カテゴリー別アーカイブ: 社会や時事関連

ジョン・レノンが弾いたピアノ

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英語の記事をアップしました。
The Piano That John Lennon Once Played

オノ・ヨーコが、ツイッターにジョン・レノンが撃たれた時に身につけていたと思われる眼鏡の写真と共に,銃規制を望むツイートをして話題になっています。
(ツイッターはアカウントがないと読めないかもしれません。呟かなくてもアカウントがあればOKです。)

生前ジョン・レノンは軽井沢に何度か滞在したことがあるそうです。滞在中に彼が弾いていたピアノを万平ホテルで見たことがあります。

去年あたりから、急激に日本のまわりはきな臭くなってきました。ジョン・レノンの「イマジン」の世界はイリュージョンで終わるのでしょうか。

そんなことを考えながら記事を書きました。

20130329

以前、ドローイングと称して、気分の向くまま色をつけて遊んでいたものがあります。今日はその中からの一枚です。

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クールジャパンをチェック(2)

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引き続き、クールジャパンを密かにチェックしています。(笑)
過去記事クールジャパンをチェック

先週23日の日経の夕刊「エコノ探偵団」という欄に「クールジャパン 稼げるの?」という記事がありました。
ウェブではこちら(今日26日アップ)から読めます。

実は経産省は平成22年からこのクールジャパンに取り組んでいて、こちらにクール・ジャパン 官民有識者会議の記録があります。

特に震災直後の第6回会議では以下のようなことが記録として残っています。

座長は福原義春氏。株)資生堂の名誉会長で美術品のコレクターとしても有名ですよね。

価値観、精神性の形式知化

◎日本人の価値観、精神性が根底にあるが、顕在化できていない。この価値観、精神性を顕在化させ、日本のマザー・プログラム(新たな文化産業をブランディングする母体となるべき、日本文化の基本的考え方)を構築する必要がある。
◎本来はもっと前に取り組むべきことであったが、今回の大災害をきっかけにして、根本から構築せねばならない。それが、ものを創るときの拠り所になる。
◎マザー・プログラムには、グローバルルールとともに、日本の風土などが織り込まれたドメスティックルールを複合的に取り込む必要がある。
◎食分野は様々な分野を内包しており、かつ、空間、暮らし、コンテンツ、ライフスタイルなど様々な領域と関係がある。マザー・プログラムやそのインフラは、そうした各領域に横串を通す存在であるべき。
◎これまで日本は、自身の価値観、精神性を制度化、カリキュラム化することに失敗してきた。フランスは自身の文化を制度化、カリキュラム化してきた。この差が対外的な訴求力の差につながっている。日本にも抽象的であるが心が入るマザー・プログラムがあれば、世界の人々にもメッセージを届けられる。
◎資生堂がHERMESと仕事をした際に、フランスで1カ月のトレーニングを受け、フランスやHERMESのDNAを移転された。日本でも文化を仕込む教育機関が必要ではないか。
◎マザー・プログラムを意識しながら、産業・企業横断で事業を展開していくような仕組みが必要で、そこでの取組みを実験の場として、修正していくことがマザー・プログラムの明確化につながるのではないか。

………

特に、

◎資生堂がHERMESと仕事をした際に、フランスで1カ月のトレーニングを受け、フランスやHERMESのDNAを移転された。日本でも文化を仕込む教育機関が必要ではないか。

この部分はまさに私が、
前回のクールジャパンをチェックで指摘している部分です。

マザープログラムって、つまり「日本文化とは何か」と定義することだと思うのだけれど、私だったらやっぱり「持続可能性を秘めた古くて新しい価値観」と定義するけどね。

さて、こちらは担当の経産省のクリエイティブ産業課のサイト。

で、今回500億のお金がつくというこちらは内閣官房のクールジャパン推進会議のサイト。

18ページの議事録があります。

思いのほか、秋元康なども分かりやすい具体的な話しをしています。ただ、民主党のときの官民有識者会議での議論はなんだったんだろう、民主党の政策は一ミリたりとも引き継ぎたくないのかもしれないけど、内容は大きく違うわけではないのですよね。

全ての官民有識者会議の議事録を読んでいるわけではないのだけれど、むしろ最後の13回の議事録など、具体性も高く、民間ががんばっている様子、それから民間が官に望む内容もはっきりしていて、いい議論だと思うのだけれど、選挙で、ガラガラポンになっちゃったみたいなのが残念。

