です。
いいですねえ。
私も生まれ変わったら、ぜひこの artist-naturalists
という肩書きの仕事につきたいですね。
で、最近は、手元にメーリアンの絵を置いておきたくなり
まずは、模写が出来そうなこの版画作品集を購入しました。
なんと言っても、蝶や蛾の正確さが素晴らしいです。
意外な事に、蝶はヒラヒラと舞って
キレイなのは当然ですが、
実は蛾の種類にもきれいな種類は多く、
オオミズアオイ、ホタルガ、などを見たら
その美しさに目を奪われるでしょう。
さて、今日のgoogle doodleのレイチェル・カーソンは
農薬の危険性に警鐘を鳴らした『沈黙の春』の著者として有名です。
環境問題のバイブルでもある「沈黙の春」が
女性によって書かれた、というのは現在の環境問題を
象徴しているかもしれません。
「女性の活用」がかまびすしくいわれる昨今。
「女性の活用」という言葉自体が男性中心世界を
前提に言っているように見えます。
実は女性は昔から活躍していたのですね。
このgoogle doodleのシリーズは
そんな気付きがメッセージなのかもしれません。