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一年で、庭が大変身!

昨日は、雨が上がった後に、
我が家の坪庭の草むしりをしました。

草むしりには二つのコツがあります。
①抜く草を決めて草むしりをする。(選択的除草と言う)
②抜いた草は捨てずに土の上に置いておく。

実は……、

去年の今頃の我が家の庭は、
ドクダミとヤブカラシの天国でした。

ドクダミはその葉を乾燥させると
お茶が作れるなど役立つのですが、
実は根からアレロパシーと言って
他の植物の成長を阻害する物質を出すために
放っておくと他の植物が育たず、
ドクダミだらけになってしまいます。

昨年の春、夫に手伝ってもらって、
ドクダミとヤブカラシだけを半日かけて抜きました。
ドクダミは根が四方八方に巡らされているので、
端から引っ張ると、ズルズル根がついてきます。
抜いたドクダミは捨てずにその場に置いておきます。
それから、グラウンドカバーにシロツメクサの種をまいておきました。

その後は、気がついたら抜く程度でしたが、
一年経って今年の春は、見違えるほど違う庭になりました。

まずフキノトウが芽を出し、
ヒメオドリコソウとホトケノザが顔を出し、
ヒメジオンやタンポポが色を添え、

……と次々と可愛い野草で庭が彩られて行きました。

今は、シダが薄緑の葉を広げはじめ
ボタンのピンクと白いコデマリのコントラストが緑に映えています。
カラスノエンドウやカタバミも星をばらまいたように
小さな花を咲かせています。

20130417

また去年、ご縁があって頂いたホトトギスやシラン、ノギクが、
気がつくと2倍に増えて新芽を出しています。

昨年最初にそれらの宿根草を植える時に、
自分で野菜クズからつくって寝かせておいた堆肥を
少し混ぜて数日置いた後に、鉢から植え替え、
時々米のとぎ汁をやる程度でしたが、
去年はマツバボタンとノギク以外は咲きませんでした。

しかしどうでしょう。
気がついたら、ホトトギスもしっかり庭に根付いて、
しかも数を増やして新しい葉を出してくれました。

・・・・
実は最初に述べた草むしりのコツは、
ツイッターで知己を得た専門家の方から教わったのです。
この二つを心がけるだけで、草むしりが数倍楽になります。

①は抜く草を指定する事で、
あまり植物について知らない夫にも手伝ってもらえ
作業が捗りました。

さらに、②は
先生のお言葉を借りれば、以下のような効果があります。

地面に草を置いただけで、土壌昆虫やバクテリア、
ときにはミミズまで増えます。
草の繊維質は土の通気性をよくし、根を健全にするのです。
ほんとうはススキやヨシのように腐りにくいもののほうが
効果が高いのですが、腐るまで二年かかりますからね。

本当にその通りになりました。
我が家の庭が実証例です。
今日庭を掘り返したら、いろんな虫がいました。
ミミズにはまだお目にかかっていませんが。

もともと私は、
シダが好きで庭作りを始めました。

いわゆる人気のガーデニングは一年草が多く、
怠け者の私には向いていないので、
植えているものは宿根草や多年草のものばかり。

草むしりと、花掻き、時々の選定くらいですが、
今年は本当に情緒のある良い庭になりました。

まさにナチュラルガーデンです。
今年は庭にいる時間が増えそうです。

さて、こちらの本は、雑草と言われている植物の名前と写真、
それらとの楽しいつきあい方が書いてあります。

著者はオーガニックガーデンを得意とする植木屋さんご夫妻。
カタバミやヘビイチゴのような可愛い花をつけるものから
タケニグサやセイタカアワダチソウのように大きくなるものまで
写真付きで見分け方や対処法が掲載されています。
こちらも参考になるかもしれません。

ところで今日のデッサン、
今盛りの庭のボタンが今週二度目の登場です。
デッサンとはいえ、時間掛かってますから
何度でも見て頂きたいです。(笑)

他のボタンのデッサンはこちらからご覧頂けます。

英語の記事ですが、野草のスケッチをご覧頂けます。
Wildflowers Come Out One After Another

では。