ま、今回の目玉は500億円がつくという点でしょうか。

今後の予算配分に注目、と思っていたら、25日昨日の日経夕刊に,アニメを放送各社が海外に積極的に売り出すと言う記事が。
ウェブの記事はこんな感じ。
インドで「ハットリくん」…民放、アニメ海外販売に力

ウェブ版タイトルにはありませんが、これは総務省の肝いり。早速500億をめぐる各省庁の攻防が始まったのでしょうか。官民有識者会議にも出ていた話しかも。

ただいずれにせよ、制作は人件費の安いインドなどに発注され、クールジャパンを推進したら、さらに日本の雇用がクールに冷える、という可能性も。

日本の美大は漫画コースやアニメコースを新設しているところもあり、人材は困らないけれど、このままではせっかく美大を出ても就職先は日本にない、という可能性も出てきますね。(昔、東大は出たけれど,という言葉がありましたが……。)

en20130322

さて、このイラストは、英語ブログの記事のために描いたもので、英語記事では、日本画の材料のことや色の話をしています。

私はこの記事の中で、子どもの色を表現する言葉が日本語から英語に移っていることを上げました、やはり、言葉と思考、思考と行動、行動とビジネスは結びついているわけで、日本人としてのアイデンティティを確立していないと、クールジャパンもかけ声倒れになりそうな気がします。

残念なことに、そして、不思議なことに、岡倉天心の時代から、文化の面においては常に保守派は主流派から退けられてきています。西洋を取り入れることが「改革」であり、日本文化を守ろうとすると「守旧派」と見られてきました。

例えば、谷崎潤一郎はその著書陰翳礼讃 で、日本文化を「負けた文化」と捉えています。夏目漱石も母校東大の講演会で似たようなことを話しているんですね。これはどの本にあったのかは記憶は定かではないのですが、あれほどの人たちでも敗北感を味あわざるをえなかった、というのは私にはかなりショックだったので、良く覚えています。

単なるナショナリズムではなく、自国の文化に誇りを持っていくにはどういうことが大切なのか、西洋キリスト教文化では悩まないことに悩まなければいけないなあ、というのが正直なところ。

しかし、先の雇用の面も心配ですし、やはり、平成23年第6回官民有識者会議の記録にあるように、もっと、根本的な国家の戦略として人材育成や価値観の具現化に取り組んで欲しいですね。

クールジャパン、という名の下にお金が儲けられればビジネスとしては万々歳かもしれないけど,それだけでは長期的な利益に繋がらないような気がします。

今日は今までの議事録の紹介だけになりましたが、引き続きこのテーマは取り上げていきます。

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里山でサバイヴ/3月前半のサムネイル

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昨日は狭山にある六道山公園に行って春を満喫してきました〜。

23区より2、3度は温度が低いので、いま、いっせいに、カエルたちが卵を生み、ヨモギやカキオドシ、ツクシが芽を出し、空にはノスリが舞い、原っぱにはツグミが、森からはコゲラの声が聞こえてきました。
(ノスリやツグミの絵はこちらからどうぞ。)

公園には、古い里山民家が建てられ、中にはかまどなどもあり,里山体験が出来ます。
昨日はレンジャーによるガイドウォークに参加。
↓こんな風にイラストで記録しながら里山をまわりました。
20130325

311以降、この記事に書いたように考えるところがあって、積極的に里山活動に参加しています。2011年の11月からは大田区の東京港野鳥公園。去年の5月からは狭山にも行くようになり、ほぼ、一巡して、四季の巡りが見えてきました。

今年は、来月からお米作りに参加します。

私が里山や雑木林に興味を持ち始めたのは、近所で道路を造るために近くの雑木林が伐採されることになり、その雑木林がすごい役割を担っていたことを知ってから。特に人が手入れするとさらに豊かになる里山に深く関心を持ちました。

その時に読んだのがこの本。
広井敏男氏はトトロの森と武蔵野林の保全にとりくまれている植物学者の方です。

安倍首相がTPP参加を表明し、いよいよ日本の医療と農業は解体されていきますが、食と農を自分達の手に取り戻す機会でもあるような気がします。

さて、ホームページに3月前半のサムネイルをピックアップしてのせました。

スクリーンショット(2013-03-23 21.38.23)

だんだんページがサムネイルで埋まって行くのを見るのは壮観なのですが、
様々な手法や題材が渾然としていて、少し散漫な印象があるかもしれません。

手法別に別に取りまとめるなど、これは要検討ですね。
(・・って、他人ごとみたいに言うけど、やるのは私、わかっているのか、私。これ以上作業増やして大丈夫かい?)

