月別アーカイブ: 2015年12月

クリスマスのバナーにしました

サンタもトナカイも出て来ないけど
クリスマス仕様のバナーにしました。

鳥の正面顔が可愛いと思います。

鳥は、右から、メジロ、スズメ、ツグミ、
手前はハクセキレイです。

25日までの限定です。

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<マダムかよこのセルフマガジンをお配りしています>

只今、改訂中ですが、お申し込み頂ければ、
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おかげさまで、色彩が美しく自然の息吹を感じるイラストに癒されると、好評です。
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郵便番号、住所(マンション名など省かず)、お名前、希望部数を、
ブログの右の欄にある「ご意見、ご感想、お問い合せフォーム」からか、
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この度、ウェブ制作会社のサイトで、マダムかよこをご紹介頂きました。
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上記制作会社の作製による私の絵が使われたサイトがオープンしました。
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ニヤリと脱力系読書のすすめ 南伸坊著「仙人の壷」

この頃つくづくユーモアって大切だな、
って思っています。

311以降日本で一番減っちゃったのがユーモアかもなあ、
と、我が身を振り返っても思うわけ。

そんな風に考えていたとき、
図書館で何気なく見つけた本。
「ユーモアと脱力のすすめ」みたいな本です。

南伸坊著「仙人の壷」。

ユーモアは、まさに
ウソと欺瞞と同調圧力のこの時代にこそ必要かもなあ。

こちらは文庫版。

続編の「李白の月」

次にはこれを借りたい。

内容は、中国に伝わる仙人や妖怪の話しを
伸坊さんの脱力感満杯の漫画で楽しく読ませてくれると言うもの。

でもその楽しさが、不思議な浮遊感というか
雲に乗って連れて行かれるような心地よさ。

起承転結ですらなかったりする話もあるのだけれど、
茫洋とした大陸ならではのおおらかさ。

何しろ最近は、
電車に乗ってもギスギスしているし、
自己責任ではどうしようもない事まで
自己責任の一言で片付けられたり。
あげくに生活保護が叩かれたりとか。

ネットの中もテンション上がりっ放し。
だから、猫画像などや感動小話に癒しを求めたりもするのでしょう。

もちろん、現状の日本は、笑える状況ではない事が続いている。
福島の第一原発は、収束どころか線量が増える日もある。
オリンピックは予算の6倍の費用で一兆円越えるとか、
普通の事業なら撤退でしょう。
日本は、先の大戦を例に出すまでもなく、撤退戦がへたよね。
間違いを認める、ってことが出来ないからなのね。
とても子どもじみていると思う。

ユーモアというのは、大人の知恵だと感じる。
子どもの仕草や、猫がフニュフニュいうのはもちろん可愛い。
でも、人間のユーモアって多分、もっと知的で
にやりとするもの。

真実を見ないのは強くないから、と思っていたけど
むしろ心に弾力がないからかもね。
笑いとペーソスは心の弾力には欠かせない。

そういうユーモアが欲しいなあ、と思ってた時に見つけた一冊。

おすすめです。

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星座が読めるって素敵な事なのね。

何でもやってみるもんだ、という話です。

ほんの一ヶ月くらい前まで、星座はまったく分からなかった私ですが、
星空を作ってみました
で、書いたように、星座表をイラストレーターでプロットしたところ
昨日今日のふたご座流星群の星空の写真が読めるんですね。

KAGAYA@KAGAYA_11949さんの
ふたご座流星群の写真

これはなかなか感動です。

実際の星空は東京では見られませんけど、
星空の見える所に行って見るの楽しみだなあ。

一等星から五等星までプロットした画像。
hemsiphia_globe

プロットのPDF画像

何故星空のプロットを作ったのかというと、
セルフマガジンのこのページを作りたかったから。
20151208_4

幾つになっても、新しい事をやってみるものですね。
違う世界が待っていること「も」あるようです。

セルフマガジンを手軽に作れるのもネット時代だから。行動を起こしてこそ

私もエントリーした、ブロガーかさこさんの
第一回セルフマガジン大賞受賞作品が発表されました。
第一回セルフマガジン大賞受賞作品発表!

