私のIT発信、独学法。取説は役に立つ。

この2、3日は、かさこさんバブルでいつもの10倍くらいの方にご訪問頂きました。
ありがとうございました〜。m(_ _)m
過去記事を読んで頂いた方も少なからずおられて、ほんとに感謝です。

外に出て様々な方と出会うと話題がつきませんね。
実は先のかさこさんオフ会で、自己紹介の後、多くの方に言われたのが
「自分でホームページを作ってすごいですね」という事。

それも、遥かに私より若い方たちに……。

「え? 私がすごいの?」
とこれは新鮮な驚きでした。

私の場合は技術というほどではなく単なる「インターネット発信技能」という程度のものかもしれない。(スキルとかスペックという言葉は嫌いなのであえて使わない)

私のやり方が「ひと様の役に立つ」かどうかは分からないけれど、私はHTMLもCSSも独習して覚えたので、そのやり方を今日は書いてみます。参考になれば嬉しいです。

やり方と言っても、私の場合いつでも、買ってきたマニュアル本を端から丁寧になぞるようにやって行くと何故か本を終わる頃には作業が出来るようになっている、という事が多いです。

私が最初にコンピュータに触ったのは今から20年くらい前、コンピューターCADのオペレーターとして仕事を始めたときです。

その頃はワードプロセッサーが全盛期で、CADを始める前まで私はワープロも触った事はなかったのですが、チャンスを頂きCADの研修を受けに行くことになりました。研修を申し込んでから実際に研修を受けるまでに3日間くらいあって、ワープロくらい知らなければマズいだろうと思い、申し込んだその足で秋葉原に行き、東芝のRUPOという機種を買って帰りました。

それから三日三晩、取説と首っ引きで取りあえずの操作を覚えてCADの講習に参加。

そういえば、私はもともとどんな機械でも、機械を買うと取説やマニュアルを見て操作を覚えていたんですね。

CADのオペレータになってからも、機種が講習会の機種と違うため、しかも上の人が自分の仕事で手一杯で、自分で取り扱いを覚えなければならず、取説で覚えました。
今思い出しまたが(笑)その時にも上の人に「あなたみたいに自分で覚える人ははじめてだ」って言われた記憶があります。

もともと、小さいときからなんでも自分でやりたがり屋の子どもではありました。人が何かをやっているのを見るより、つまらない事でも自分でやる事が好きな子どもでした。すぐ「やらせてやらせて」というあの五月蝿い子どもだったわけです。

その後、最初に自分のマックを買ったのが1997年。箱形の5700というネット接続に重点を置いた機種でした。その頃のブラウザはNetscape。今と比べると亀のように鈍い回線でしたが、英語のサイトに行ったりして感動の連続。このときの感動が後の英語の勉強のモチベーションになります。

で,最初に書いたように、私の場合ごくごく普通に最初から、マニュアルや取説に書いてある通りにパソコン上で作業をして行きます。

HTMLでは、はじめてテキストエディターに

<html>
こんにちは
</html>

と打ち込んで、ブラウザで

こんにちは

という文字を見たときは、「ああ,こうなるのか」と感動の一瞬でした。

多分、マニュアルや取説で操作方法などを覚えるときは、
最初はよく分からないけど、取りあえず書いていある通りにやる。
という段階がかなり重要かと思います。

使っている言葉もよく分からないものが多いから、調べても分からなかったら、かならずメモする。

ノートを一冊作り、調べた事、人に聞いた事などは必ずメモをして行きます。だいたい一度では覚えられないから、二度三度同じ事を調べることになるけど、メモしてあればそれを読み返すだけで良い。同じ事を3回くらいやれば何となく出来るようになります。

記憶より記録。
そして習うより慣れろ、の世界だと思うのです。

で、ある時、全体像がなんとなく見えて来る一瞬があるので、そうすればシメタものです。そうなれば、こうしたいああしたいとどんどん前に進み出します。

それから結構重要だと思うのが、ある程度慣れるまでは、一日5分でも毎日作業した方が記憶の定着や作業順序の身体の記憶が早いです。

この一日5分の威力を実感したのが、フランス語を勉強し始めたときでした。
フランス語は学生時代に名詞の男女や冠詞不定冠詞の種類の多さで、一度挫折しています。
で、2008年に勉強を始めた時、「分かっても分からなくても一日5分」を自分に義務づけました。これは、英語の著書の多い安河内哲也さんが言っていたので、実践してみたのです。

この時「一日5分」は徹底しました。気分が乗っても5分でやめる。そのかわりどんなに忙しくても、トイレの中や電車のなんとか5分見つけて勉強。

で、あら不思議、3ヶ月目くらいからだんだんフランス語頭が出来始めます。
そうすると面白くなるから、続くんですね。
結局、2009年の秋には仏検3級を取ります。

というわけで、独学の最大のポイントは、この毎日やる気概、でしょう。

ただし、絶対に出来ない日も出てくるから、完璧はめざさない。出来ない日があったら自分を責めたり落ち込んだりせず、サッサと忘れて先に進む。反省はしない。これもポイントです。
一週間に5日出来たら良しとして、先に進みましょう。

ある程度分かってくると、面白くなって、没頭している自分がそこにいます。

一週間に一度くらいだと作業はじめて最初の何分かが復習に費やされるため、実質的な独学時間が減ります。

で、人間の記憶は非常に曖昧なので、必ず自分の作業時間や独習時間を記録して行きましょう。これも大きなポイントです。そうすると、「お、一週間続いているな」とか、「2日サボっちゃったから今日はなんとか時間つくろう」とか、客観的にスケジュール管理が出来ます。

ムラサキサギゴケ

ムラサキサギゴケ

最後にまとめておきます。
①マニュアルや取説は、意味が分からなくても取りあえず書いていある通りにやる。
②分からないことは必ずメモをする。
③短時間で良いから毎日やる。
④毎日出来なくても反省しない。一週間のうち5日くらい出来たら、自分を褒めてあげよう。
⑤勉強の記録を取る。「何月何日10分」と行った風に手帳にでも記録しましょう。

……と独学について書いて来ましたが、
でもね、習いに行っちゃった方が早い事もあります。

私はデジタル一眼レフはカメラの学校に行きました。
物撮りやスタジオ撮影などを個人で経験するのは無理ですから。
カメラは本当に難しくて全然上手にならないけど、理屈が分かっているので、後は枚数だと思っています。

今日のスケッチは、ムラサキサギゴケという直径一センチくらいの花で、今、畑のあぜ道で紫色の星屑のように咲いています。

では。