カテゴリー別アーカイブ: 毎日を楽しく

今年の金柑ジャムのラベル/はちみつ漬けも作りました

かなり前に作っていたのですが、
アップするのを忘れていた今年の金柑ジャムのラベルです。

実は、検索でご訪問頂いてる方がいて
思い出しました。

今年はハチミツ漬けも作りました。
ラベルもハチミツ漬け仕様のものに。。

honery

ジャムは、去年は少し繊維が残って
舌触りがザラザラしたので、
今年はお砂糖で煮る前にミキサーにかけました。

夫も美味しい、という極上のジャムが出来ました。
実は、美味しくて朝のパンにたっぷり塗って食べていて
もうほとんど残っていないのですが。

ハチミツ漬けは、去年、梅のハチミツ漬けを作って
気に入ったので、金柑でもこしらえてみました。

先月金柑を収穫する時、既にヒヨドリにかなり食べられており
全部で600グラムくらいでした。

ヒヨドリは実のなるものには目がない。
現金なもので、我が家の庭に金柑の実がなる期間だけ
お出ましです。

ただ、今年は、下の猫があまり具合がよくなくて
去年の光景は見られなかったのが少し寂しいです。

去年の様子。
2015013

去年の金柑ジャムのラベルのデザイン。
20150202kumquatphoto

記事「手作りの恵みをいただく/金柑のジャム」

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ぬり絵をしてみませんか。桃の節句用に作りました。

明日は3月3日桃の節句。
というわけで、いま流行のおひな様のぬり絵を作りました。

ご自由にお使いください。

種類は下の二つ。
アイコンタイプと流し雛タイプ。
どちらもハガキ大になります。

色の付け方が分からない、という方は、
バナーのお雛様か末尾のサムネイルを参考にして下さいね。

下のPDFファイルからダウンロードして下さい。

ohinasama_Acard

nagasibina

お雛様

流し雛

バナー用流しびなと梅_tr
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4年後の2月29日をハッピーに迎えるために、いま私たちがやるべき事。

ほんと、4年なんてすぐ過ぎますからね。

それに、7月の参議院選の行方いかんでは、4年後はこの日本において、
ファシズム政権が完成している可能性もゼロではないですから。
もちろんそうしないために、参議院選挙、必ず投票行きましょう。
自民党改憲案は国民を臣民と言う名の奴隷にする改憲案ですから。
いえ、冗談でなく。

おまけにアメリカの大統領選の行方は混沌として来ました。
トランプが大統領になる可能性もゼロではないですから。
何しろ、アメリカ大統領は核のボタンを持つのです。

ほんと、
皆さんやりたい事やっておいた方が良いですよ。

それだけでない。
4年後をハッピーに迎えるために
しっかり政治とコミットして行った方が良いです。

脅かすわけではないですけど、原発の再稼動だって、
40年の老朽化した原発を動かしますからね。
きょう、緊急停止もあったみたいだし。

高浜原発4号機が緊急停止 再稼働直後、発電機トラブル

いやもう、何を考えているんだと。

追い打ちかけるようですけど、
上海の20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議では
中国ではなく、日本の円と金融政策懸念材料に取り上げられました。

日本が通貨の懸念材料に浮上、中国ではなく-G20 (1)

上海の20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議では中国の人民元が主要議題の1つになると予想されていた。しかし、主要国の一部の当局者から懸念材料として指摘されたのは、日本の円と金融政策だった。

