日別アーカイブ: 2015年11月2日

10歳以上のすべての人へ、数学が楽しくなる本「数の悪魔」をご紹介

最近読んだ10歳以上のすべての人が読める数学の案内書「数の悪魔」をご紹介します。

実は今日11月2日は、
コンピューター理論の基礎となった「ブール代数」を考案したイギリスの数学者、
ジョージ・ブールのお誕生日らしい。

生誕200年を記念してグーグルのトップになっています。
George Boole’s 200th Birthday Doodle

グーグルドゥードルについての説明は、↓のサイトが詳しいです。
世界のGoogleトップロゴ観察

この「数の悪魔」の帯には、数学者秋山仁先生の
「悪魔という天使があなたを数学のパラダイスに誘う!」
というキャッチが踊っています。

ところが、「数の悪魔」は実は数学者が書いた本ではないのです。
著書のハンス・マグヌス・エンツェンスベルガー氏は
戦後ドイツを代表する詩人であり作家であり批評家。

構成は、数学嫌いの男の子の夢に、夜な夜な「数学の悪魔」が登場し、
「1」の不思議や「0」について、
そして素数、フィナボッチ数列、無理数、多面体リング、トポロジー、
などの課題を十二夜に渡って講義するというもの。

「計算は電卓がすればいい」という悪魔が、
夢の中らしく、小さくなったり巨大になったりしながら
ヤシの実やうさぎを使って分りやすく説明してくれるのです。
画家のベルナーのかわいい絵も手伝って
相当数学苦手な人でも読んでしまえる楽しさがあると思います。

今回この本を読んだ私の感想は一言。
「数字、ってすごいなあ。誰が考えたんだろう」でした。
子どもみたいな感想ですが、
数字の不思議がいっぱい詰まっていて、
「数字」の存在自体に脱帽した、という感じ。

私も一応高校で三角関数などはやっているわけです。
そして数字が既にあることに疑いもせず計算していた。

しかし、この本読んで、「数字の存在自体が不思議で一杯」。
もしかすると人間の存在以前から数字ってあったんじゃないか、
たまたま人間が見つけたのかもしれない、
という思いにかられたくらい。

204ページに、多面体リングの平面図が載っていて
さっそくそれをコピーして作ってみたら、
10個のピラミッドが連なったリングが本当に出来ました!

FullSizeRender

お子さんのいる方は一緒に作ってみたらいかがでしょうか。
実はこれは挑戦して3個目。
最初はコツが分からず、最初からリングにしてしまって四苦八苦したのですが、
9個のピラミッドを作ってから最後に繋げて輪にすると上手く行きます。
くるくる回るし面白いですよ。
お試しあれ。

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