クラクラするニュース / 鳥の骨組みパート②

今日の一枚
ケント紙にグラフィックペン

ケント紙にグラフィックペン

鳥の骨組みのスケッチ、その2。
左はキジ,右は飛び立つスズガモです。
上はスズメですが,縮尺は少し大きめです。

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師走で忙しいのに、
アンテナを高くして気をつけていないと
とんでもない方向に行きかねないニュースが
続いています。

9万ものパブコメや各界からの反対声明を無視しての
秘密保護法可決とか
原発再稼働へ舵を切り始めたこととか
さらに共謀罪創設するとか、
憲法の96条をいじるとか……。

一方で、
来年春には消費税8%にあげるとか
オリンピック予算に省庁が群がってトンデモないおもてなし予算が増えているとか
がん患者の情報を国が一括して管理する法律が出来たりとか
国民年金の保険料を払わない人は差し押さえされるかもしれないとか
……。

アリストテレスに
法律ばかり増えるのは、悪政の兆候である。
と言う言葉があるそうですが、地で行っている感じです。

しかし,法案ではないですが、
クラクラしたというか脱力のニュースはこれでした。
AKBも!日・ASEAN晩餐会でJ-POP初ライブ

潜在的に女性差別が横たわっている日本ではあまり言われないけれど、
実はAKBは海外では性的搾取として捉えられることもあるグループです。
政府からしてこういうパフォーマンスを容認する、
というのは、意図しないメッセージになります。

ASEANには2兆円のODAが用意されているということで、
表立っては誰も何も言わないでしょうが、
海外からの要人が、果たしてどんな感想をもったことやら。
もちろん知る由もありませんが。

性的な問題もさることながら、
歌唱力もパフォーマンスも幼稚なAKB。
まるで学芸会です。
少なくとも私にはそうみえます。

せめて、津軽三味線の吉田兄弟とか
和太鼓の鼓動とかを紹介してほしかった。

ただでさえ、秘密保護法では
自由を脅かす先進国で最も酷い法律,とまでいわれているのに、
なんだか、自分の国がドンドン、ドンドン、劣化して行くのを見るのは
ほんとに辛いです。

ところで、
秘密保護法に関して各界の声を連載している東京新聞。
今朝の秘密保護法に関する平田オリザ氏のインタビューが面白かったです。

「例えば、特定秘密を知る政府高官の家に、サンタクロースが入ったら罪になるのか」という風に権力の問題をちゃかすことが大切と。

こういうスタンス、これからすごく大切な気がします。
私も修練つみたいです。

東京新聞ウェブページ

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