日別アーカイブ: 2013年6月5日

紫陽花だけではない梅雨時の花や実

梅雨と言えば「紫陽花」。
「紫陽花」が色づき始めると、
ああもう梅雨の季節ね、と思うくらい定番です。

しかし、この季節、気をつけて見ていると
様々な花が咲いたり実がなったりする季節でもあります。

今日は、ユスラウメとキンシバイのスケッチです。

ユスラウメ

ユスラウメ

キンシバイ

キンシバイ

キンシバイの花は巴(ともえ)状に重なりあうのが特徴です。
キンシバイに似た花にビヨウヤナギがあります。
もう少し葉が長く、花が反り返るように開平し、
多数の雄シベがつき、公園や駅の植え込みなどでよく見かけます。
どちらも中国が原産。

また、コデマリのピンク版と言ったおもむきのシモツケもこの時期。
花が細かいので、描くのが大変。
今年は描く時間が作れないかも……。

梅酒に使う青梅も6月の上旬だけ。
上のユスラウメはツヤツヤとしてサクランボを小さくしたような実で、
食べられますけど、実が小さくて食べ甲斐はないです。
アンズも今山吹色の実をつけています。

これから、サクランボや枇杷も出回りますね。
実りの秋、というけれど、この時期も楽しみがいっぱい。

蔓延るのであまり好まれないコヒルガオの薄いモモ色や
繁殖力旺盛のドクダミの白い十字の花も
少しあると、緑に映えてとてもキレイだし、
ムラサキツユクサの青紫や、ムラサキカタバミの赤紫色
も小さくて可愛いです。

桜がソメイヨシノばかりになってしまうのがつまらないのと同じで
梅雨も紫陽花ばかりではつまらない。
是非是非あちこち気にかけて歩いてみて下さい。

そうそう、雨上がりの朝は、
シダの緑色が特段にキレイです。
都会だと、イヌワラビをよく見かけます。
もし、銀色に光っているシダがあったら、それは
「ニシキシダ」というイヌワラビの一種です。

是非シダも気にかけてね。
日本はシダの宝庫。
梅雨は特にきれいです。

では。