画材の話しをしましょう。
今日は誰にでもなじみのある画材、鉛筆です。
参考文献はこちら。
三菱UNiで有名な三菱鉛筆の鉛筆のサイトも参考になるでしょう。
<えんぴつの歴史>が載っていて興味深い。
これは、311以降私と一緒に、スケッチにエスキースにと、走って来てくれた鉛筆たち。短くなっても、ホルダーをつけて5センチくらいになるまで使います。
5センチまでは、なんとか使えるけど、さすがに4センチになると難しい。
供養して労をいたわってあげたい。
鉛筆は「鉛」とついているけど、
芯は黒鉛という炭素と粘土で出来ています。
三菱鉛筆のサイトから<えんぴつの歴史>を引用します。
1760年にカスパー・ファーバーというドイツ人が黒鉛の粉を硫黄などで固めた芯(しん)を作りました。(略)
1795年にニコラス・ジャック・コンテというフランス人が硫黄の代わりにねんどに黒鉛を混ぜ、これを焼き固めて芯を作り、さらに混合の比率を変えれば芯の硬度が変化することを発見しました。現在でも基本的には、このコンテの方法でえんぴつの芯は作られています。
森田恒之氏の本の103ページから鉛筆の項で、それによると、
現在の板にはさんだ形状を考案したのがイギリス、
そして、芯の改良に取り組んだのがフランス、ということみたいです。
イギリスで考案された板にはさんだ鉛筆は「アイデア商品」として
江戸時代にオランダを通して日本にも到来。
「木筆」として珍重されたとか。
画材で「コンテ」という場合は、四角いパステルのような
触ると手につくものです。
前出のニコラス(ニコラとも言うらしい)コンテさんが、1795年に特許申請。
黒鉛は自然のままでは雑物があってすべらかに描けないものを
工夫してスムースに描けるようにしたのだそうです。
それを先の鉛筆の形状にしたものが、今使っているもの、
ということですね。
この鉛筆に飛びついた画家が、ダヴィッドや、アングル。
自分もバイオリンを弾いたと言うアングルの描いたパガニーニの肖像は、鉛筆でこそなし得たものだったのかもしれません。
さて、カスパー・ファーバーが基礎を作ったファーバーカステル( Faber-Castell)社の色鉛筆も、コンテさんが作ったコンテ社のコンテも、現在私も使っています。
前者はわりと柔らかくてしっとりとした描き味。
後者のコンテ鉛筆は、本当に真っ黒の線がかけます。鉛筆は面積を塗ると、どうしても光ってしまうのだけれど、コンテ社のコンテ鉛筆は真っ黒です。
上2枚の写真の水色の鉛筆は、ドイツのステッドラー社製。
何が良いかっていうと、水色のボディ−が目だって、
すぐ見つかる点。
特に野外では、地面に鉛筆類を落すと探すのが大変だけど、
このステッドラーのターコイズ色は、すぐ見つかります。
今、家の中をプチ断捨離、制作プチサバティカル中。
自分の部屋も家の中も片づいて、
秋風が吹き出したら、またこの鉛筆たちと一緒に、
スケッチの日々です。
それから、セルフマガジンでお仕事の営業しなくっちゃ、です。
この度、ウェブ制作会社のサイトで、マダムかよこをご紹介頂きました。
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