おかげさまで、私も入賞の5作品に入れて頂きました。
ありがとうございます!

こうやって自作のマガジンを作れるのもネット時代だから。
ネット入稿になる前は、
いちいち印刷屋さんに頼みに行かなければなりませんでした。

それが今は、完全版下が作れれば、
一日でチラシやオンデマンド印刷の冊子が出来たりする。
10部くらいから印刷することも出来るから
一気呵成に1000部くらい刷って、お金払ってがっかりする事もない。

もちろん印刷だから、天気や紙の状態で、色が違ったりするけど
それは、想定範囲内。

モノをつくる人、文章書く人だけでなく
あらゆる職種で営業用、コミュニケーション用に
セルフマガジンは作っておいた方がいいかもしれない。

仕事でなくても、趣味の日々続けている事を
ひとつにまとめる事で、自分にも張り合いが出来るし、
人と会った時に話題提供にもなる。

もちろん、
ZINEとして扱ってくれ、作り方の講義や印刷も請け負ってくれるサイトもあります。

↓こんなサイトも。
MEME PAPER

つまり、
自分でブログを作って、セルフマガジンを配るか、
既存のシステムを使うかの違いだけで
よりどりみどりの選択肢がある時代なのです。

それでも、結局は
「行動を起こしてこそ」なのですね。

漫画やイラストをブログにあげる、
という人は少なからずいますが、
他のクリエイターでも同じでしょう。

映像作家になりたいと思ったら、
どんどんユーチューブにアップして人に見てもらう。
作曲したいと思ったら
どんどんサイトに上げて聞いてもらう。

昨日も書きましたが、
恥ずかしい、と言っていたら全く先に進みません。

ブログなどは無料のブログは、アカウントを削除すれば、
キャッシュ以外は残らないのですから、
気にする事ないです。

若者頑張れ!
やりたい事はみんなやろう。
他人に何か言われるのが嫌なら、
黙って密かにやればいいのです。
ブログだって匿名で作れるし。
そのうちコンテンツが溜まって来たらオープンにすればいいし。
方法はいくらでもある。
がんばれ。

ところで、今回、かさこさんはエントリー作品すべてに講評を
つけて下さいました。
これはすごいエネルギーのいる事です。

私も自分の教室をもっていたとき講評したので
分るけど、ほんとに大変な事です。
しかも塾生ではない私にも!
ありがとうございました。

かさこさんの私のマガジンへの講評です。
20151208_1
20151208_2
20151208_4
20151208_5

・良い点
自身の作品であるイラストや
絵画をうまく冊子にレイアウトし
4-5Pや6-7Pでは見開きを使って
迫力ある風に見せながら
他のページでは様々な作品を載せて
うまく自身の作品紹介集に
しているのが素晴らしい。
一方、2-3Pは文字量を増やして
自分の想いやツールを
しっかり紹介していること。
8-9Pのブログ文章抜粋ページも
イラストをうまく入れながらも
自身の想いをうまく
文章に託していて構成も見事。

・改善点
仕事に直結すべき11Pの部分が
デザイン的にも要素的にももうひと頑張り。
もう少し文字にめりはりをつけ
デザイン処理などして何ができるか
目に飛び込んでくるような
デザインにした方がいいと思います。

ということでした。
私の狙いをしっかり掴んで頂いて感謝です。
改善点を直して増刷し、これをこの数年のまとめとして
配って行きたいと思います。

さあ、ネットは見たり呪詛をバラまくだけの場所ではもったいない。
やりたいことがある、と思っている人はどんどんネットを活用して
発信して行った方が良いですよ。

「かさこ塾祭り」のご案内/私のマガジンもご覧頂けます

第一回セルフマガジン大賞にエントリーしました

で書いたように、明日のかさこ塾祭りで、
私のセルフマガジンもご覧頂けますので、
ご興味のある方は、是非手に取ってみて下さい。

場所は秋葉原の昔小学校だったところで
様々なイベントを提供している
「3331 Arts Chiyoda」

明日についてのかさこさんのブログ
無料で遊び倒す!12/13(日)「かさこ塾祭り」を10倍楽しむ方法!