そうなんですね、ブログで手一杯です。個展も早くやりたいので、いろいろアラは目につくけど、がまんがまん。

ではでは〜。

英語記事もよろしく。
A Story about Painting Materials I use

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ある福島のお母さんの話

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私が原発やエネルギー問題を専門家に任せっきりではいけないと思うのは、お任せにしていると、どの情報が正しくどの情報が間違っているのかの判断すら、私たち自身が見極められなくなると思うからです。

2000年のデータですが、私たち日本人がいかにマスメディアを信用しているか分かるデータがあります。
世界各国における組織制度への信頼度

これを見ると、経済発展を遂げた先進国と呼ばれる国の中で日本が最も高く、発展途上の国々と同じ位のメディア信用度を保っていることが分かります。

はたして日本のメディアは、この信用度に答えうる仕事をしているのでしょうか。

以下のレポートはジャーナリストでブロガーである「かさこさん」の去年の福島訪問記です。
あなたの家が立ち入り禁止になる恐怖

フリーのライターの福島や原発関連の記事はネットにはたくさんあります。
JBPressウオッチング・メディア

多くのフリーライターは自分のお金でやりくりして取材を続け、発信しています。その根底に今のマスメディアへのカウンターとしての気概を感じます。

私はネットの方が信頼出来る、と言いたいわけではなく、ネットもマスメディアもどちらも同じように認識されるべきだと思うのです。マスメディアはネットが嘘ばかりのように喧伝しますが、しかし、基本的に伝達記事とは伝達者の意図のもとに発信されます。そのことは、以前の記事「ルーブル美術館の秘密」でも書きました。

一方、世界のマスメディアは、日本のマスメディアのようにネットを敵対視しません。
むしろ共存し、ともに発展しようとしているかに見えます。

↓この本は、そういう世界のマスメディアの動きを伝えてくれています。

それと、ネットには生のニュースソースがあるのです。例えば各省庁のデータ。これを見れることが、ネットの最大の利点かもしれません。

多くのマスメディアは、各省庁が自分達の作ったデータをピックアップして報道各社に出すものをそのまま載せているだけだから、本来のソースを確かめることの方がより正確なわけです。

そしてネット上にはそういうデータがどこにあるのか探して来ることを仕事にしていたり、上手な人がいるのです。そういう人のブログやツイッターを捕捉しておけば、情報源へ素早くたどり着けます。

例えば、私の場合、原発事故直後の水の基準の問題など、ツイッターで呟いている人がいたので厚生省の通達が出てすぐにそれを読むことができ、その後の対応が素早く出来ました。

さて、去年の一月から、私はある福島のお母さんに今二才半になるお子さんのための水を送り続けています。

私の支援するそのお母さん(仮にAさんとします)の話を少しします。

福島でも、放射線への考え方捉え方は様々なようです。
Aさんは、お子さんの食べる食料と水は外のものを利用しているそうですが、その話を近所の人にすると、驚かれるそうです。

Aさんは、事故直後、全く情報が伝わらず、避難したけど怖いので2週間避難先の家から一歩もでなかったそうです。その後もAさんは、携帯を駆使してツテを使って水などの支援を受けつつ、お子さんを被ばくから守ってきました。幸いなことににホールボディーカウンティングでの検査でお子さんは被ばくしていなかったそうです。

思いはただ一つ「子を守れるのは親だけ」という思いです。私はその言葉と思いだけで支援するに十分だと思っています。というかそれしかないと思っています。

20130312

よく聞くのが「自分だけ助かりたいのか」という言葉ですが、自分や子どもを守ることは人間として生物として当たり前のことで、自分や子どもを守れない人が他の人にやさしいとは思えません。

福島では仕事がなく、鳶職や瓦礫処理の終わった業者は除染に行かざるをえないそうです。しかし、その除染は、原発作業員と違って被ばくに関してほとんど規制がありません。又、その原発の作業員にも福島の人がたくさん行っているそうです。

原発のお金は、誘致に協力した町議などを潤し、彼らの家に行くと御殿のようだ、とはよく聞く話しです。しかし、その他の人たちはどの程度潤ったのでしょうか。電気代などが安くなるのは、まわりの町だけです。実際は風や雨に乗って遠くまで汚染は運ばれました。

