「悪法も法なり」という言葉があります。
はたしてそうでしょうか?
これはかなり為政者に取って都合のいい言説だと思います。
なぜなら、もし、不当な理由で逮捕出来る条項を忍ばせて
可決しちゃったら、
国民は不当な理由で逮捕される訳ですから
絶対に悪い法案を「法」にしてはいけないのです。
まさに現代の悪法「秘密保護法」の施行を前に
パブリックコメントが募集されています。
締切りはあさって8月24日です。
秘密保護法に若者たちが反対しています。
特定秘密保護法に反対する学生有志の会のサイト。
実は現政権は、若者と女性に人気がないのです。
おじさんルールの政権ですからね、
宜なるかな。
平成の治安維持法と言われる「特定秘密保護法」。
実は治安維持法がその恐ろしさを発揮したのは
施行されてから15年くらい経ってからでした。
「特定秘密保護法」は恣意的に解釈出来るところが
たくさんあるので、作った人が関わらなくなった頃が怖いでしょう。
ちょうど戦争を知らない人たちが政権を取って
戦争が出来る体制を欲しがるようなものです。
集団的自衛権も特定秘密保護法も
まさに若い世代の将来に大きな禍根を残しうるのです。
無責任と保身に固められたおじさんルールは
次世代への大きな負担、リスクとしてしか残されかねません。
原発の廃棄物と同じです。
秘密保護法のパブコメに関しては、
弁護士さんたちがアップしているサイトもあります。
そして、先の特定秘密保護法に反対する学生有志の会のサイトは
動画などもアップしていて分かり安いのはさすがですが、
前書きで国家の情報に関して本質を説明しています。
[前書き]
民主主義国家において、主権者である国民が主権を行使していくためには知的資源である情報は不可欠であり、国民には知る権利が保障されています。基本的には国家の情報は全国民のものです。(後略)
そういえば、「東大英単」という本の225ページに以下のような例文が載っていました。
It is a postulate of the democratic system that those who vote have sufficient information to do so rationally.
有権者は合理的な判断に基づいて投票するための十分な情報をもっているというのが、民主制の根本原理である。
現在ですら、メディアは情報を正確に出しているとはいえない訳ですから、
秘密保護法の成立が民主国家の根本を揺るがしかねません。
ところで、
おじさんルールの運用者とは、
1)自己を相対化出来ない
2)所属組織と自分を一体化する
3)頭を下げて謝るが責任はとらない
4)嫉妬深い
5)自分から中止するとは決していわない
という特徴を持ちますが
別に男性に限ったことではないですね。
特定秘密保護法が無責任と保身のファンダンゴにならないように
私も上記のサイトを参考にパブコメを出したいと思います。
若者頑張れ。