さて、
かさこ塾はその様子をフェイスブックなどで見ているだけでも楽しそう。
見たことも会った事もない人がブログやフェイスブックでつながる様子は
ネット時代のひとつの成果をみるようです。

ネットは集合知です。
かなりの事がネットの検索でスキルも方法も知ることができる。
当然それだけでは足りないものが出て来るから
リアルに出て行ってさらに学ぶ。

プラス、言葉も出来れば、世界中が教材であり、マーケットです。

若い人、頑張ってほしいと思います。

才能があるかないかはやってみないと分らない。
無いと思ったら違う事を始めればいい。
でも、そういう道草って、とても個人的な体験だから
ネットでは分らないのね。

日本社会は失敗に寛容でないので
「恥ずかしい」と言った感情が先立つのは分るけど、
ま、他人様は、あなたが思っているほどあなたの事を気にしているわけではないので
結局「行動したもの勝ち」です。

社会情勢、特に政治情勢が酷いので
不安だとは思うけど、
密かに様々なことにトライして突破口を見つけてほしい。
不安でも、目の前の事をやっても同じ時間だけ過ぎるので。

若い人頑張って、とかさこ塾祭りにはエールを送りたいです。

ところで、
かさこ塾生でもない私が何故セルフマガジン大賞にエントリーしたのか、
というと、単純で、「締切りがないと頑張れないから」です。

いつかやろう、と思っている事は、
ほぼ思っている間には実現しない。

実現させるには、具体的な目標を設定させるのが一番早い。

人によっては自分の中で目標設定して
自分でクリアーする人もいるだろうけど、
多くの人は、必要性が目前にない場合、
グダグダ先延ばしにしがち。

私もその一人だということは自分でよく分かっているので、
私は、目的を実現するのに「他者の目」を、よく使わせてもらいます。

いついつまでにこれをやります、
とブログで宣言するとか、
個展の日時を決定して作品作りに拍車をかける、とか
他者の目線や締切りに、
自分を自分で追い込むわけです。

今年は結局、セルフマガジンを3回改訂して
今の形になりました。

モノをつくるとき、一回で何かを完璧な形にすることは
ほとんど無理。
下手なりに試行錯誤を重ねて作って行って
いろいろ言われて、改訂して行く。

いや、やっぱりやるからには最初からカッコいいものを作りたい、
と言っている人は、永遠に出来ない、と
「民衆を導く自由の女神」で有名な画家ドラクロワは
言っています。

「何事にも完璧を求める画家は、何一つ成し遂げられない」

311以降、制作を再開して、このブログも始めて、
とりあえず年内にそのまとめを一度しておきたいと思った時、
かさこ塾祭りの「第一回セルフマガジン大賞」は
ちょうど良い締切りでした。