東京にいると、もう多くの人は地震の事はともかく原発の問題は「収束した」と思い込もうとしている事がよく分かります。地震は避けようがありませんから、防災用品を揃えたり心構えはするものの、「しかたがない」と思うのはまさにしかたがないのです。しかし、福島の原発事故は明らかに人災です。そこで作られていた電気は、他ならぬ私たち東京に住む者のためのものでした。

つくづく、電気のためにAさんのようなお母さんを二度と生み出してはいけない、と思うのです。

ところで、先の情報源の話に戻りますが、意外なことにAさんはパソコンを持っていなくてインターネットを全く使わないのです。

Aさんの話を聞くと、情報処理能力も結局は、その人の生き方と深い関係があるのかも,と思うようになりました。
権威やマスメディアを鵜呑みにしない、自分の直感を信じる、おかしいと思ったら最大限のリスクを予想し、より安全側にシフトしておいてキチンとした情報が得られたら解除する。
そういった事が出来るのかどうか。
現状認識力なのでしょうか。

私からすれば、こちらの記事で書いた「仕方がない」という精神構造とは逆の深い思いをAさんに感じるから、そのお手伝いが出来ることは気持ちがいいのです。

さて、上のクロッキーは今はすっかりヒゲ面のおっさんになった、甥っ子の3才の時のものです。
Aさんのお子さんがAさんの愛に守られてたくましく育っていくことを祈っています。

では。

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鎮魂


2011年3月11日14時46分18秒

東日本大震災でなくなられた方々のご冥福を心よりお祈りいたします。

そしていまだなお続く原発事故。
風化させてはいけません。

20130311

2011年(平成23年)3月11日14時46分18秒(日本時間)、宮城県牡鹿半島の東南東沖130kmの海底を震源とする東北地方太平洋沖地震が発生した。地震の規模はモーメントマグニチュード (Mw) 9.0で、日本周辺における観測史上最大の地震である。最大震度は宮城県栗原市で観測された震度7で、震源域は岩手県沖から茨城県沖までの南北約500km、東西約200kmのおよそ10万平方キロメートルという広範囲に及んだ。また、宮城・栃木・福島・茨城の4県36市町村と仙台市内の1区で震度6強を観測した。
Wikioediaより引用

こんなに大きくなりました。

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こんなに小さかった子猫が

kitten

こんなに大きくなりました。

20130310のコピー

悲しいのは福島の子供たちは、外に出て遊べないために体重が増えない子どもが居るという点です。

「ただちに影響はない」
この言葉は真実を伝えていません。政治的なリスク評価というのは、個人の問題として考えられるわけではない点です。被ばく影響はルシアンルーレットのようなものです。1%のがん患者が増えるといった時、社会はこれを許容する方向に向かいがちです。何故なら不幸に一人が癌で死んでも残り99人がハッピーならOK、という考え方だからです。ルシアンルーレットに当たらないためには逃げるが勝ちです。

だから本当は逃げたいけれど、いろんな事情で逃げられないお母さんを私は支援しています。お母さんは「子どもを守れるのは親だけだから」と言っています。

最初はそのお母さんを支援する意味があるのかわからなかったけれど、最近ははっきりと意味を感じています。もしその子が甲状腺や白血病を発症せず元気に大人になってくれた時、私はもう居ないかもしれないけれど、一人の子どもは救えた、言えるのですから。

日本では、年間30万匹のペットが保健所で処分されています。それも「大きくなったら可愛くない」といった理由で……。

福島の低線量地域に留められる子供たちと、保健所で処分されるペット。この国の大人の心の有り様がわかるような気がして悲しいです。

せめて我が家に来た猫や、ご縁のあった方達とは繋がっていきたいと思っています。

最後に子猫の写真集の古典的名作と言われる一冊のご紹介。
あの岩合光昭さんが前書きで「ぼくの教科書のひとつだった」と書いています。

そして愛されている猫ちゃん達の肖像の数々。
このカレンダーの写真は猫の飼い主、つまりプロでない人が撮った写真ですが、飼い主にしか撮れない写真ばかり。飼い主と猫ちゃんの名前が記され、記念碑的な写真になっています。英語ですが添付のテキストも知っていると猫ライフが楽しめる内容です。例えば、「意外な場所に飲み水を置いてあげると猫は喜ぶ」なんてことが書いてあります。