政治がどうなろうと、社会がどう動こうが
「自分だけは生き残ってやる」と思っているそこのあなた。

元気なうちは良いです。
しかし、人間、想像もしない時に
病気をしないとも限らないし、
事故にあって寝たきりになるかもしれない。

社会が沈んでしまえば、そんな個人なんて弱いものです。

やはり、社会というコミュニティの底上げを図る事が
個人のセイフティネットを構築する事でもあるのです。
つまり政治です。

もっと政治に関わりましょう。
権利をきちんと主張して、人間としての尊厳を守りましょう。

お金さえあればなんとかなると思っているそこのあなた。

お金があっても自由が奪われたら、
お金を取り戻すことも出来ません。
これを「精神的自由の優位性」と言うのだそうです。
「表現の自由の優越的地位」と「二重の基準」

お金を守りたいと思ったら
まず、人間としての尊厳と表現の自由を守る。

実際これは、行動に移すのは、面倒です。
かなり面倒です。
デモに行ったり、非暴力でシットインしたり
ストライキに参加したり、反対に
ストライキで行くところにいけなかったり。

でも、個人の自由や尊厳というのは、
常に主張して守っていかないと簡単に奪われます。

4年後の閏年、とにかく今ある自由をキッチリ守っておけるように、
いま声を上げましょう。
デモに行きましょう。
政治の話しを普通にしましょう。

4年後をハッピーに迎えるために。

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今年もやります。あなたの描いたDoodleでお部屋を飾ろう。⑤「繰り返しを楽しむ」

二ヶ月近く間が空いてしまいましたが、
今年も、「あなたの絵であなたのお部屋を飾ろう」Doodleシリーズ、
しっかりすすめていきます。

今日のテーマは「繰り返しを楽しむ」です。

先日ご紹介したこの一枚を取り上げます。

20160113

今日のお題は、「町」。
写真の中の椿と金柑は庭のもの。町の写真はイタリアフィレンツェとシエナ
台紙は私のイラスト「僕の街,私の街」。

さて、
自然界にはひとつとして同じものはありませんが、
人間は、同じような家が建っている町を美しいと感じる事などからも
「繰り返しを好む」動物のようです。

つまり繰り返しは人工的な感じがするので、
人物の髪の毛や木々の葉っぱなど数があるものを描く時、
「自然さ」を出すのには、同じ形の繰り返しにならないように、要注意です。

しかし、訓練されていないと、髪の毛一本一本、
葉っぱを一枚一枚をかき分けるのは大変です。

ところが、Doodleが誰にでも描ける要因のひとつに、
この「繰り返しを気にしない」ということが上がられると思います。

自然に見せなくちゃ、カッコ良くしなくちゃ、
と思わなくても、ドンドン同じような丸や四角や線で埋めていって
構わないのです。

20160104_1

①上の「町」の字にS字型の「同じような線」を描き加えて行きます。
20160104_2

②渦巻き模様をたくさん描き込んで,少しずつ変化をもたせます。
20160104_3
渦巻きに,黒丸やらピンやら黒い刺がついているので
同じもののように見えませんが、
元は同じような渦巻きです。

③線と線の間の空間を、線で埋めます。
20160104_4
単に線を入れているだけですが、
方向を変える,カーブを加える、などで変化がつきます。

線だけで,これだけ有機的な感じになるのです。

④猫のヒゲのような放射方向への線を描き加えます。
20160104_5
線を波形にしたり、先に○を加えたりするだけで
猫のヒゲが新たな形に生まれます。

⑤隙間を市松模様や白黒の□や■、◇、♦で埋めます。
20160104_6

⑥同じように繰り返しで隙間を埋めていき、出来上がり。
20160104_7

どうでしょうか。
楽しい繰り返し模様で
あなたもDoodleを描いてみませんか?

