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「世界のブックデザイン展」のご案内

今、印刷博物館の P&Pギャラリーで
「世界のブックデザイン展」をやっています。
(入場無料)

初日に見てきましたので、簡単にご案内します。

20151209

私がこの展示を見に行ったのは、
上の写真の一番手前の、武蔵野美術大学造形センターの
「博物図鑑デジタルアーカイブ」(特製本)を見たいと思ったから。

残念ながら非売品ですが、
J.クックの「太平洋航海記」と
D・デュルビルの「アストラブ号世界周航記」の中味は、
スマホ用のアプリで見る事が出来ます。
アプリの表紙↓
20151209_2

ポケットの中の博物図鑑ですね。
飽きずに眺めてしまいそうです。
いい時代になりました。

本のカバーは日本も様々なものが出ていて、
出版社もデザイナーも大変です。
ただでさえ本が売れない時代なので
目だつために、とても高度になっている、
と感じています。

一概には言えませんが、総じて
海外のブックデザインは日本の「目だつ」に比べると
「シック」な感じがします。

今回の特徴は、展示の説明にもあったように、
今まであまり登場しなかった東ヨーロッパなどのデザインが
選ばれていることでしょう。
その中で、私は、エストニアのセト語で書かれた本のデザインが
エスニックでシンプルで気に入りました。

こちらからご覧になれます。
Seto Library series named one of best designed books in the world
民族衣装の刺繍のような模様が素朴でとてもきれいです。

この他にもいろいろ展示されていて、
本好き、絵本好きにはたまらないと思います。

以下は、カナダの絵本のコンテストで上位に入ったもの。
  

オランダ語版の「不思議の国のアリス」
マニッシュでシンプルなイラストが大人っぽくて、良かったです。

実物を実際に手に取って見られるのが嬉しいです。
写真は撮影出来ませんし、
筆記具は鉛筆のみです。

アクセス
総合展示は
開館時間 10時~18時(入場は17時30分まで)
休館日 毎週月曜日(ただし祝日の場合は翌日)
入場料
一 般:300円(250円)
学 生:200円(150円)
中高生:100円(50円)
小学生以下無料
( )内は20名以上の団体料金

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