これは、世界中で900万部売れているとか。飼い主に愛される幸せな猫ちゃん達の姿は見る人を幸せにします。

さて、
明日3月11日を前に様々な所で様々な集会が開かれます。
“Every action counts.” です!
そして風化させないようにしなければなりません。

<首都圏情報>
★0310 原発ゼロ☆大行動

<全国の行動の情報>
脱原発系デモ情報一覧
ツイッターの情報

<追記>
今日、3月10日は東京大空襲の日でもあります。この日も忘れたくないですね。
私の父は、その日は都外に出かけていて、翌日戻って来たら、東京が焼け野原だったそうです。その時はっきりと日本の敗戦を確信したと言います。
実は父は関東大震災も経験しているのです。その父から聞いた話しはまたの機会に。

では。

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クールジャパンをチェック

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今、クールジャパン推進会議に注目しています。

クールジャパン 推進会議初会合 日本食など海外発信

 政府は4日夜、アニメ、ゲームをはじめとするコンテンツや日本食など独自文化を海外に売り込む「クールジャパン戦略」の具体策を検討する推進会議の初会合を首相官邸で開いた。

安倍晋三首相のほか、民間から作詞家の秋元康氏、デザイナーのコシノジュンコ氏らが参加。4月までに海外への発信力強化策などを取りまとめる。

首相は1月の日本経済再生本部でクールジャパンを成長戦略の一環に位置付け、官民連携や発信力の強化を関係閣僚に指示していた。これまでアニメのキャラクターが海外でヒットして市場を広げているが、首相は特に日本食を広めて日本食材の海外展開に力を入れる意向だ。

これには私のある原体験が関係しています。

2006年に夫とパリに行ったとき、ベルサイユ宮殿を訪ねました。

いや〜、驚きました。
マリーアントワネットはトイレも風呂もない宮殿で暮らしていたんだ。その後2008年に行ったウィーン郊外のハプスブルグ家のシェーンブルン宮殿には一応風呂やトイレが部屋の後ろにあったけど。

・・・それはともかく。

ベルサイユ宮殿の壁紙がルイヴィトンだったんですねー。(模様はもちろんルイヴィトンじゃないですけど)

これはゴブラン織りであることを後から知るのですが、その時に「ブランド品」って結局フランスやヨーロッパの文化の顔をした経済国家戦略なんだなあ、と思ったわけです。

で、例えば和紙などは日本より海外の方が人気があったりするわけです。
又中国の富裕層に岩手の南部鉄瓶が大人気だったり。
中国富裕層向け南部鉄瓶 奥州の鋳物組合が開発

上の記事で、安倍首相が食べ物の話をしているようですが、2007年にオーロラを見にフィンランドのロヴァニエミに行った時に一緒になったオランダ人とポーランド人のカップルは「週に一度は寿司バーに行く」と言っていました。

ま、首相は知ってか知らずか、今の日本食品は各国で輸入禁止ですけど。
(もちろん放射能の関係で)
なお、農水省の上のページはすぐリンクが切れるので、最新の情報は
東京電力福島第一原子力発電所事故に伴う各国・地域の輸入規制強化への対応の「諸外国・地域の規制措置(PDF)」をご覧下さい。

それから、私の英語のホームページで最も訪問されているのが
もののけ姫のページ。

タイトルに「Forest of Princess Mononoke, Path, Sea, River」と入れた効果あり?
20130308

2010年に屋久島に行った時、ウィーンからの来た男女6人組と宿で一緒になり、なぜ屋久島に来たのか尋ねたところ、新聞でもののけ姫の記事を見たから、ということでした。

映画とかアニメとかすごい力を持っているのです。

日本文化は日本人が思っている以上に海外で注目されています。でもその背景には、深く日本文化や伝統との関わりがあるわけで、単にアニメや漫画が人気だからというわけではない気がします。

会議のメンバーの秋元康に対しては懐疑的な声もありますし、私も彼の起用は短絡的な気がします。AKB48は海外から見れば下手な素人の集まりですからね。
クールジャパン 秋元康のクールな戦術に不安

いずれにせよ、クールジャパン推進会議はチェックしていきたいです。

今日も3月11日を中心に行われる行動についてのお知らせを載せておきます。
“Every action counts.” です!

<首都圏情報>
★0310 原発ゼロ☆大行動

<全国の行動の情報>
脱原発系デモ情報一覧
ツイッターの情報

では。

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