来年からは新たな目標を立てて
やって行きたいこともあるので、
セルフマガジンで一区切りつけておきたかった。
そのチャンスを作って下さったかさこさんには感謝です。

関連記事……今年の初めにはこんな事を書いていました。
些細なことが完璧を作るが、完璧は些細なことではない

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20151208_4

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星ふるペーブメントの先の小さなギャラリーで

昨日銀座に行ったら、
こんな監視カメラみたいなのがあって、
なんだろう、と思った。
20151211

足元には……、
20151211_2

20151211_3

プロジェクターなのね。
イルミネーションも様々に工夫されているのですね。

シリア難民のこととか考えちゃうと
贅沢すぎるな、という感じは否めないけどね。

この星ふるペーブメントを歩いて行った先の画廊で
年上の知人、石尾たか司さんの個展が開かれていたので拝見。
20151211_ 4

私より一回り以上も年上なのに衰えない創作意欲。
私が美大を出たばかりの頃、
大学は違うのだけれど、
一緒に人物デッサンのグループで描いていました。

この独特の「赤いストローク」は
老舗のギャラリーGKで明日まで。
銀座の貸し画廊で一階にあるというのはアドバンテージです。

藤田嗣治の戦争画、やはり、今見ておきたい。

9月からやっている
「東京国立近代美術館 MOMATコレクション藤田嗣治、全所蔵作品展示」
ようやく見てきました。
20151210

13日までで、残り日数少ないですが、
行ってなくて、行きたい方はもちろん
「南京大虐殺なんてなかった」と言う人も是非行って見て下さい。

もともと近代美術館の常設は見応えがあり、
さらに2012年にリニューアルしてからパワーアップ。

今年は、「東京国立近代美術館 MOMATコレクション『誰がためにたたかう?』
に引き続き、藤田嗣治の戦争画を含む全所蔵作品の展示。

明らかに、時流を読んでの、近代美術館の企画に拍手を送りたい。

以前から近代美術館では、戦争画は藤田に限らず、宮本三郎など、
常に常設で展示していました。
しかし、どうしても、企画展のついでに見る、
という感が否めなかった。

そして見る側も、見てはいけないものを見るような
感覚が拭えなかった。

だから、はっきりと戦争画に焦点を当ててもらった事は
見る側としても『タブーにしなくていいんだ』感が生まれます。

戦争画14点、一挙に展示はさすがに圧巻です。
実は、これらは実質的には「所蔵」になっているけど
戦後アメリカに没収されたものを「永久貸与」という形で
日本に戻されたものです。

近代美術館のホームページには

 1920年代、パリで成功を収めた理由は何だったのか。なぜ日本に戻り、戦争画を制作したのか。戦後フランスに渡り、何を考えていたのか。藤田をめぐるさまざまな問いは、いまもわたしたちに未解決のまま残されています。

と書かれてあります。
私は、偶然にも311の前後に藤田についての本をまとめて読んでいて
その未解決の問いを考えてきました。

長い間、気になる存在でありながら、
日本との関係の複雑さから表立って研究されなかった藤田が、
この10年くらいで注目を集めています。

2006年には、元NHKのディレクター近藤史人氏が番組作りを通じて得た知見をもとに
藤田のまとまった伝記を出版。

2008年には、林洋子氏の「藤田嗣治 作品をひらく -旅・手仕事・日本」
<第30回サントリー学芸賞/第26回渋沢・クローデル賞ルイ・ヴィトンジャパン特別賞受賞作>
が出版され、一気に藤田ブームが到来しました。

小栗康平監督の映画も公開中です。
『FOUJITA』

戦争責任問題で日本を離れた藤田が注目を集めるのと歩みを同じくして
政権が9条を壊す法案を通すなど
時代の動きは一筋縄では行かない、と感じさせます。

今回の展示では、気鋭のキュレーター鈴木勝雄、蔵屋美香、
の両氏が作品解説をしています。
作品解説にしてはかなりキュレーターの見方を織り込んだものになっていて、
賛否両論あると思いますが、
藤田の存在の複雑さを考慮すると仕方ないのかな、
と思わせられました。

ただ、出来たら多くの人に、絵を見るだけではなく、
藤田の自伝や研究書も読んでほしいのです。

そして、一人一人が

藤田をめぐるさまざまな問いは、いまもわたしたちに未解決のまま残されています。

という未解決の問題を考える事が
あの戦争を「新たに」考えるきっかけになると思うのです。

  

ところで、
先日の上野の西洋美術館もそうだけど、
常設企画で所蔵作品を積極的に見せてもらうと、
安い入場料で充実感の味わえる展示になります。
(近代美術館も常設だけだと430円)

これはとても重要な事で、
ひとえに所蔵作品が増えて来ているからで、
美術館の努力に感謝したいと思います。

西洋美術館の所蔵はアジア屈指ということですし、
やはり戦後の日本の発展は、文化の点でも
日本を含めたアジアに貢献していたのだと
確信出来ます。

この視点からも、現政権の戦争へ加担していく姿勢は
非難されるべきです。
平和国家として築いて来た地位と
人類の文化に貢献して来た人々の努力を
ただひとつの政権で、壊してはなりません。

戦争法案を廃止にするために
来年の参議院選挙が重要です。

文化を守るためにも重要なポイントになるでしょう。
肝に命じたいです。