Doodle関連記事
絵が得意でないという人でも、部屋に飾る絵を自分で描く簡単な方法
あなたの絵で、あなたのお部屋を飾ろう その②
あなたの絵で、あなたのお部屋を飾ろう その③ チャレンジした友人とのコラボ
あなたの絵で、あなたのお部屋を飾ろう その④ 小さな絵から始めよう

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手作りが生活だった頃。中国少数民族衣装展をふりかえる

昨年12月に開かれていた
アツコバルーさんの「中国少数民族衣装展」。
既にご紹介していますが、
あのとき実物の展示の邪魔になるので
撮影したスマホ写真をほとんど公開していませんでした。

纏めてあげておきます。

展覧会は、実物を見てほしいけれど、
あとから振り返る、というのも結構重要。
人間は忘れやすいですからね。

ということもあるけれど、こうやってサイトに上げておけば
自分が見たい時に見られる。
ということに最近気づいてしまったのです。
ほんと、iPhone様々。

さて、ため息がでるような刺繍と藍染め、プリーツの衣装ですが、
ミャオ族、イ族などの衣装はすべて手作りです。

ただ、手作りと言っても、
2、3週間で作るようなものではなく、
時には2年3年かけて作るものです。

女子はある程度手仕事が出来る年齢になると
少しずつ刺繍や縫い方を覚えて
何年か先の記念すべき日に備えて
少しずつ仕事をすすめていくようです。

それにしても、アイロンもないのに、
どうやってこの微細なプリーツを作ったのだろうというのが
私の一番の疑問でした。

20160110_1

↓そして上の写真のウエストの部分とボタンかがりの細工です。
ボタンをかける輪が左右少し高さを変えているところがすごい。
201601110_13

袖口は藍染め。絞り染めですね。
20160110_11

似たようなデザインだけれど少しプリーツ部分が短くコケティッシュで
ジャケットはぐっと民族的でマニッシュ。
20160110_2

↓「神は細部に宿る」という言葉が思い出されそうなジャケットのへム。
20160110_9

ジャケットが茶色く光っているのは
豚の血などを刷り込んで防水加工してあるらしい。
サテンのように光って、とてもモダン。

20160110_3
必ず腰のところで切り替えを作っているプリーツスカートは
ウエストではもたつかず、それでいて膝の辺りではしっかりと空間が確保されて動きやすい。
よく考えられています。

ベストとの組み合わせ。
渦巻き模様は世界共通のパターン。
これも刺繍。気が遠くなりそうです。
20160110_4

模様入のプリーツ。
布をはいでいるのでしょうね。
20160110-7

赤い裾が印象的。
20160110_5

最後に袖の写真を3枚あげておきます。
20160110_10

20160110_12

20160110_14

洗濯はどうするのか、ともおばさんは疑問に。
中国内陸部は乾燥しているのかもしれません。

本当にいいものを見せて頂いて、
写真まで撮らせて頂いて感謝です。

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やりたい事が沢山あるあなた、ひとつに絞らなくていいマルチポテンシャライトの時代がやってきました。

マルチポテンシャライト(MULTIPOTENTIALITE)、とはなんでしょう。

なんにでも興味を示して、何にでも挑戦して、
そこそここなせるようになると、すぐ違う事に興味を移す人。

MULTI 多い、多数の
POTENTIAL 可能な、潜在的な
ITE ‥の人
このみっつの言葉を組み合わせたものですね。

私たちは、こういうのはいけない。
専門をもって深めろ、と言われてきました。

で、わりと、そのなんにでも興味があって手を出したくなる、
というのは私もそうで、
ずっと肩身の狭い思いをしてきました。

なんか自分は出来損ないみたいな気がするのです。

絵を描いても、「イラストも描きます、日本画も描きます」
と言うと「何でも描くんですね」って揶揄気味に言われる。

あーでも、イラストレーターという「商業美術に特化した」職業が認知されるまで
日本画家は挿絵も描いたし、人によっては染色のデザインや
宝石のデザインまでした人がいました。
ま、確かに彼らは天才だったのかもしれないし、
彼らの時代は、こんなに絵を描く人がいなかった、こともあるのかもしれないけど。

でも、一人一技術、一人一画風、みたいになって来ると、
そればかり描くのは飽きるとでも言ようものなら、
深みが足りない、とか覚悟が足りない、とか言われる。

う〜ん、でもいろいろ描いていると楽しい。
あれも描けるこれも描けるって、とても楽しい。

そんなことを考えていたときに見た「TED」のエミリー・ワプニックのプレゼンです。
エミリー・ワプニック: 天職が見つからない人がいるのはどうしてでしょう?
日本語の字幕がついているし12分と短いので
ぜひリンク先を見に行ってほしいのですが、
少し要約しておきます。

彼女が言うには、
天職が見つからないのは、やりたい事がないからではない、
やりたい事が多すぎるからなのだ。

それはいけない事なのか?

