一年の長さが可視化される「カレンダー」で、一年の予定を先取りする

来年のカレンダーや手帳が売り出し中です。

↓この「暦のからくり」という本によると、
暦を年始に贈答する風習は江戸時代に根付いたそうです。

私は自分がいつも使っている手帳を買うとき、
一年がまるまる見える「YEARY FOLDOUT」を一緒に買います。
これを見ると、一年の長さが可視化されるからです。

20151119

写真の屏風畳みになった一枚です。
これを見ながら、春までにこれこれをやろう、とか
夏のイベントまでの準備の予定などをたてます。

日本は4月始まりで、単年度決算なので、
1月から3月が決算へむけて追われるように過ぎて行きがちです。
また、会計年度が終わってからの報告書作りなどは結局6月まで
ギリギリになりがちで、
去年の始末が終わると一年が半分くらい過ぎている、
ということになりかねないのです。

だから無理してでも、年の前半に大きな目標をたてて
それへ向かって頑張ります。

時間の感覚というのは不思議で、
例えば一日の同じ2時間でも午前中の2時間と夕食後の2時間では
全く長さが違って感じられます。

一年も同じで、
前半は何となく過ぎていた時間が、
8月以降はつるべ落としの日の暮れのように早くなります。

だから、大体その年にやりたいことは
前半か遅くとも8月くらいまでに出来るように計画に入れておくのがベストです。
特に最近の夏は暑くて体調維持だけでも大変です。
「今年はこれだけはやりたい!」ということは
無理してでも前半の7月くらいまでに「やった〜!」
と言えるようにしておくと秋以降が楽です。

そのためには、それを1月に入ってから考えるのではなく、
手帳を買った今から来年の計画を立て準備に入り、
出来ることなら行動を始めるともっと良いと思います。

時間を少しだけ先取りするのです。

卑近な私の例を出せば、
2013年はこのブログを始めて、6月までに100以上の記事をアップして軌道に乗せた。
2014年は、7月に十数年ぶりに個展を開いた。9月に公募展に出して入選した。
2015年、今年は7月までにクリエイターエキスポ出展と立体造形の制作をはじめた。

そして去年は10月に飼っている猫が大病したし
今年は9月に家族が救急搬送されたりした。
前半にやるべきことをやったので、
猫や家族の面倒もきちんと出来た。

というわけで時間の先取りは、余裕を生み、
非常事態に対処しやすくなるのです。

余談ですが、
明治から昭和にかけて、平櫛田中(ひらくしでんちゅう)という
100歳以上生きた彫刻家がいました。
木彫の大家ですが、材料の木は乾燥させる必要があり、
いつでも仕事に取りかかれるように、
100歳過ぎても20年分の木材を乾燥させていたといいます。
まさに未来と時間の先取りですね。

先を読んで時間を上手く使う。
真っ白なカレンダーを見ながら、来年を考えてみませんか?

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