彼女自身、作家でアーチストで、キャリアコーチです。

彼女は、ひとつの事に集中した人生は美化され、
人生をひとつの事に捧げていると、
褒められる。

しかし、このなんにでも興味を示す人、
マルチポテンシャライト(は彼女の造語ですが、)
には三つの強みがある、と言います。
①アイデアを組み合わせるチカラ
②物事を学ぶ速度が速い
③適応力がある

①はたくさんの引出しをもっているのだから
容易に想像がつきます。

意外なのが②です。
実は心が引かれて始めた事ならば、
途中でやめても、必ず何かの役に立つ。
以前の経験が、次の新しい事をやる上に役に立って
初心者であるにもかかわらず、上達が早い。

また、今の経済状況は変化が早いので、
③の適応力はとても大切な要素になる。

といういわけで、
マルチポテンシャライトは、
今の世の中に山ほどある複雑な問題を
多次元で取り組むとき相当な強みになる、
というわけです。

さらにこんなブログも読みました。
「モノ」ではなく「体験」を売る視点のエクスペリエンス・マーケティング(通称エクスマ)
のマーケティングコンサルタント藤村正宏さんのブログ。
テクノロジーの進化は数多くの仕事を消滅させている|仕事観を変えよう

この中で、藤村さんは、
テクノロジーの進化が仕事を消滅させる時代だから、
これからの仕事観、として、

今やっている仕事の他に、複数の得意分野を持つことが大事だと思う。
今やっている仕事も、もちろんスキルや能力を上げる。
さらに、他の分野、それは好きな分野。
歴史が好きだったら歴史。サッカーが好きだったらサッカー。
そういう分野を複数持つこと。
好きなことを追求すること。

そう、まさにマルチポテンシャライトのすすめなのです。

ブログを開設するとき必ず「テーマを絞れ」と言われます。
でも、私は絞れなかった。
あえて決めたテーマとすれば「私が興味を持った事」。

ただ、日記にする気は最初からありませんでした。
役に立たない情報のときでも「こういう世界もあるのだ」
という記事を書きたいと思っていました。

何故なら、絵と一緒に文章も上手くなりたかったから。
ちょっと面映い言い方をすれば、
ブログのマルチポテンシャライトをめざしていたわけね。

エミリー・ワプニックの話に戻ると、
もちろん彼女は、スペシャリストの存在は重要だと認めています。

しかし、マルチポテンシャライトは常に「スペシャリストになれ」
と言われ続ける。

しかしこれからは、スペシャリストが問題を深め
マルチポテンシャライトがそのプロジェクトに幅広い知識をもちこむ
というパートナーシップが大切だ、
とエミリー・ワプニックは結論つけます。

翻って何でも一色に染まりやすい日本社会にも
このマルチポテンシャライトが必要とされているような気がします。

移り気で、何でもかんでも手を出したがる、あなた。
あなたは、これからの時代、大きな役割を担うのです。

私は、それこそ色々中途半端で、
とてもじゃないけどマルチポテンシャライトとも自分を呼べないけど
でも、あれこれ平行してやっている事は、
どれもやりたい事ばかりだから、
時間作ってやっていこう、と改めて思った次第。

エミリー・ワプニックには勇気を貰いました。

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なお、住所が分かっている方には、本日最新バージョンをお送りしました。

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掃除機を買いに行って日本企業が心配になる

少し前の事なのですが、
我が家の幾つかの家電を買い替えなければならず、
電子レンジ、掃除機、洗濯機、などを新調しました。

その時、ちょっと感じた「日本企業ヤバくない?」
という消費者としての感想です。

電子レンジと洗濯機は日本のメーカーのものを買いましたが、
掃除機は、北欧のエレクトロラックスにしました。

掃除機は、コードレス、サイクロン型、もあり
かなり迷って、結局エレクトロラックスのパワフルな集塵袋のあるタイプにしました。
決め手は、そのパワフルさと集塵袋の交換だけでいい事、
そして15年耐用を謳っている事です。

ダイソンのサイクロン型も最後まで迷ったのですが、
やはり集塵袋を捨てれば良いという簡便さを選びました。

日本製は、パワーも機能も中途半端。
お店の人も勧めません。

で、コードレス型の掃除機も進化していて、
これもダイソンとエレクトロラックスに押されています。
もちろん日本製はあるけど。

ただ、コードレスは想像以上に重かったので、
キャニスター型のものにしました。

そして最後の決め手は耐用年数。
正直言って、この15年耐用を聞いたとき、
7年で買い替えを想定してる日本の家電製品は惨敗だと思いました。

電子レンジはどれもこれも機能が過剰な点にビックリでしたが
一部中国製があったものの、ほとんどが日本製なので
一番シンプルなものを買いました。

で、洗濯機。
これは家で使いだしてからイライラする事がしばしば。
一番腹が立つのが、動いている時にはストッパーがかかって、
蓋を自由に開けられない事。
これは本当に困るのは、洗濯機を手で洗えない事。
もちろん、お掃除ボタンはついているけど、
自分の目と手で確かめて掃除が出来ないのは非常に困る。
安全のためなのだろうけど、
全くユーザーフレンドリーではない、と思いました。

こういう過剰なセキュリティーは
消費者の安全を美旗に消費者を子ども扱いにし、
同時に自分たちの製造者責任を問われないための
エクスキューズ以外何ものでもない。

毎回毎回、蓋をストッパーにロックされるのは本当に不便。

こういう消費者への親切めいたお為ごかしって、
日本中に溢れていますよね。
電車の遅延のしつこいアナウンスもそうだし。

なんか心配になったのは、
日本企業の製品には、蓋ロックや
電子レンジのメニューのように微に入りさいにいるものはお得意なのに、
何となく作り手の情熱を感じない事。

ダイソンは色も形も機能もデザインも「掃除機を越える」意気込みが感じられたし
エレクトロラックスは、無骨だけど長持ち、そして強力パワーで家中きれいにしちゃうぞ
という意気込みが感じられた。

日本企業はルーチンワークを上手くこなしている感じ。
背後には「たかが掃除機」という思惑が見え隠れする。
掃除機にイノベーションなんて起こせっこないと
ハナから決めてかかっている感じ。
そんなんで、なんとか進化した掃除機を作ろうとしているメーカーに勝てるのかしら?

ガラパゴス化、って言うけど、一番のガラパゴス化はその精神ではないですか?

実は2008年に夫とイタリアに行ったとき、
既に携帯電話は日本製はほぼ使われておらず、
ほとんどがサムスンかモトローラだった。
結構私には衝撃だったので、忘れられません。

今週の週刊ダイヤモンドを見ると
車だけは日本は本当に強い。
トヨタとフォルクスワーゲンが世界のシェアの11%ずつ。
でもその車を日本人の若者は買えない状況になってきている。
自分が買えないものを人は一生懸命作るかな?
イノベーション起こそうと思うかしら?

遥か昔にSONYのウォークマンが出たとき、
あれは本当のイノベーションだった。
それまで部屋で聴くのが当たり前の音楽を持ち運べるようにしたのだから。
はたして、そんな
「もの作りニッポン」っていつまで維持出来るのでしょうか。

情熱を感じない日本の掃除機を見てすごく心配になったのです。